弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:ヴィオラについてです
投稿者:るい 投稿日時:2003/12/26 22:32 ---214.99.204
先日悩んだ末に、ようやく中古のヴィオラを購入しました。ですが、製作者の事やいつ頃できた楽器なのかもよくわかりません。購入したお店に聞いたり、調べたりしましたがわかりませんでした。製作者はチェコのD.F.PROKOPという人です。見た目には濃いこげ茶で、けっこうねんきが入っている気が・・・。どなたかご存知のかたがいらっしゃいましたら教えてください。お願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/27 00:18 ---115.112.194
有名なウィリアム・ヘンリーやカール・ヤロベックのバイオリン製作者辞典には、どちらにもその名前は出ていますので、専門店であればお店の人が知らないというのは???ですね。
以下、上記本の受け売りですが、
Franz Dominik Prokop(1803-1862)はチェコの製作者です。父親も息子もヴァイオリン作りをしている楽器製作の一族です。彼はウィーンやブタペストで数年働いた後、Hlinskiという町で楽器を作っていました。よく響く楽器とのことです。。
象眼細工のパーフリングや側板の楽器も多数作っているようです。ロンドンの展示会でゴールドメダルをとっています。
一点気になるのは、ライトブラウンのアルコールニスを使っていた、という記載でしょうか。
投稿者:るい 投稿日時:2003/12/27 22:04 ---214.99.204
おおお・・・。情報ありがとうございます!!! ようやく自分の楽器の正体がわかってすごく嬉しいです。自分で、何十年か前くらいの楽器かな? と思い込んでいたのですが、100年以上前のおじいさんの楽器だったんですね。そういう楽器が目の前にあるなんて、なんだか不思議な気がします。(ニスの色が焦げちゃなのが気になりますが・・。)大事にしないと・・というより、いっぱい使い込んで練習がんばらなくっちゃだなあ。 弦喜さん、ありがとうございました!!
Q:またまたbretonで申し訳ない
投稿者:pupuniu 投稿日時:2003/12/24 01:16 ---0.212.147
過去ログで検索しましたが、
私の楽器は bretonでも breton paris とは書いてなく
ラベルには breton brevete(アクサンテギュ)
間に王冠を乗せた二つの楯
DE S.A.R.M.E(最後のEはMの右肩に小さく)
です。
フランスの楽器だとすぐ解る形、大きめです。
ちなみに裏は一枚板でよく鳴ります。
コンクールなどに出ていた頃にイタリア製のと迷った結果
安くても音が気に入ったので買った楽器ですが、
買い替えようか迷っています。年数は解りません。
詳しい事がお分かりでしたら是非教えて下さい。おねがいします
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/24 15:56 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
breton brevete DE SA NEのラベルですが、breton francoisさんのラベルですね。
英文の資料にありますので簡単に隠してみます
1780年生まれ、1803年〜1830年(この年に没)ミルコートで働く。
中級の腕前で、型は一般的でアーチは薄め。木の質もあまり気にせず表板には幅の広い木目を使い、節のある木も使った事があった。裏板は時にはりんごの木などもまれに使った。ブラウンイエローのニス。アマチュアのオーケストラなどに供給するのが主だった。チェロに関してはいい木を使った。フレンチの流れを受けて製作された。非常に一般的な楽器を作った人である。とあります。それでは!
投稿者:pupuniu 投稿日時:2003/12/25 02:58 ---8.213.154
すごい!早速お返事ありがとうございます。
bretonはラベルがいろいろあって困っていたのですが、
入っていなかった年代も大体特定出来てすごく嬉しいです。
この楽器がもう200歳近いおじいさんなんて愛情が湧きます。
今日近所の(パリに住んでいます)楽器屋さんでケースを買ったのですが
新しく出た合成素材のと迷ってクラシックなAntonioにしました。
今まで英国製の非常に重い物を持ち運んでいたのでこれからは肩こりも解消かな?
ちなみにヴァイオリンなどの裏板が一枚板だと良く鳴るなどと
昔は言いましたが、どうなんでしょうか?
最近は全然見なくなったので、何か不都合でもあるのか心配です。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/25 11:43 ---205.131.104
一枚板と2枚板での比較ですが、音や値段には影響しないという意見が一般的ですね。
また一枚板による不都合というものもございません。それより各楽器の違いの方が大きいと思います。一枚板は今でも普通に製作されています。もし数が減ってるとすれば、板のとり方に無駄があるためかも知れませんね。それでは!
