弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:ご存知の方いらっしゃいますか?
投稿者:ふぃどら− 投稿日時:2006/01/04 11:36 ---212.128.61
初めて書き込みさせて頂きます。
下記のラベルが貼られたヴァイオリンを所有しておりますが、素性や価値が判りません。ご存知の方はいらっしゃいますか?ご教授頂ければ幸いです。
PASQUALE GHISELLI
LIUTAIO
in Massa Lombarda fece 1970
黒線で縁取られた白地のラベルにゴシック体で印刷されており、1970のみ手書きです。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:ふぃどらー 投稿日時:2006/01/13 20:50 ---212.128.61
自分でもあれこれ調べて見ましたら、「楽器の辞典ヴァイオリン」(東京音楽社刊)の巻末付録「イタリアの現在のヴァイオリンメーカー」のリスト中にGHISELLI PASQUALE-Massalombarda(Ra)1924の記述を発見しましたが、これ以上詳しい情報は、いまだ見つかっておりません。
どなたかこの作者及び楽器に関する情報をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?
Q:
投稿者:b 投稿日時:2006/01/05 20:37 ---225.79.236
質問させてください。
ハイフェッツは裸のガット弦を使っていたと言う話を聞いたのですが、どうなのでしょう?
ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。
投稿者:Masa 投稿日時:2006/01/06 00:38 ---107.52.90
私が知っている範囲でお答えします。
ハイフェッツは裸のガット弦を使っていたかどうか知りませんが、ミルシュテインはA線のみ裸のガット弦を使っていたそうです。(レコードのジャケット見れば分かる)クライスラーも、アーロンローザンドも、弟子の吉田恭子も、たしか...
慣れるまで弾きにくいですが豊かな倍音、抜群のレスポンスは現代の弦にも劣りません。彼らのお気に入りだったのでしょう。
張力が低いのでオールドの楽器にはマッチングすると思います。
私もA線のみ裸のガット弦を張っています。(442HZで調弦しても切れません)
投稿者:b 投稿日時:2006/01/06 23:17 ---225.79.236
正直なところ吃驚です。
モダンでも裸のガット弦って使うんですね。
かなり驚いてます。いやぁ、とても面白いですねぇ!
有難う御座いました。
投稿者:b 投稿日時:2006/01/08 20:51 ---225.79.236
加えて質問させてください。
私は裸のガットといえばコルダしか知らないのですが、油による処理が必要だったりなかったり、というのを読んで手が出せないでいます(一度、裸のガットを味わってみたいです…モダンヴァイオリンですが)。
Masaさんは何か処理をしていらっしゃるのですか?
投稿者:Masa 投稿日時:2006/01/09 16:13 ---107.52.90
私はコルダを使っています。海外ではガット専門メーカーあるらしいのですが、よく知りません。ピラストロのコルダなら手に入りやすいです。
モダン楽器に張る場合、張力が弱いため十分楽器を振動させることが出来ないかもしれないので、E〜G線まで全てを一気に変えると音量に物足りなさを感じてしまいます。まずは、A線からがお勧めです。
例えばE線ゴールドブラカット0.26、A線コルダ、D線オリーブ、G線オリーブ
