Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:5弦ビオラのテールピース
投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/24 11:31  ---223.116.9

5弦のビオラを持っているのですが、テールピースが4弦用のものを加工したもののようであり、弦が直線的に張れていません。5弦用のテールピースに変えたいのですが、5弦用のテールピースを置いているバイオリン店があれば、お教えいただけないでしょうか? 

一般的なものではないので、特注生産になってしまうのであれば、注文に応じてもらえるところをお教えいただければ助かります。

よろしくお願いします。

Q:クレモナの女性製作者
投稿者:Yanagi     投稿日時:2005/02/20 22:07  ---0.33.91

最近”クレモナの巨匠の夫人”が製作した楽器がよく売られていますね。
今、Fabrizio Portantiの夫人であるSimona Ferrariのチェロを購入しようかと検討中なのですが、彼女は製作学校とかでているんでしょうか。それとも夫の手ほどきを受けて、ということでしょうかね、、、
それなりの値段150‐200万くらいするので気になりました。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/20 23:23  ---11.81.240

その作者の旦那様の楽器と弾き比べをしてみればよいのでは?

投稿者:ちぇろちぇろ     投稿日時:2005/02/21 00:41  ---221.84.132

私は彼女のチェロを使用しています。
とても気に入っています。
ご主人のことは購入後に知りました。
弾いてみて自分が良いと思ったらそれで良いのではと思いますが。

投稿者:Yanagi     投稿日時:2005/02/22 00:33  ---0.33.91

そうですね。今日、彼女の作品を弾いてみました。ややつくりが重かった気がしますが、低音高音の響きがとてもよかったです。

それにしても、最近女性製作者の楽器が多いですね。女性の巨匠がでる日も近いのでしょうか、、、

投稿者:奔     投稿日時:2005/02/23 22:05  ---11.81.240

なかなかイメージって先行しちゃいますけど、
楽器の音と健康状態について十分な知識を持って、
作者の名前に左右されずに楽器を選べれば良いですよね。

難しいから信頼できる楽器屋さんが必要なのかも知れませんが。

投稿者:Yanagi     投稿日時:2005/02/24 01:16  ---0.33.91

ネットの情報で、御茶ノ水と横浜のある店に一本ずつ彼女のチェロがあったので、結局どちらも弾いてみました。残念ながら彼女の夫のチェロは見つかりませんでしたが。

前者の店は”クレモナ産”というだけで高価格をつけているのがみえみえで、後者と明らかな価格差がありました。楽器のバランス的には同格、あるいは後者の方が上と感じたので結局、私は後者の方を選びました。

”名前・価格に捉われず、良いものを選ぶ”というのも、やはり公正な価格で取引できる市場があってこそです。信頼できる楽器屋を見つけるのは、なかなか難しいですね、、、、

Q:WARCHAL ?
投稿者:ひろた     投稿日時:2005/01/28 22:02  ---37.48.161

ストラドさんで最近取り扱いを始められたWARCHALという弦、わたくしの勉強不足のため聞いたことがない弦なのですが、他の良く知られた弦と比べると、音の特徴、良い音の持続期間、は如何なものでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/01/31 12:47  ---144.180.196

いらっしゃいませ、WARCHALですが、スロバキアの新しい弦ですが、ヴァイオリン奏者が開発しているというのが大きな特徴ですね。

以下カタログから抜粋いたします
全世界からのエキスパートを集めWARCHAL研究所を設立、最高品質のストリングを確立しました。
特徴
WARCHALのKARNEOL , AMETYST , NEFRITは、最高品質のハンドメイドストリングです。どんなViolin本体の特性にも合うよう作られており、3つのセットの内1つが必ず完璧に調和します。
WARCHAL Stringは、高品質のガットに等しい合成ファイバーとシルバー,特殊合金で作られています。湿度、温度の変化に影響されないように設定されているので、完璧なチューニングが保たれます。

名演奏家Ivan Zenatyは、上Giuseppe Guarneri del Gesuにより1743年に製作された名器“Prince of Orange”にWARCHAL“ametyst”stringsを取り合わせ演奏活動をしています。

とカタログにあります。私も近いうちに使う予定でいます。
高級弦の割には値段が安いのが非常にいいですね。

WARCHAL Stringの正式ページは以下のページになります。それでは!
http://www.warchal.com/

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/01 12:03  ---36.100.160

WARCHAL試してみました。
とりあえず一番低価格なNEFRIT(ネフリット)の感想です。

正直お値段がお値段なので、あまり期待していなかったのですが、ビックリしました。
今までの低価格弦をはるかに超えるクオリティーを感じました。
やさしく明るい感じです。非常に押さえやすく、弾きやすいと感じました。

プロのソリストが使うのには物足りないと感じるかもしれませんが、初心者〜中級者まで満足できる可能性があると思います。もちろん楽器との相性や、個人の好みによっては違う感想になると思います。他の種類も使ったらお知らせします。それでは!

投稿者:新し物好き     投稿日時:2005/02/02 20:39  ---109.81.41

どもども初めまして。さて、WARCHALという弦が出たとのことですが、WARCHALは何と読むのでしょうか?値段が安過ぎてビックリしてますが、ストラッド店員様のご感想を楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/03 16:56  ---36.103.42

こんにちは、新し物好きさん。

WARCHALの読みですが、ワーチャルもしくはワルチャルどちらでもいいようです。
日本の関係者は私を含めてみなさん「ワーチャル」と呼んでいます。
やっぱり発音しやすいからだと思います。それでは!