Q:ニス補修技術の進歩
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2003/12/19 13:04 ---211.206.162
いつも楽しく拝見(たまに書込み)させて頂いております。
ニスの補修の話は何度か出てきまして、「新作楽器にケースの痕がついた程度なら何とかなる」とのことですね。(実際、小生の楽器も復活しました。) が、もう一寸ひどい場合は如何でしょうか:
ウチにあった古いヴァイオリン、何十年も弾かないでいてある日ケースから出してみたらニスが、流れたような(例えば、素人が壁に塗ったペンキが流れて塗りムラができたような)かなりひどい状態になっていました。 急遽、某大手弦楽器店に持ち込んで相談したのですが、「これは手の施しようがない。そもそもニスが流れるなんて見たこと無い。」とのことでした。 楽器(道具としての楽器)の状態は悪くなく、いい音で鳴っていて、「ニスが傷んでなければ百万円くらいで売れる楽器ですけどね。」とも言われました。
というのが二十年ほど前の話です。 そこでお訊きしたいのですが、技術の進歩によって、二十年前にはできなかったようなニスの補修が今日では可能、というようなことはあるのでしょうか?
実際のところ、現物を見て頂かなくては断言できないでしょうが、可能性あるならまた工房に持ち込んでみたいと思っています。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/22 12:15 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
正確な事は診てみないと解りません。それを前提に
ニスの補修技術の進歩というのはありませんが、現代で直す事は可能です。
当時でもやろうと思えば出来たと思います。ただし費用はかかります。
工房に持ち込んで、どのように直してもらいたいのか、職人さんやお店の方とじっくり決めた方がいいと思います。このような修理の場合、お客様とお店側の意思の疎通が出来てないとトラブルの原因になりますので、きちんと楽器を持ち込んで、どのレベルまでどのくらいの費用を掛けてなどきちんと話あってください。それでは!
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2003/12/24 14:34 ---211.206.162
直る可能性は十分にある、あとは程度とコストの腹積もり次第、ということですね。
いずれ工房に持ち込んでよく話してみます。
ありがとうございました。
Q:アルベート フックス
投稿者:terry 投稿日時:2003/12/23 06:15 ---6.50.21
アルベート フックスのタックセ デア シュトライヒインストルメンテ という本の楽器の値段は頼りにしてもいいのでしょうか? 友達が楽器を買うならその本と値段を比較した方が良いと言っていたので、、、
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/23 09:10 ---115.112.194
最近の価格がのっている本が少ない中で、フックスの本は5年に一度?改訂発行されるので、有名な楽器の比較的新しい価格の情報がのっている本と言えます。そのため、価格を見るときの参考文献としてよく扱われます。
ただし、
1)ドイツ語です
2)ドイツ国内で取引されている価格です(ドイツマルクでのっていました)。
*日本のほうが一般に高い値付けがされている可能性があり、
単純に為替レート変換だけでは日本での価格は想定できないと思います。
3)価格が店頭販売価格なのか、仕入れ価格なのかが私にはわかりません。
2)のドイツと日本での同等楽器を比べた場合の一般的な価格差、3)の価格の意味合い、は私も疑問に思っていますので、便乗の質問となりますが、もしご存じの方がありましたらお知らせください。
投稿者:YE 投稿日時:2003/12/24 12:00 ---217.52.9
僕もこの本の価格については疑問に思っています。
各メーカーにおける価格の相対的な比較は納得できるのですが、
この本の価格は、感覚的には日本の実勢価格の3割〜4割以上安い印象を受けます。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。
Q:ヴァイオリン購入を検討しています
投稿者:BT1MAN 投稿日時:2003/12/12 13:40 ---9.16.104
今、すごく安バイオリンを使っており、いいバイオリンを購入したいと思っていますが、まだ、始めてから1年ちょっとで、善し悪しの判断が付かないため、買いたいけれどもまだ買えていません。
できれば実物を見て買いたいと思っていますが、すぐ近所の弦楽器店で扱っているバイオリンで、見た目で気に入っているのが有り、物さえ良ければ買いたいと思っています。
ドイツのKarl Joseph Schneiderと言うところから出ているPremier Artistというバイオリンですが、どんな素性かわからないでしょうか?