楽器にもよりますので、組み合わせを探すのも楽しいと思います。
オイル処理の件ですが弦を張り替える時に、オリーブ油またはベビーオイルをほんの少し、目薬1〜2滴ぐらいをティッシュに含ませてさっと弦になじませるだけでいいと思います。柔軟性が出ます。切れにくくなります。
しかし、やりすぎると指が滑りますし、弓の毛が引っかかりません。
楽器に張ってからはあまり気にしなくても大丈夫です。(3日〜4日で安定します)
ガット専用オイルも売っています、お店で聞いてみてください。
投稿者:b 投稿日時:2006/01/12 13:54 ---238.80.254
有難う御座います。
A線からですか。暇をみて試してみようと思います(いきなりだとやっぱり少し怖いので(汗
オイルは普通のオリーブ油でいいんですね。何かもっと面倒なことでもやらなきゃいけないのかと少し思ってました。これならやれそうです。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/01/13 10:30 ---223.116.48
以前、この掲示板で話題となり、私も書き込んだことがあるのですが、チェリストの鈴木秀美さんは、ガット弦をオリーブ・オイルでマリネにしているそうです。オリーブ・オイルにつけ込んだ後、キッチン・ペーパーで余分な油を拭き取って、チェロに張るのだそうです。油をちょこっとつけるのはドイツ流(だったかな?私の記憶が定かではありません。)、マリネにするのがイタリア流だと言われたとのことでした。
鈴木さん主催のガット・カフェ(昨年5月)に出たところ、「最近、インターネットで話題になっているようだから」と断った上で、進んで上記のような説明をしてくれました(自分の書き込みが読まれているのかなと思うと冷や汗の出る思いでした。これだけの説明で分かりにくければ、「ガット・カフェ」で過去ログを検索してみてください)。
私自身は、マリネを試したことはないのですが、ビオラの弦を近々オリーブ・オイルに漬け込んでみようと思っています(オイルと裸のガット弦はすでに用意しているので、後は漬け込むだけなのですが…)。
Q:弦の種類を教えてください!!
投稿者:藤原 投稿日時:2006/01/12 18:32 ---228.57.19
みたこと無い弦をはってある楽器がありました。
同じ弦が欲しいのですが、糸の色だけで判別出来ますでしょうか。
ちなみに、A線で
テールピース側が黄色×黒のしましまで
ペグ側が、赤×黒のしましまなんです。
他の弦は、テールピース側がそれぞれ色分けされているようです。
ご存知の方、よろしくお願いいたしますm( )m
投稿者:昴 投稿日時:2006/01/12 19:58 ---58.8.172
Obligato (オブリガート) ではないでしょうか?(あまり自信はありませんが・・。)
詳しくは↓をご覧になったほうが早いと思います。弦楽器サラサーテさんのHPです。http://www.sarasate.net/accessory/pirastro.html
投稿者:杏 投稿日時:2006/01/12 21:51 ---147.49.117
白川総業さんのHPにも弦の識別チャートが復活しています。
テールピース側が黄色と黒の縞はコレルリアリアンスですが、ペグ側は縞ではないです。他に黄色と黒の縞に見えるものとして、ラーセン(オレンジに紺)とヘリコア(明るいオレンジに青)がありますけど、どちらもペグ側は単色です。
ただ、弦の強さで、starkやweichの場合、ペグ側の色糸に黒とか青とか黄色をリング状に巻いているメーカーはあるので、それが縞に見えたのかも。アリアンスはリング状に色を変えていたと思うのですが、、確認できませんでした。
Q:ヴァイオリンのポスターはどこで購入できるのでしょうか?