投稿者:新しい物好き     投稿日時:2005/02/07 20:51  ---109.80.68

こんばんは。WARCHALは、ワーチャルでもワルチャルでもいいんですね。さて、貴店の通販で購入したWARCHALのkarneolについてですが、弦の先端の部分(ペグに巻きつける部分)に、非常に細い針金が巻きつけられてます。これは、滑り止めのためなのでしょうけど、これをペグに巻きつけたときに、ペグが傷つかないかどうかを懸念しております。(愛器のペグが傷だらけになると、ちょっとかわいそうなので・・・)
ちなみに、私の楽器のペグは、本黒檀に比べると少し柔らかいと言われる本柘植(ボックスウッド)のペグです。
ストラッド店員様が試されたNEFRITにも弦の先端に細い針金が巻きつけられてるかと思いますが、糸巻きにキズはついてませんでしょうか?こういう滑り止め?加工がされている弦を張るのは初めてなので、質問させていただきました。よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/08 14:30  ---36.100.244

こんにちは、新し物好きさん。
私のヴァイオリンに関しては特に傷などは付きませんでした。

WARCHALレビュー第2弾ですが、今回はAMETYSTを張ってみました。
前回のNEFRITは、やさしく明るいイメージが強かったのですが、こちらは非常に標準的な弦だと感じました。使用感などはドミナントに近く感じます。私の使用ヴァイオリン(かなり古い枯れたヴァイオリンですが)ではNEFRITより音量は明らかに大きいです。
以上感想でした。それでは!

投稿者:新しい物好き     投稿日時:2005/02/08 18:22  ---109.80.211

ストラッド店員様へ。お返事ありがとうございます。ペグは傷ついてないようですが、ペグボックスの中は傷ついてないでしょうか?私の楽器のペグボックスは、綺麗にニスが塗られている(ペグボックスの中が艶々している)タイプなので、弦に巻かれた細い針金が「ヤスリ」のようにニスを削ってしまわないか懸念してます。
WARCHALのホームページによると、ソリストがAMETYSTをコンサートで使っているようですね。さて、そのAMETYSTですが、弦を張ってから音程が安定するまでの時間はドミナントと比べていかがでしょうか?すぐに安定しますでしょうか?ドミナントだと毎日2時間くらい弾いても、安定するまでに2〜3日かかりますよね。
定演に出る前に張りかえるかどうかの参考としたいので、教えていただけると助かります。よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/09 11:20  ---147.165.225

いらっしゃいませ、

細い針金ですが、最初の巻き始めの5.6センチなので、ペグ内部に当たることはあまりあたらないと思います。私が現在試している楽器もその部分はペグ内部の接触はありません。ただ、もしあたってしまった場合は100%傷が付かないと言う事は言い切れないと思います。もし気になるようでしたらご使用は控えてください。
無使用であれば、返品にも応じますので、メールにてご連絡下さい。

音程の安定ですが、あまり気にしなかったのと、ペグが緩めの楽器を使っている為
昨日は、一度調弦し直しました。それがペグのせいなのか弦のせいなのか今となっては解りませんが、昨日一度合わせて今朝は、殆ど音程が狂っていなかったので少なくとも2日経てば安定するといえると思います。それでは!

投稿者:新しい物好き     投稿日時:2005/02/09 19:44  ---109.81.226

ストラッド店員様、お返事ありがとうございます。弦を張るときは、私は(巻く回数を減らすため)弦の先端を2〜3センチほど切ってから巻いているので、ペグ「ボックス」の内部に針金は当たらなそうだということに気づきました。2日ほどで安定するようなので、2週間後の定演に向けて近日中に試してみます。それでは。

投稿者:新しい物好き     投稿日時:2005/02/14 20:38  ---109.80.83

WARCHALのkarneolを張ってみたところ、すんごく良くて感動しました。音が滑らかで丸みを帯びていて響きが豊かです。弦の先端のすべり止めの針金ですが、私は針金の巻いてある部分を3〜4センチカットして張りました。こうすれば針金でペグやペグボックスがキズつく可能性をゼロにできます。何の変哲も無いプレーンなE線ですが予想以上にいい音が出ます。
楽器のサイズや弦の巻き方によって多少違うと思いますが、どんなヴァイオリンでも、3センチまでならカットしても大丈夫だと思います。ただ最初から4センチも切ると短くなりすぎるかも知れませんので、切る場合は、一旦軽く張ってみてどの程度カットしても大丈夫か見定めた方が安全だと思います。すんごく気に入ったのでkarneolで定演に出ようと思います。それでは。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/18 14:44  ---36.103.113

新しい物好きさん。レビューありがとうございます。
私もkarneol使って見ました。

>音が滑らかで丸みを帯びていて響きが豊かです。
非常に同感です。3種類私の先生にも試して頂きましたがやはりこの弦が一番のお気に入りのようです。

音量はノーマルで、より音質を重視した弦だと感じました。

正直弦は張ってみないと解りません。お値段がお手ごろなので、もしよかったら皆様もお試し下さい。
当店でもしばらく販売を続けていく予定でおります。それでは!