まだ、そのバイオリンですが、FilkelのRefinとセットにして売っています。
何かわかる事が有れば教えてください。
宜しくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/13 09:37 ---115.112.194
検索エンジンでキーワードを入れると、
sharmusicのWebにて、そのメーカーのいくつかのグレードのものがリストアップされています。
http://www.sharmusic.com/cgi-bin/sgdynamo.exe?HTNAME=advancingCDN.html
Karl Joseph SchneiderTMと書かれていますので、これは製作者の名前というよりも、そのメーカの商標:ブランド名又はそのラインアップの名称 ですね。その中で一番上のグレードのようです。
SofiaのGrandeとAmadeusの中間の値段となっていますので、日本で言えば本体定価で40万円台後半の楽器ではないかと推測いたします。
Filkelの弓は有名ですので、検索エンジンで見ると、日本のサイトでもたくさんヒットすると思います。
投稿者:BT1MAN 投稿日時:2003/12/14 15:56 ---9.21.202
弦喜さん、早速の情報ありがとうございます。
実は、そのホームページの店のすぐ近くに住んでいます。
その店で、現在在庫が無い状態で、入荷し次第連絡を頂く様にお願いをして有ります。
ただ、カタログで見た外観がとても素敵と言うだけで、このまま買ってしまって失敗が無いか少し気になって、ここに投稿させて頂きました。
弦喜さんのメールを見て、Sofiaのバイオリンが日本で売られていると言うことですので、実際に購入する際にはSofiaのGrandeやその上のMastar Artも比較してみようと思いました。Sofiaのバイオリンもカタログ上での外観は結構いいなと思っていましたので、後は、実際の物に触れて音を聞き比べて(違いがわかるかは不安ですが・・・)一番気に入ったものにしようと思います。
実際に購入する際には今教えていただいている先生にも何とか一緒に見てもらうようにお願いをしようと思っています。
また、もしSofiaのバイオリンについても何か情報が有りましたら教えて頂けると嬉しいです。
Finkelの弓も検索してみましたが評判まではまだ探せれていませんが、とてもよさそうな気がします。上には上がいっぱいあるようですが。
ありがとうございました。
投稿者:よが 投稿日時:2003/12/15 01:07 ---110.166.75
Sofia Grande の Viola を持っています. もう少し響きが残ればいいのになと思うこともありますが総論としては(特に音色は)気に入ってますし,この楽器を買ってから家で楽器に触る・磨く頻度は格段にふえました.
ちなみに,Sofia Violin はニスは専任の人が塗っているようで,ラベルの脇に鉛筆とかで名前が書いてある(ものもある)そうです. 楽器本体は複数の制作者が同じブランド名で作っているので,同じグレードのものでも個体差はよそのメーカーより大きいかもしれません(むしろ同じものがないことを売りにしている雰囲気もあります).わたしのは Christo Nikolov 2002 と書いてあり,仕上げはかなり丁寧だと思います.
投稿者:BT1MAN 投稿日時:2003/12/17 08:35 ---2.1.101
よがさん、
使用感の連絡ありがとうございます。
購入する際には同じビオラ(Sofia Grande)でもいくつか比較した上で今持っているものを購入されたのでしょうか?
購入する際には、Sofiaのバイオリンも比較してみます。その際にはラベルもちょっと気にしてみてみるようにします。
店では、このあたりの値段でお勧めを聞いたところ、ちょうど見た目で気に入っていたシュナイダーのものを勧めてきましたので、多少Sofiaのも気にはなっていましたが、その時はきっとシュナイダーのほうがいいのだろうと思い一度候補から外しましたが、シュナイダーのバイオリンの入荷の連絡が入るのを待って、入り次第Sofiaとも比較し、一番気に入った物を買いたいと思います。
今、すごく買いたいと言う気持ちが高く、速く入荷の連絡が来るのが待ち遠しいです。
投稿者:よが 投稿日時:2003/12/18 09:46 ---98.6.219
> 購入する際には同じビオラ(Sofia Grande)でもいくつか比較した上で今持っているものを購入されたのでしょうか?
予算50万±20万ぐらいである日フェアをやってた楽器店にいって7,8本の楽器を2時間ぐらい試奏させてもらって,結果的に一番長い時間弾いていた楽器が特に気に入ったのでそれを買いました. それまで Sofia というブランドは知らなかったのですが,グレードは Grande,Master Art,Amadeus を1本づつ試奏したと思います. 弓も一緒に買ったので50万は超えましたが,楽器単体では十分予算内でした.
後日,系列の別の店舗で楽器の調整をしてもらう合間にいろんな Viola を10本ぐらい弾かせてもらいましたが,別の制作者による Grande を弾いてそのときに同じグレードでも結構キャラクターが違うなぁというのと,同じ制作者による Amadeus グレードのものがあって,グレードが違っても制作者が同じだとキャラクターは似てるなぁというのを感じました.