投稿者:ソフィア 投稿日時:2006/01/10 01:20 ---192.32.234
よく楽器店などに貼ってあるヴァイオリンのポスター(Stradivariなど)はどこで購入できるのでしょうか?ネットで探してみたのですが意外と見つからず、ここへたどりつきました。よろしくお願い致します。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/01/10 23:48 ---106.57.33
印刷物ですから、いろいろなところで売られていると思いますが、楽器屋でたまに見ますね。少なくとも、銀座・山野楽器(東京)で見た記憶があります。恒常的なものではないようですが。実際に貼ってある楽器店で聞いてみるのが早道だと思います。
私は、The Orpheus Music Shop から購入したことがあります。The Stard(弦楽器のための月刊誌)等を出している会社です。http://www.thestrad.com/OrpheusMusicShop/
ただ、私の場合は、ここに直接申し込んだのではなく、別の販売店だったように記憶していますので、調べて分かるようなら改めてお知らせします。そのときのInnvoice を見ると、1枚5.71ポンドとなっており、何枚かまとめると送料がただだったように思います。ただ、ポスターの端が傷んだものが何枚かあり、ちょっとガッカリした記憶もあります。
なお、The Strad は定期購読をすると、年間2枚のポスターがおまけで付いてきます。雑誌と共に送られてくるので、しっかり折り畳まれており、美しさには欠けますが、このポスターを貼っている楽器店も知っています。
中途半端な情報ですが、少しでもご参考になれば。
投稿者:たこちゅう 投稿日時:2006/01/11 08:34 ---187.167.67
http://www.chaconne.info/
毎年大きなポスター(バイオリンの写真付き)型のカレンダーを作っています。店先においてあります。上のアドレスを開けて、最寄の店に連絡してみてください。
投稿者:みおん 投稿日時:2006/01/11 10:49 ---186.18.14
http://nihonartplaza.co.jp/
ストラディヴァリを撮影されている写真家の横山さんのサイトでポスターや本を販売しています。
ポストカードは何回か買いました。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/01/12 02:32 ---106.39.77
私が購入したのは、ここだったように思います。
http://secure.venus.co.uk/orpheususa/posters.html
英国のサイトのようですが、ドル建てになっているところは、少し変わったのかもしれません。
何枚かまとめて買うと送料が無料というのは、私の記憶違いのようで、送料はもともと無料(代金に含まれているというべきか)、4枚買うと25%引きということだったようです。調べてみたら、ビオラのポスターばかり8枚も買っていました。
ちなみに、書籍もここで購入したことがあります。本の方は、傷みのない美しいものが届きました。
投稿者:そふぃあ 投稿日時:2006/01/12 14:56 ---192.32.234
みなさん ご親切にありがとうございます!!
さっそくご指摘のアドレスで見に行ってきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Q:ヴァイオリンの音について
投稿者:chippy 投稿日時:2006/01/10 01:34 ---81.3.170
はじめまして。pippyと申します。私のヴァイオリンのA線がワレた音(木の割れということではなく)がします。どういった原因が考えられるでしょうか。耳障りがして練習が長続きしません。よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2006/01/11 16:33 ---192.34.175
こんにちは、
これは楽器を実際に診断してみないとなんとも言えませんが
可能性としては、弦の劣化、板のはがれ、金属の緩み、前駒の溝など色々考えられます。一度専門家に見てもらうことをお勧めいたします。それでは!
Q:Jean Baptiste Vuillaume a Parisのラベル
投稿者:チャペル 投稿日時:2006/01/10 22:13 ---252.213.177
はじめまして。数ヶ月前、イギリスでフルサイズの中古バイオリンを購入しました。小学生の子供のはじめてのフルサイズなので数十万円程度のものでした。ただ、素人なので、楽器の素性がもし分れば知りたいと思い質問しました。
ラベルには上段にJean Baptiste Vuillaume a Parisとあり、下段には3. rue Demours-Ternesと住所らしきものが書いてあり、その横に2重丸にBVというトレードマークらしきものがついています。購入時にお店からはフランス製でca.1890とは聞きましたが、顔は綺麗で、状態は問題ありません。
これはフランスの量産品なのでしょうか。古いからといって特段の付加価値がある、出てくる類の楽器ではないのでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/01/11 02:07 ---6.35.169
Jean Baptiste Vuillaume(ヴィヨーム)は、1798年生まれです。
ヴァイオリン史の中でも非常に重要な人物で、楽器製作者、兼楽器工房経営者、兼ディーラーでした。
Jean Baptiste Vuillaumeの楽器は本人作は1000万円は下らず、工房製の入門用楽器でも現在は100万程度するようです。
そのラベルが貼られた楽器はよく目にします。ストラディヴァリウスほどではありませんが、後世の人がよく使用するラベルの一つです。また、裏板のネック側にVuillaume a Parisと彫り込みがされた古い量産楽器もよく見かけます。
ということで、ラベルは飾りのようなものと考えると、その楽器の材質・作り・状態がどうであるかで、その楽器の価値は決まります。ですので、見る目のある人が現物を見ないと、何も判断はできないと思います。
100才以上のフランスの楽器で、材質・作り・状態がよいものであれば、きっと音量もあり、しっかり鳴ってくれると思いますので、お子様が上達しその楽器の音では満足できなくなるまで、大事に使われてはいかがでしょうか。
Q:私の弓は?