投稿者:新しい物好き     投稿日時:2005/02/23 21:31  ---109.81.64

私があまりにもkarneolを褒めるものだから、同じアマオケの友人もkarneolを張ってしまいました。いまや2人して、みんなに薦めてます(笑)。週末の本番が楽しみです。
(普段はそれほど練習してないくせに)本番が近いので、狭い自室(4畳半)で毎日長時間練習してますが、耳が疲れないのが嬉しいです。
ヴィオラの友人が「WARCHALはヴィオラ用の弦はまだ出してないみたいだね。残念!」と言ってました。たしかにkarneolの温かい音色はヴィオラ向きかな、と思ったりします。
こちらの掲示板を見ていて、偶然に、WARCHAL社の素晴らしい弦を知ることができて、とってもラッキーでした。まだ自分の住んでる地方では店頭で販売されてないので、ストラッド様の通販は便利で助かります。きっと一番最初にEがダメになると思うので、バラ売りもしていただけると幸いです。それでは。

Q:フルサイズのヴァイオリンを購入しましたが・・・
投稿者:ふみふみ     投稿日時:2005/02/21 11:25  ---165.12.169

5歳からヴァイオリンを習い始めて5年が経った小4の娘がいます
きっと練習がきつくてすぐにやめるのでは?と思いつつ今まで頑張ってきたことに
親としては感心しています
当初の約束どおり毎日1年間で360日くらいは練習していますが、
マイペースなので進歩の具合はぼちぼちです
その娘に先月フルサイズの楽器を購入しました
身長はちょっと低いのですが、楽器自体が割りと細身だったので何とか弾けています
楽器の購入はお世話になっている先生にお願いしました
周りに楽器店が無いのと(地方なので)価格と楽器のつり合いが、ど素人の私には
分からないので先生にお任せしました
下の息子もヴァイオリンをしていて3年後くらいにはフルサイズになりそうなので
資金としては1人に対して150〜160万位でお願いし、130万と135万の本体と20万と25万の弓を用意されました
本体は130万のほうはクレモナで日本人作家のものでほぼ新品(10年くらいのもの)もう一方はラベルが無く先生は作りからいうとドイツのものではないでしょうか
と言われました(弓はW.ERNSTとあり英国では?ということです)
1時間位かけて両方を弾き比べ(先生には音の違いを娘は持ったときの感触なんかを)
結局135万の本体と25万の弓になりました
娘には将来音大へというよりもアマチュアでいいので長く引き続けて欲しいと思い
私達には精一杯の金額で購入しました
楽器本体には良かったと思うのですが、ラベルが無いのが気になります
こういう楽器ってどうなのでしょうか?
肩書きってやっぱり必要でしょうか?

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/21 14:39  ---223.116.9

悩ましい問題ですね。「理論的」な結論からすれば、ラベルの有無は、楽器の良し悪しと関係ないことはもちろん、氏素性(って楽器の場合も言うのでしょうか?)を正確に証明するものでもありませんから、「必要か」と問われれば、「必要ない」ということになると思います。

ちなみに、私は、バイオリンとビオラを楽しみに弾いていますが、集めるともなく楽器がたまってしまい、現在バイオリンを3本、ビオラを4本持っています。うち2本のバイオリンは、ラベルがありません。現在弾いているのは、ラベルによれば、イタリアの比較的有名な作家のバイオリンですが、安く買ったので、どうせ偽物だろうと思っています(なので、製作者の名前を思い出せない!)。ビオラは、すべてラベルはついていますが、本物だという確信があるのは1本だけで、残りの3本は、これまた偽物ではないかと思っています。ということで、ラベルがあればいいということにはならないという実例です。ただ、弾いているうちに、楽器の氏素性(どういう人が、いつ作ったのか。これまで、誰が弾いてきたのかといったこと)を知りたくなることがありますので、こうした点に役立つラベルならあるに越したことはないでしょうが。

楽器の質と価格にも直接の関係はないにも関わらず、思わず値段のことに触れたくなってしまうのは、バイオリンの値段に、数万円のものから億単位のものまでと、とんでもないバラつきがあるからだと思います。ラベルの有無に悩まれるのも、投資額が決して小さなものではないからではないでしょうか。

バイオリンの価格は、いくらなら妥当なのかは難しい問題でしょうが、価格が製作者の労働の対価で決まるとすれば、(製作者の販売段階で)100万円程度というのは適当な価格だと思います。一生弾き続けられるような程度のよい楽器であれば、購入されたのは妥当な価格だと思われます(私見)。購入された楽器のラベルの有無に思い悩む必要はないのではないでしょうか。

ラベルや鑑定書のある楽器を何千万円、何億円と払って購入して、「これは本当に本物だろうか」というつまぬ悩みを抱え込んでいる人も少なくないでしょうから(あくまで想像です。)、
こうした不幸な人々を思い、買ってしまった以上は、すっぱりと悩みを断ってしまう方が、幸せになれます(私の経験です)。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/21 18:31  ---6.35.16

購入前でしたら、考えられる選択肢の話などできるのですが、
・すでに購入されている。
・楽器としては気に入っている。
・一生使うつもりである(=買い換えは考えていない)
というのでしたら、気にせず今お持ちの楽器を娘さんといっしょにかわいがってあげてください。
パロパロさんがおっしゃる通り、星の数ほどある偽ラベルの楽器、ラベルなしの楽器のことを考えると、ラベルなど気にしなくてよいと思います。

私はそれくらいの価格の楽器を購入する際のアドバイスとして、買い替える際の下取り条件をまず確認することをおすすめしています。これにより、購入店がまっとうな店か、またそのお店が実際にその楽器をどれくらいのものと評価しているのか、を判断することで、その価格付けが妥当であるかがある程度わかるからです。もちろん、将来買い換えを行う場合はその条件は重要となります。
今回の場合は、買い換えも行わず、また先生からの購入?とのことですので、振り返ることなく、どうやってその楽器からよい音をひき出すかだけを考えればよいと思います。

