販売品について

音色について

本当に良い音とはなんでしょうか?
これは大変難しい質問です。ここでは聴く音ではなく、弾く際に自分が感じる音についてですが、これはすべての人々がご意見をお持ちだと思います。
つまりすべてのプレイヤーにとってそれぞれ良い音があるのです。当然、それは聞く音として、理想の音色を探すと言うことだと思います。また人によっては、色々な好みが同時に好きだということもあるでしょう。
弦楽器選びで難しいのは同じ条件ですべての楽器を比べられないところがあります。まず楽器を弾くときに、からだに接して構えます。そうなりますと、からだの大きさや体系、細かくは聴覚までさまざまな感じ方があります。また条件も、場所や気候、弦の種類、体調なのさまざまな要因が、結局は音に影響を及ぼします。そのなかで、楽器を選んでいくのです。

楽器販売をしていて感じるのは、腕前によって楽器の選び方が違う事です。
上級者は、個性があって表現力に優れているものを選ぶ傾向があり、初級者は、音が素直に出てくれて、出来なかった箇所が簡単に弾ける様になるような物を好みます。もちろん、価格帯によってレベル分けはされるので価格を言わなくとも、殆どの方がだいたい価格の高い順に弾きやすいと感じるようです。
自分の予算内で自分がほれ込んで選んだものは、やはりいい音色なのです。その中で人々は、「良い音だ!」「音が澄んでいる!」「パワーがある!」等々の表現でそれぞれ言い表します。つまり音色についてはその個性を選ぶ事になると思います。そうなると異性を選ぶ事と同様に『好み』に行き着くと思われます。

『良い音』とは、自分にとって心地のよいもので自分にあう物だと考えます。ストラディバリウス、デルジェス、ガダニーニ、…。名器はやはり名器です。本当に良い楽器です。初心者が弾いても素晴らしい音色がします。ただしとても一般的に手の出る価格では取り引きされておりません。では大金を用意出来ないと良い楽器は手に入らないのでしょうか?そう考えてしまうと、あまりにもつまらない結果になります。
ストラッドでは、最終的にはある程度の価格帯の商品については極端ですが、好みで選ぶべきと考えています。自分の惚れ込んだ音の出る楽器は、やはりなによりもまさる名器であります。
プレーヤーがそれを奏でる事で自分の好きな音が出せる、これはすばらしい事です。

有名な演奏家でも、それぞれの楽器を選択します。そして、やはり自分が一番いい音色を奏でていると信じているはずです。プレーヤーにとって自分に合う楽器に出合う事が音を語る上で一番重要な点であるはずです。