投稿者:アマオケちゃん 投稿日時:2005/12/27 22:22 ---146.94.229
いろいろ調べてみたのですがわからないので、どなたか知っておられる方がいらっしゃったら教えてください!
昨年清水の舞台から飛び降りて、ヴァイオリンの弓を購入したのですが、BILL HALSEY(ビル ハルシー)という制作者のものでした。自分の楽器との相性がとてもよくて弾きやすくて大変満足していて、作った方のことをちゃんと知りたいのですが、インターネットでも引っかかってこなくて・・・どこの国の人でとか、なんでも結構ですのでよろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/12/27 22:52 ---6.34.250
ネット検索してみると、下記に名前がありました。なんとなくアメリカの人っぽいですね。
http://www.blinkymoonboys.com/Tim.html
http://www.jbabows.com/page21.html
日本語のページにはありませんが、英語のページにはもっとあるかもしれません。
高価なものであれば、基本は購入元に教えてもらうべきことだと思います。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2005/12/28 11:12 ---25.150.62
アメリカの人です。VSAでも何回か金賞とってますよ。審査員をしたりもしてるんじゃないかな?たしかミシガン州の人だったとおもうけど、今はニューイングランド地方に住んでるはず。値段は銀線巻で3000~3500ドルくらいかな。
投稿者:アマオケちゃん 投稿日時:2006/01/06 23:29 ---146.94.232
弦喜さん、スチールラヴァーさん、お返事ありがとうございました。
少し特異な経緯で購入した関係で購入元に聞くことができなかったもので・・。
ところで初歩的な質問で申し訳ございませんが、「VSA」ってなんですか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/01/07 00:26 ---6.34.113
>「VSA」ってなんですか?
http://www.vsa.to/
ここでのCompetitionを直接指す場合が多いのではないでしょうか。
投稿者:よが 投稿日時:2006/01/07 10:09 ---109.222.101
こんにちは. 横からすいません.
VSA の Competitions -> Past winners のページに D. William Halsey という方は何度か出てくるのですが、Bill さんとはどういう関係なのでしょうか?
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/01/07 16:38 ---223.116.48
William の略称(愛称)が Bill ですね。この場合に当てはまっているのかどうかは、申し訳ありませんが分かりかねますが。
投稿者:スチールラバー 投稿日時:2006/01/07 19:35 ---25.150.62
同一人物です。弓の刻印はBillになってます。グロッグで隠れてる棹のとこにシリアルナンバーもあるはず。
それにしても上のリンクのThe Oberlin Bowmakers Workshopの写真、そうそうたるメンバーですね。
投稿者:よが 投稿日時:2006/01/08 00:06 ---250.9.158
なるほど,愛称ですか. 勉強になりました.
有難うございます.