投稿者:ふみふみ     投稿日時:2005/02/21 20:45  ---165.12.169

パロパロさん、弦喜さんご意見ありがとうございました
お世話になっている教室は今娘の習っている先生のお父様もヴァイオリンの先生で
そのお父様が「貯金代わりと言っては何ですが」と気に入った楽器があれば購入し集めていて生徒さんから要望があり、金額に折り合いがついた時はお譲りしますという感じなのです
今回は既に購入しており今さらとは思ったのですが、1度皆さんのご意見をお聞きしたくて書き込みをしてみました
お二人の言う様にこれから今ある楽器を最大限生かせるように娘に頑張ってもらいます
当然私はしっかり応援していきますが・・・
また意見を聞きたくなったら書き込みさせて下さい

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/22 10:13  ---223.116.9

先に長々と書いてしまいましたが、補足がてらにもう一言。

もしお読みでなかったら、

○ ヴァイオリンの見方・選び方ー間違った買い方をしないために (基礎編)
   神田 侑晃 (著)
   価格: ¥3,150 (税込)
○ ヴァイオリンの見方・選び方ー間違った買い方をしないために (応用編)
   神田 侑晃 (著)
   価格: ¥3,675 (税込)

に目を通されることをお勧めします。

高価に思われるかもしれませんが、100万円単位の買い物をするときのガイドだと思えば安いものですし、バイオリンについてまとまった知識を得るには、大変便利な本だと思います。

図書館で借りることも可能かもしれません(私の近所の図書館にはあります。)。お尋ねの点についても、著者が見解を示していますから、参考になるのではないでしょうか。

投稿者:rio     投稿日時:2005/02/22 14:29  ---225.25.226

気になりましたので…

>W.ERNST

フィンケルという弓メーカーが
同じ刻印の弓を出しています

http://www.violin-art.co.jp/images/products/shirakawa_FINKEL.pdf

一般に十万円台前半で新品が手に入ります
もし同一のものであれば
手工品ではなく、定価のあるものが
20〜25万というのは割高感を感じます

投稿者:rio     投稿日時:2005/02/22 14:34  ---225.25.226

ただ、工房製ではなく
Ernst自身のマスターボーであれば
それはそれで20〜25万円なら
妥当あるいは良い買い物とも思いますが…

日本にErnst自身のマスターボーが入っているとは
聞いたことがありません

投稿者:ふみふみ     投稿日時:2005/02/22 22:02  ---165.12.168

貴重なご意見度々ありがとうございます
rioさんからの弓の件ですがもしかしたら高〜い買い物だったのですね
反対側には?????MADEとあり読めませんが・・・

無知とは恐ろしいものだと痛感しました
これに懲りてもう少し楽器について勉強しなくてはと思いました
私の住んでいるところには楽器店らしい楽器店がほとんど無く、もっと
足を伸ばしてでも本物を見ないといけないのですね

Q:Gliga GAMAについて教えてください。
投稿者:おるか     投稿日時:2005/02/21 16:50  ---255.114.200

先日は失礼致しました。
ストラッド店員さま、迅速で適切な対応をしていただきありがとうございます。
質問の内容を変えさせていただきます。
お答えいただければ幸いです。

購入を考えているチェロの候補に Gliga・GAMA があります。
過去ログを『グリガ』で検索すると工場見学に行かれた件について書かれている記事があるとのことですが、検索方法が悪いのか該当すると思われる記事が見つかりません。
お手数ですが、確実にその記事が表示されるキーワードをお教えいただけませんか?
もし、削除されているのであれば申し訳ないのですが差し支えない範囲で
GAMA工場について、お教えいただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
(書き込みに慣れていないため、また規約に反するような内容でしたら削除願います。)

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/22 12:41  ---36.102.178

いらっしゃいませ、

以前の書き込みですが、削除済みです。メールを下されば、詳しくお話します。

いわゆる、各国の量産品ですが(有名どころです)、お値段から考えるとクオリティーはどれも素晴らしいと思います。サイズも安心できますし。後は出てくる音が気に入るか、見た目が気に入るか、お値段がご自分のご予算に合っているかで、選べば間違いないと思います。それでは!

投稿者:おるか     投稿日時:2005/02/22 13:35  ---255.114.200

ストラッド店員様

ご回答、ありがとうございます!
早速ですが詳しく教えていただきたいです!!
フォーム上にアドレスを入れたのですが、そちらに連絡いただくこと可能ですか?
お手数ですが、よろしくお願いします。

Q:Dario Segalaのチェロについて
投稿者:tetsy     投稿日時:2005/02/20 22:49  ---233.222.231

Dario Segalaのチェロの購入を考えています。
どなたかこの制作者についてご存じの方、教えて下さい。
制作年は1989年です。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/22 12:55  ---36.102.178

いらっしゃいませ、

Dario Segalaさんですが、当店の資料にはなかったのですが、ネットで検索したら
写真付きのご紹介のページがございましたのでご紹介いたします。

http://www.liuteria-parmense.com/eng/membri_det.asp?nIDMembro=13

上記アドレスを、直接アドレス欄に貼り付けてください。それでは!

Q:顎当は必要?
投稿者:バイオリーマン     投稿日時:2005/02/20 21:39  ---241.10.184

日本人製作のバイオリンを使用していますが、低音の調子が悪かった為、顎当(黒檀)をとって弾いてみたら音量・音質とも甦りました。変化にびっくりしました!私は顎が出ているせいか、顎当が無くても演奏は苦になりません。

顎当って必要なものなのでしょうか?

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/20 23:22  ---11.81.240

専門家ではないので簡単に思いつくものだけ

・楽器本体に汗がつきやすくなる
・顎で楽器をホールドする際に圧力が直接かかるので表板割れるかも

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/21 13:03  ---6.35.16

まず、ヴァイオリンの進化の歴史を一度調べられてはいかがでしょう。

バロック時代は顎当てなどなく胸の辺りに楽器をつけて弾く事が普通でした。
19世紀、有名なパガニーニはまだ顎当てはしていませんでした。(正面からみて楽器の右側に顎は乗っかっていたようです。)
ハイポジション、頻繁なシフティング、ビブラート、ホールでの大音量、超絶技巧、などがキーワードになると思いますが、1)ヴァイオリン本体のネック角度変更やバスバー&ブロックの強大化 2)トルテに代表される逆アーチ型のパワーのある弓 3)楽器の音にあまり影響を与えず楽器をしっかり保持するための顎当て は現在の高度な技術が必要な演奏を大きなホールで行うための前提になっていると思います。演奏と楽器が関連を持ちながらそれぞれ進歩していったということです。

現在でも、16〜18世紀の音楽を、ピリオド楽器(当時の様式の楽器)をつかって当時の演奏形態を模倣して演奏することがありますが、その時は顎当て無しでやります。ただし、基本的には顎では挟まず、楽器は肩にのせるだけで、どうしてもシフティングのために支えないといけないタイミングだけ軽く顎で支える程度です。そのようなスタイルの演奏、またその時代の比較的低いポジションのみで演奏できる曲、を志向するなら、顎当て無しはありでしょう。
しかし、有名なコンチェルト、高度な技術を要する小品などを、大きな音で演奏するには、普通の人は顎当てを使う必要があります。顎当てなしの場合、顎は点ではありませんので直接楽器にかなり広い面積で接触し、結果楽器の表板の振動を殺してしまいます。顎当てのメリットは非常に少ない面積で楽器に接しており、響きを殺しにくい点でしょう。特にテールピースを跨ぐタイプの顎当てで、Hillタイプの2本足のものは、接触面積が少ないのと、もともと楽器の表板と裏板を留めているローワーブロックの部分で支えますので、最小限の影響度で楽器を支えることができます。ボックスウッド(柘植)のそのタイプのものを一度試されてはいかがでしょう。

投稿者:バイオリーマン     投稿日時:2005/02/21 22:03  ---241.10.184

的確なる回答ありがとうございました。早々に試してみます。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/02/22 00:55  ---151.3.240

顎当の金具の締め付け具合でも音が変わりますが、
黒檀の場合は一般的には発音が重めで締まった(詰った)
音になるようです。
柘植の場合は軽快でソフトな音が出やすくなるようです。

チタン金具の付いた顎当は高価ですが、出費に見合うだけの
効果が得られますよ。

黒檀とチタン金具の組み合わせでは中音域の密度が増して、
しかも重苦しくはならないようです。
黒光りするような音色とでも形容できますでしょうか。
柘植とチタンだとシャープで軽快、その上、結構粘り強い音が出ます。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/22 10:47  ---223.116.9

顎当てについては、弦喜さんが書かれているとおり、演奏方法を変えないのであれば(現代の演奏方法を続けるのであれば)、使った方がいいと思います。

「顎当(黒檀)をとって弾いてみたら音量・音質とも甦りました。変化にびっくりしました!」とありますが、おそらくそれは演奏者であるバイオリーマンさん自身への音の伝わり方が変わったので、変化があったように感じられただけで、楽器の音自体には、質、量とも変化は(ほとんど)ないと思います(すなわち、演奏者以外には違いが分からない)。たとえて言えば、風呂場で歌を歌ったら、うまく聞こえたというのと同じ話です。

繰り返しになりますが、顎当ての材質や重量で楽器の音が影響を受けることは(ほとんど)ありませんから、顎当ては使った方がいいと思います。ただ、ヒロさんご指摘の楽器の保護や、周囲への音の伝わりを気にしなくてよいなら、「ない方が気持ちよく弾ける」のであれば、顎当てなしで弾くことも選択肢としては「可」なのだろうと思いますが。

Q:駒あしもとのニス
投稿者:すう     投稿日時:2005/02/13 19:42  ---151.111.219

初めまして。楽器経験1年のかけだしヴィオラ弾き、すうと申します。
つい最近、楽器(1999、ドイツ製)を新品で購入しました。
とても丁寧、綺麗に仕上げてあるのですが、駒あしもとのニスに足跡どころではなく
めりこんでいるような目立つ痕がついているのが非常に気になっています。
過去ログを拝見した限りでは、白木が見える場合は補修が必要とのことですが、
白木こそ見えていないものの、大きな痕になっている場合はやはり補修した方が良いのでしょうか?
後々トラブルの原因にならず、音にも影響を及ぼさないのならそのままでも構わないとは思っているのですが…。

また、ニスの修正をする場合、外観に違和感がないよう仕上げられるのでしょうか?
ニスが固めなのか、白く浮いてはがれてしまうことがあるので…。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/02/13 22:04  ---151.3.240

多かれ少なかれ、駒のあしもとには痕跡が
付くものです。特に気にする必要はないですよ。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/14 12:04  ---223.116.9

ニスは、楽器を保護するためのものですから、剥がれたり、痛んだりしていないに越したことはありません。ただ、一番の敵は人間の手ですから、駒の下は、ニスがなくても比較的安全なところであり、セイジさんの指摘のとおり、あまり気にしなくてもいいのではないかと思います。