投稿者:アマオケちゃん 投稿日時:2006/01/10 22:05 ---27.127.87
皆様いろいろありがとうございました。
おかげさまで自分の弓をもっと好きになれそうです。
Q:ベルゴンツィ
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/01/08 23:06 ---225.79.236
何度か質問させていただいているので大変恐縮なのですが、質問させていただきたく思います。
ヴァイオリン製作者の関係についてなのですが、カルロ・ベルゴンツィと今のリカルド・ベルゴンツィは関係が有るのでしょうか?また、楽器の特徴なども教えていただけると幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/01/09 11:34 ---6.34.82
下記の本に、本人から聞いたとしてそれに関する短い記載があります。
魔性の楽器「ヴァイオリン万華鏡」 長峯五幸 著
イタリアのコンテンポラリ製作者に関する紹介が、結構まとまって記載されているので、興味があるようでしたら、一冊お求めになってはいかがでしょう。
私は書店で買いましたが、ヤフオクのヴァイオリンカテゴリーでもよく見かけますし、amazon.co,jp、著者のヴァイオリンショップからも購入できるのではないでしょうか。最近Part2が出版されていますが、上記記載は最初に出版された方にありますので間違えないようにしてください。
リカルド・ベルゴンツィがカルロのスタイルを踏襲しているわけではありませんので、リカルド・ベルゴンツィの作風については、クレモナの楽器の写真集や、専門書、ネット検索などにて本人の作品の写真をいくつか探して判断してください。
東京の楽器店などでは、販売・展示もされているでしょう。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/01/09 20:54 ---238.80.254
有難う御座います。今度本屋で観てみようと思います。
血筋の関係が有るのかどうかと言うところに少し疑問が有ったのでお聞きしたので、カルロ・ベルゴンツィの楽器も特に知っているわけではなく(本で1つ見ただけです)、スタイルはさほど解らないのですが(リカルドにしてもガルネリモデルを一つしか知らないので…)、作風についても少し調べてみようと思います。
有難う御座いました。
Q:楽器の数えかた
投稿者:ひでお 投稿日時:2006/01/05 13:13 ---166.183.96
本当に基本的な質問で大変恐縮なのです。
ヴァイオリンやチェロなど弦楽器を数えるときは、どう数えるのが正しいのでしょうか?
これまで私はヴァイオリン1棹(サオ)と思っていたのですが
これで宜しいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
投稿者:ひでお 投稿日時:2006/01/05 13:15 ---166.183.96
「恐縮なのです」=「恐縮です」。
書き間違えました。
投稿者:b 投稿日時:2006/01/05 19:45 ---225.79.236
「丁」で数えてました。一丁、二丁…間違ってるかな?(汗
…なにぶん考えたことないし、そういう話をしたことが無いので、私の勝手な思い込みです。
要するに私も良く解りません。同じく、教えていただきたく思います(汗…便乗させてくださいな
投稿者:ダンキチ 投稿日時:2006/01/05 20:06 ---2.10.217
三味線が一挺(てい)・一丁(ちょう)、一棹(竿・さお)ですので、バイオリンもこれと同じになるはずです。
ですのでひでおさんもbさんもあってらっしゃいますよ。
よく使われる「台」は正確には間違いのようです。
ちなみに私は「挺」で数えています。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/01/06 11:34 ---83.39.162
ヴァイオリン、ヴィオラは、「丁」で数えますが
コントラバスとなると「台」と言いたくなりますね。
チェロは微妙ですが、「台」と言うことが多いかな?
・・・・というのは自分を振り返っての話です。何の根拠もありませんが、「皆さんこう言ってます」の統計データ(の1点)として。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/01/06 14:50 ---106.55.186
私も自信がないので、話題に参入させてください。
活字では「挺」というのをよく目にしますが、私は「本(ほん)」で数えていました。友人と話していても、おかしいと言われた記憶がありませんし、少なくとも私の周りではこれで通用しているのかもしれません。日本語の使い方がおかしいのでしょうか?