ただ、気になるようなら、その部分だけ、ニスを塗りなおしてもらったらいいと思います。私も何度か、(駒の部分ではありませんが)傷の補修をしてもらったことがありますが、綺麗に仕上がって満足しています。(余程下手な職人にでも当たらない限り)美観に関しては心配は不要だと思います。それほど高価な修理ではありませんから、気持ちよく演奏できるようになるなら、悪い投資ではないと思います。急ぐ必要はないでしょうから、楽器の調整や弓の毛の張替えのときに、楽器屋で相談してみるといいのではないでしょうか。

なお、もともと駒の圧力のかかる場所なので、駒の位置がずれたり、楽器の調整などをして足の位置が変われば、また傷が目立つことになりますから、そのことは念頭においておくべきでしょう。

多くの楽器でこのようなニスの痛みを目にするのは事実ですが、だからといって、それが当然であり、それでいいとも思えません。駒の下や、あご当ての下などのニスがひどく痛んでしまうのは、ニスが固定する前に売りに出さなければならないという楽器製作者の事情によるものではないかと思います(売らずに長いこと抱えると、その分だけ、資金回収が遅れますから。)。楽器の美しさを考えるなら、材料を何年も寝かして使用するのと同様、出来上がった楽器もニスが十分に乾くまで寝かせるという選択肢もあっていいと思うのですが(素人考えです)。

投稿者:QB     投稿日時:2005/02/14 17:47  ---34.252.34

ドイツ系に多いように思いますが、わざわざ駒の部分のニスを剥いで、木肌と駒を直接接触させるよう製作(調整)されている方もいらっしゃいますよ。

投稿者:すう     投稿日時:2005/02/14 23:54  ---151.111.219

ご回答くださった皆様、本当にありがとうございました。
丁寧なコメント、とても参考になりました。

>セイジ様
すぐに問題になることではないとわかり、とても安心しました。
気にしすぎないようにしようと思います。

>パロパロ様
ニスが乾かないうちについてしまったような損傷は何箇所か見受けられますので、
おっしゃったような原因に依る痕かもしれません。
折角良い材料を使って丁寧に作っているのに、それはとても残念なことですね。
といっても量産品に毛が生えた程度のものですから、仕方ないといってしまえばそれまでなのですが…。
ニスの修繕も選択肢に入れて、楽器屋さんに相談したいと思います。

>QB様
そういった作り方をなさる方もいらっしゃるのですね。、
メーカー品(ヘフナー3/12)でそのような手法がとられることはあるのでしょうか?
あまりに目立つので、故意のように見えなくもないのですが…。


当面はいじらず気にせず、でいきたいと思います。
本当にありがとうございました。

投稿者:QB     投稿日時:2005/02/16 07:26  ---175.176.2

質問いただいてましたね、、すいません。
一般的に駒の足元のニスを剥ぐ場合は、よく注意してみないとそれと分からないようにきれいな仕事をしてあります。
(つまり、駒の足の大きさと、ニスを剥がれて木肌が見えているサイズがぴったりなので、一見して分からない)

気になったのですが、まだニスがやわらかいうちに、どこに駒を立てたらいいか分かっていないような業者の手にかかって(結構いるんですよ)、何度も駒の位置がずらされたりする事によって、駒足が接触する部分のニスの表面が荒れてしまうケースも見受けられます。
そうすると駒足がぴったりと接触していない可能性もありますので、やはり一度きちんとした調整人に見てもらってはどうですか?
ニスの表面もきれいにしてもらって、駒足の密着も調整してもらって、養生の時間を入れても1週間〜ほど預ければよいと思います。
本来1週間程度だと、その後駒をはずすと駒足がニスを持っていってしまいますので、もうすこし時間が欲しいところですが、一旦きちんとした場所に立てた駒はよほどのことが無い限り外したり、ずらすことは無いでしょうから、1週間程度でよいかと思います。気になるようでしたら調整人の方と具体的に相談してください。

投稿者:すう     投稿日時:2005/02/17 22:38  ---151.111.222

>QB様
となると、やはり荒い作業による傷みたいですね…。
出来るだけ早く調整してもらうことにします。

丁寧なご回答、本当にありがとうございました。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/18 17:45  ---223.116.9

業者のせいばかりではないと思いますよ。

イタリア製の新作バイオリンが大手新興バイオリン店に入荷されたところを見たのですが、直輸入とのことで、宅配業者がダンボール箱に入ったバイオリンを数箱運び込んできました。開封してみると、輸送中の痛みを避けるため、ペグ、駒、テールピース、魂柱などはすべて外されていますが、すでに駒の部分には、「複数の足跡」がついていました。製作者側で試奏をし、調整をする際についたのではないかと思います。

店員いわく、二百万を超える値段で売る楽器でも、まともに調整されていないものがたくさんあるとのことでした。まあ、製作者と販売店のどちらの技術が優れているかは知りませんが。

調整の際には、駒の位置を微妙に動かすことになりますから、ニスが完全に乾いていない限り(たとえ乾いていていたとしても?)ニスの傷は避けられないのではないかと思います。

投稿者:すう     投稿日時:2005/02/21 12:06  ---109.157.100

所属オケの楽器をみてまわったところ、ニスにピカピカとした光沢がある楽器には
程度の差こそあれついているものが多かったです。
マット仕様(?)のものも目立たないだけかもしれません。
パロパロ様の仰ったように、調整の都合上仕方ないものなのかもしれませんね。

まだ楽器屋さんに相談したわけではないのでどうなるかはわかりませんが、
皆さんのご回答を踏まえて近いうちに相談したいと思います。
近頃その周辺のニスがぽろぽろと浮いてきてしまっているので…。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/21 12:35  ---6.35.16

売ったものに責任を持つのが、まっとうな弦楽器店です。
買い手としては、アフターサービス、瑕疵責任に対する費用も、販売価格に織り込み済みと考えるべきでしょう。そうでなければ、通販やオークションで安いものを買うのと何ら条件は変わりません。

買って間もないのであれば、不具合があればすぐに買ったお店にもっていき、堂々と不具合を指摘し、見解をきき、修理・交換など無料で対応してもらうべきです。最近は家電商品でも、パソコンでも、化粧品でも、メーカーはサポートセンターを用意して対応していますが、弦楽器販売の世界は昔の販売形態をとっており、お店はそれらの費用折り込み済みで値付けをした上で販売して、責任はお店が持つという仕組みになっていると理解した方がよいでしょう。あるいは当該メーカーの商品であれば、輸入代理店が責任をもつのかもしれません。
お店をかまえて、りっぱな値段をつけて販売するならば、売りっぱなしではなく、売った時が長いおつきあいの始まりなのです。

また不具合は、ユーザ→楽器店→大阪にある輸入代理店の楽器問屋→メーカー ときちんとフィードバックしていかないと、そのメーカーの楽器の品質もどんどん悪くなっていきます。

Q:はじめまして。
投稿者:キリ     投稿日時:2005/02/20 11:46  ---165.12.58

こんにちわ。私は趣味で小さい時からヴァイオリンをやっています。今19歳なのですが、手がとても小さいので、4分の3ヴァイオリンからサイズアップしていません。これは努力が足りないのでしょうか?手が小さくても4分の4を使ってる方もいらっしゃるそうなので、なんだか不安になって質問しました。ヴァイオリン科の友達は8分の7を勧めてくれたのですが、8分の7は探してもなかなかないし・・。
ヴァイオリンのサイズのことをいろいろ教えてください。よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/20 13:08  ---6.34.160

上の過去ログ検索で、まずは
7/8
などをキーワードに検索してみてください。
手の小さい、身体の小さい、方の質問は過去何度かありました。

量産品(手工量産品含む)メーカーでも7/8サイズを出しているところはあります。製作者にオーダーすればカスタムメイドで小型のものを入手することができます。楽器店に7/8サイズ、あるいは4/4の中でも小型でかつネックが細めのものがあれば連絡してもらうよう依頼して、気長に待つのも手でしょう。小型の4/4や7/8は中途半端なサイズということで、よいものが安く買える可能性もあります。

同じように作られたものであれば、音色の幅(特に低音感)・音量で3/4が、7/8や4/4に劣ることは明らかです。
小学生あるいは身体の小さな中学生が、3/4サイズでフルオケバックにコンチェルトなどを弾くこともありますので3/4を否定することはできませんが、ある程度のレベル以上になれば、その演奏に見合う音色・音量を持つ楽器を3/4で探すのは選択肢が少ない故にかなり難しいことだと思います。
身体の小さな、手の小さなソリストが4/4を弾いているのを目にしますし、身体の小さな女性がプロとして大きなヴィオラを弾いていることも考えると、3/4から離れてもっと大きなサイズにチェレンジすべきだと私は思います。

投稿者:teku     投稿日時:2005/02/20 18:52  ---132.136.24

参考にはならないかもしれませんが、こんな人もいます。
http://cgi.members.interq.or.jp/jupiter/chikage/music/

Q:音のバランスについて(デッドポジション)
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/18 23:54  ---44.156.176

皆さん、こんにちは。

バイオリン初心者の質問です。
現在、ドイツのオールドバイオリンをあずかっています。100年以上も前楽器で、音に深みがあり、気に入っているのですが、購入しようかどうか迷っています。付いている弓も古そうなもので、弾力があって、修理すると使えそうです。

この楽器は、E線のDの音が出にくいです。

最初に買ったチェコ製は、ある特定の音が大きかったのですが、その音はちょうど半音のさらに半音のポジション(つまり、使わないポジション)だったので、実用上問題ないようです。

どうも、バイオリンっていうのは、楽器の容積が小さいせいか、音のバランスがいいものが少ないようですね。特定の周波数の音が出にくかったり、音が出すぎたりするようですね。これは仕方ないのでしょうか?

ウクレレなども小さい楽器で、音が出にくいポジションはデッドポイントといって、音がブチ切れてしまいます。バイオリンは弓で弾くため、音の持続性はありますが、やはり、音が小さくなってしまいますね。ギターはあまり目立ちませんが、やはり、私は選ぶときはデッドポイントがないか確認します。皆さん、どうされていますか?

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/19 02:24  ---11.81.240

過去ログ
「D線」

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/19 12:48  ---6.34.133

過去ログ検索にて
 ウルフ
をキーワードに、一度その音のデッドポイントがウルフかそうでないかも知っておいた方がよいと思います。

音によるでこぼこは、ある程度はあるもので、それが逆にその楽器の個性になっているとも言えますが、極端なものはさけた方がよいでしょう。
E線のDがどれくらい響かないかはわかりませんが、ある程度上達するとその音、その音を押さえる場所は、ハイポジションを押さえる時の大事な基準となります。そこの音程がとりにくいようであれば、まずそれが気にならないレベルになるまで購入を考えているお店で調整をしてもらった上で、購入の判断をした方がよいと思います。