投稿者:ダンキチ 投稿日時:2006/01/06 18:30 ---2.10.217
バロバロさま
バイオリンの各部名称には三味線からの流用がとても多いです。例えばペグボックスを糸倉と呼んだりテールピースを緒どめ板と呼んだり(三味線にこの板はありませんので音緒もしくは根緒といいますが)上ナットを上駒と呼んだりするのはこのためです(「うえごま」という方がたまにいらっしゃいますが、「かみごま」と読むのが正しいです。
また、ブリッジを訳せば「橋」になるはずですが、「駒」と呼ぶのも三味線に従ったからです。
ちなみに今では大分言わなくなりましたが、古いバイオリンやチェロの教習本を見ると糸倉からスクロールを天神と書かれているものもあります。
それに日本古来の擦弦楽器である胡弓(中国の二胡とは何の関係もありません)の各部名称もやはり基本的には三味線と同じです。
ですから西洋の擦弦楽器であるバイオリンも日本においては三味線に従うのが日本語としては最も適当だと思います。
話が少し複雑になってしまうかもしれないのですが、日本では弓を「一張り、二張り・・・」で数えます。
弦の張っているものも同様で、「一張り、二張り・・・」となりますので琴も三味線もバイオリンも「張り」になるのですが、現在では琴は「面」三味線は「一挺・一丁、一棹」に統一されている感があります。(提灯や行灯や傘などの、紙や布を張ったものも「張り」で数えます)
バロバロさんのお書き込みに「日本語の使い方がおかしいのでしょうか?」とありましたが、失礼を承知の上で率直に申し上げれば、厳密に言えばおかしいと思います。
ただし、もともとは「張り」だった単位が「面」や「一挺・一丁、一棹」に変化しているように、変化していっているのもまた事実です。
「本」は細長いもの、もしくは反復する行為に使われる単位です(竿は「竿」、刀は「振り」などの例外も多数ありますが)ので、バイオリンの形状に「細長さ」を感じてらっしゃれば間違いではないのかもしれません。
投稿者:ぽち 投稿日時:2006/01/06 23:43 ---211.139.95
数年前の映画で、「ミュージック オブ ハート」というメリル・ストリープ主演の映画がありました。
アメリカの貧民街の小学校に赴任した先生(メリル)が、課外授業で、ヴァイオリンの「ヴァ」の字も知らない子供達に一からヴァイオリンを教えて、最後にはカーネギーホールでリサイタルしちゃう映画です。
その映画の宣伝文句では、
「30挺のヴァイオリンが奏でる愛の歌〜なんとかかんとか・・・(あと忘れました。すみません)」
あ・・ヴァイオリンは「挺」で数えるんだ・・・てこの時思ったのを思い出しました。
だから「挺」でもいいのかな・・・と思いました。
これは自分の自論なので、信憑性に欠けると思いますが・・
投稿者:The merry fiddler 投稿日時:2006/01/07 09:46 ---2.194.179
日本で最も権威のある「数え方の辞典」(小学館)によると、バイオリンの数え方は、「挺(丁)、本、つ」です。「二つのバイオリンのための協奏曲」など。「本」と言っておけば間違いないです。
投稿者:ひでお 投稿日時:2006/01/08 22:39 ---35.44.170
みなさま、多くのご意見ありがとうございした。
私も、日常会話の中では「本」を使っておりました。例えばコンサートへ行った時に、チェロが6プルトいたら「今日はチェロ
12本で、いつもより多いね」というような感じです。
ただ文章に書くときには、「本」でいいのか?と疑問に思っておりました。
ここで書き込みをしたあと、自分でもいろいろ調べてみました。
楽器屋さんの広告では「楽器 200本以上常時在庫」というように「挺」ではなく、すべての楽器屋さんがヴァイオリン、チェロ、コントラバスに「本」を使っていました。
ヴァイオリンやチェロの「ネック」の部分を日本語では「棹」と呼びます。弦楽器も楽器本体ではなく、きっとネックの形状から「本」という数え方をするのでしょうね。
Q:十万前後で
投稿者:フルクン 投稿日時:2006/01/11 16:32 ---7.186.248
現在、バイオリンを始めて2ヶ月の初心者です。