100年くらい前のドイツの手工量産品は星の数ほど製作されて、いまも数多く残っていますが、その出来はピンキリです。その中でも良い材料できちんと作られたものであれば当たりもありますが、単に安物が古くなっただけというものもたくさんあります。オールドというのは200年近くたった手工品を指します。
経験上、音程によって音量、響き方がでこぼこする楽器は、板厚が薄く、耳元では鳴っているけれど遠くまで音を飛ばす力がないケースがよくあるように思います。音の深みというのが、表板の方がボーボーといった感じで鳴っている場合は要注意です。
誰かに頼んで弾いてもらい、ある程度距離の離れたところで複数の楽器と比較試聴する、また自分が弾き比べるのを他の人に聞いてもらう、といったことも必要ではないでしょうか。
よい楽器は、高音はシャリン、低音はズズズといった雑音が伴い、中低音では密度の高い芯のある音を低音成分が包み込むような感じとなります。深みがあるというのはそのような音を指すと思います。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/19 15:20  ---44.157.20

ヒロさん、弦喜さん、コメントありがとうございます。

ウルフとデッドポイントの関係って、むずかしそうですね。バイオリンはD線が出にくいものが多のですね。逆に安心しました。

借りている楽器ですが、和楽器を中心に扱っている骨董店みたいなとろで、以前に古いバイオリンが置いてあったのを思い出して、急遽送ってもらったのです。次の2台が送られてきました。

かなり古いバイオリン
Garantiert Handarbeit
C.A. WUNDERLICH
    Gegrundet 1854
siebenbrunn (Vogtl GERMANY)

無数に傷があり、松やにもこびりついていて、きたない。割の修理あり。
深みのある音でかなりいいです。裏板が縞の入った一枚板です。むかしあったメーカ製のようですね。希望価格8万円。

もう一台

Wieまで判読できるが、その後の筆記体が判読できない。
下のほうにE IIという文字あり。

赤っぽいニスです。持ち込んだ人は先生から100万で買ったといっていたそうです。
縞模様はきれいですが、内部を見ると、膠ではなく、合成接着剤を使っているようです。音は細く、少しキンキンして、低音も出ません。50年ぐらいは経っているかもしれません。希望価格12万円。

それと、どちらに付いていたかわからなくなったのですが、古い弓があり、これは弾力や粘りがありそうで、かなり使えるかもしれません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/19 15:54  ---6.34.133

D線が朗々と鳴る楽器は確かに少ないですが、E線のDが鳴らない楽器は滅多にありません。
G線のハイポジションのB,Hあたりがウルフ含め鳴らないものはかなりたくさんありますので、この音については妥協できるか思案することが多いです。

ニカワがはがれている時には、締まりのないボーボーといった感じの音になりますが、それを低音感があると勘違いされませんように。
また、そのような場所で購入した楽器は、長年整備されていないことが多いので、
・駒、魂柱の調整あるいは交換
・指板の下がり、摩耗、削りの状態などに応じた、調整、修理
・ペグの摩耗、ペグ穴との接触状態確認と必要に応じての調整、交換
・ニカワはがれの確認と、必要に応じての接着
・ワレが修理されていない場合は、その修理(ニカワ接着)
の可能性が高く、あらかじめ予算取りしておいた方がよいでしょう。
(参考修理費用は、ストラッドさんの修理のページを参照ください。)

また、これも基本ですが、そのころの楽器は、ボディーサイズ、ストップ長、ネック長などがいい加減なものがかなりありますので、これについても、ストラッドさんのコラムを参考に適正サイズかを確認したほうがよいでしょう。魂柱傷チェックもお忘れなく。
あと安物の楽器には、楽器内部のコーナーブロックがないようなものもありますので、F字孔から覗いて確認した方がよいですよ。指板が黒檀か、別の木を塗ったものかでも、安物の楽器かどうかの参考になります。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/19 17:35  ---11.81.240

ギター弾きさんはなかなか音に関してこだわりが深そうなので、
一度、数百万程度の楽器を触ってみるのはいかがでしょうか?

一応のベンチマークとして今後の楽器選びの参考になるかと思いますよ。
もうそのようなことをなされていたらでしゃばりでした。すいません。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/19 19:22  ---44.159.108

弦喜さん:

楽器の状態ですが、

ボディサイズは許容範囲でした。
上駒が少し浮いていて、調整が必要です。
テールピースには4つのアジャスタが付いています。
(テールピース自体が標準より短い感じです)。
顎宛てがプラスチック製で、糸巻きは1本が違う形の
ツマミのものなので、フィッティングごと交換したほうが
よさそうです。

指板は黒檀ですが、やや目が荒いので、好きではありませんが、
とりあえず、このままで大丈夫ですね。余裕があったら、指板の磨き直し
もしたいですね。

他に、右肩(側板)の塗装がかなり禿げかかっているので、部分塗装
をしたほうがいいかもしれません。
割れは修理されていて、問題はなさそうです。

フィッティングの交換や、松やにのクリーニング、部分塗装、その他の調整で5万
ぐらいで済むのではないでしょうか?

ヒロさん:


先日、塗装の件でストラッドさんに電話したのですが、女性が出て(奥様?)、
とても感じのいいかたでした。

多分、お店にうかがうと、奥深い世界を垣間みることになるでしょうが、
あまり、深入りはしたくないですね(笑)。

私はギターの音がわかるまで20年ぐらいかかりました。ギターに騙されないように
本質を見抜くには、何本も楽器を買い替える必要もありますし、資金も必要になります。

以前、テレビでどこかのバイオリン博物館の館長さんがストラディバリでバッハを
弾いたのですが、本当に心に染み入る深みのある音でした。明るい感じではありませんでした。

そこには、ただ「素朴な木の響き」のみがありました。今あずかっている楽器は結構
理想に近い感じがします。それ以上の奥深い世界は知らないほうがいいかもしれませんね(笑)。

今後もよろしくお願い致します。