ネットで購入した1万のバイオリンで教室に通ってますが
先生にお勧めのバイオリンをたずねるとフィドラーが最初から
よく鳴るし十万ほどで買えると言われました。
ただ私の中ではピグマリウスやレジン、カルロ・ジョルダーノ等
が気になり迷っています。
自分で弾き比べるのがいいとは思うのですが、近所の楽器店にはフィドラーしかなく木目がいまいちで自分では見た目で決めてしまいそうです。
お勧めのメーカーや、格メーカーの特性などアドバイス頂けたら
幸いです。
よろしくお願いします。
投稿者:へちま 投稿日時:2006/01/11 18:11 ---189.79.51
カルロ・ジョルダーノを弾いた時、よく鳴るなと思いました。
同じ価格帯の中ではダントツでした。(確かセットで10万もしなかったと思います。)
個人的には、カールヘフナーがお勧めです。
こちらの理由も上記と同じです。
いくら量生産と言えども一台一台の音・木目とも異なると思うので、可能ならば何台か用意してもらい、弾き比べをしてみると良いと思います。
点検基準をクリアしてきた楽器が店頭に並んでいますが、やはり当たり・はずれの差は大きいのではないでしょうか…。
また、中古品を狙うと言う手もあると思います。傷等が気にならなければお得でしょう。
しかし、全てが良いものと言うわけでもありません。
まだ初めて二ヶ月なら、もう少し待ってみてもいいのではないでしょうか?
安い買い物ではないと思うので…
投稿者:フルクン 投稿日時:2006/01/12 16:23 ---7.186.248
へちまさん、ありがとうございます。
バイオリンのサイトでカルロ・ジョルダーノは
木目もきれいで値段も手頃で気になってました。
あと、どなたかピグマリウスとレジン、使われてる方
詳細をご存知の方、情報お待ちしてます。
投稿者:杏 投稿日時:2006/01/12 22:05 ---147.49.117
ピグマリウスの一番安いのは持っています。数台見せてもらいましたが、どれも音色の傾向も色も木目も違いました。
で、つくりもかなり違うんですよねー。私のは上駒と指板の接合面が雑です。きれいに作ってあるものもあるし、板の端に節があったりするものもあります。が、全体的には、普通に使って使用に耐える楽器だと判断して購入しました。私は見てくれはまったく気にしないので。
音色については、ほとんどが明るく、良く響く楽器です。軽いですし、鳴りやすい。でも、新品楽器が鳴り易い、という点で、板薄目じゃないか、という不安はあります。弾きこんで、育つだろうという手応えは感じません。
明るい音が好きで、部屋の中での反響が気にならないのであれば、初心者さんに使いやすい楽器だと思います。アマオケで弾いても、別に問題にはならなかったです。
でも、今の楽器がまったくどしようもないモノでない限り、自分である程度弾けるようになってから、がいいですよ。最終的には先生に選んでもらうにしても、自分の耳元でどう聞こえるかは大事ですし、自分が弾いて、本当に気に入った楽器を手にするのは大きな喜びです。このあと何年も一緒に過ごす大事なパートナーですから、ちょっと足を伸ばして大きな楽器店を回って、いろいろひき比べるくらいの手間は掛けた方が満足感が違うと思います。
投稿者:ハル2005 投稿日時:2006/01/13 09:34 ---26.155.19
私のような数年しか経験のないものが書き込むのも、失礼かもしれませんが、カルロ・ジョルダーノのチェロの上位機種を持っています。他にもう一つ同社のチェロと、バイオリンをお借りしたことがありますが、どれも価格からは信じられない響きでした。
ただ、個体に差があり、作りは雑なところもあって、購入したところで、無料で少し直していただきました。今はとても満足しています。
できればそういうケアをしていただけるところから買われる事をおすすめします。
投稿者:フルクン 投稿日時:2006/01/14 00:03 ---7.186.248
杏さん、ハル2005さん、お答え頂きありがとうございます。
ご意見を参考にしたいと思います。
やはり自分の耳で気に入った物を手に入れたいので
もう少しレッスンしてみて、それから決めたいと思います。
バイオリンを選ぶのも難しいですね。