購入後も他の複数の楽器店やフェアでもいろいろなメーカー/制作者による合計40本以上の Viola を試奏させてもらっていますが,結果的には今の楽器に満足しています.
BT1MAN さんもステキな楽器が見つかるといいですね.
投稿者:BT1MAN 投稿日時:2003/12/23 06:50 ---9.23.168
よがさん、
また、早速の返事ありがとうございました。
つまり、もう少し高いグレードのSofiaのビオラも有ったけれども、結果として購入されたものの方がいい音だったと言うことですね。
私も、念のため、前後のグレードのものもいくつか比較してみようと思います。
店の人もやはり、少し安いモデルでも上位のモデルよりもいい音が出ることも有ると言っていました。
今購入しようとしている店は数台検討のために持ち帰り、1週間ほど試奏させてもらえるようですので、それを利用して先生にも見て頂いて決定しようと思います。
色々と情報ありがとうございました。
投稿者:fiddlin' economist 投稿日時:2003/12/23 23:53 ---254.178.50
そのお店はたしかグレードアップ保証をしているので、そのクラスの楽器はかなりお店に還流してくるようです。私も同じ価格帯の楽器をそこで購入したことがあります。そのときはSofiaとアメリカのShopものの中古を試させてもらいました。Sofiaは5年ほど、もう片方は10年ほどの中古ですがどちらも状態はよく、調整されていました。価格は同じグレードの新品よりいくらか安いです。新品アウトフィットにこだわるのでなければ、そのお店はそのクラスのよい中古をかなり持っていると思いますので、選択肢のひとつになるのではないかと思います。ご参考まで。
投稿者:BT1MAN 投稿日時:2003/12/24 02:24 ---2.1.153
fiddlin' economistさん、情報ありがとうございます。
先週末にお店で、希望の品が入ったか確認しましたがまだでした。
お店では、中古の事は何も尋ねておりませんでしたが、中古でも状態さえ良ければ購入してもいいと思っていますので、次回は一度中古についても尋ねてみます。
ところで、fiddlin' economistさんが、このお店で購入された事が有るという事は私の住んでいる所と御近所かもしれませんね。
このお店に行かれた事の有る方がいて驚きました。
Q:パリの楽器屋さん
投稿者:バニラ 投稿日時:2003/12/17 20:25 ---17.76.159
みなさんこんばんは。
実は年末から年始にかけて、バリとベルサイユに行って来るのですが、パリの楽器屋さん
・・・バイオリンと弓がみたいんですが・・・でご推薦のところがあれば教えてくださいますか?東京でいえば「ヤマハ」さんとか「山野楽器」さんのようなお店と、こちらのストラッドさんのようなヴァイオリン工房があればどちらも見たいです。
実際にひいてみたいなあ・・・。花の都パリにあるのでしょうか?
教えて下さ〜い。
投稿者:MJ 投稿日時:2003/12/18 08:06 ---218.65.19
バニラさん、こんにちは。
年末から年始にかけてのご滞在ですか。パリに限らず欧州では、日本のY野楽器やY葉のような大店舗はありません。よって殆どの弦楽器店や工房は小さな個人経営ですので、残念ながらクリスマスから1月4日までお休みするところが多いとようです。(01年の大晦日はそうでした。楽譜店は開いてましたけれど)
パリでしたら、サンラザール駅近くのRome通りに弦楽器店が何軒も並んでいます。別の時期に私は仏製B社のケースを探す為に全ての店を回って、一番安い所で購入しました。Rome通りとMadrid通りの角にある小さな店でした。
カルチェラタンにも工房兼店舗を一軒知っていますが、そこもその時期は休みかもしれません。
でもせっかくパリにいらっしゃるのでしたら、サンラザ−ル近辺を歩いてごらんになったらどうでしょう?もしかしたら一軒くらい開いているかもしれません。
蛇足ですが、メトロにスリ(子供のグループ)にはくれぐれもご用心ください。
投稿者:クレモナ 投稿日時:2003/12/18 11:50 ---17.72.118
MJさま、ありがとうございます。ぜひいってみますね。
かさねておたずねしてよろしいですか?楽譜やアクセサリー、また音楽関係の小物などもおいているでしょうか?・・・・まあいってみればいいことなんですが・・・・
投稿者:MJ 投稿日時:2003/12/18 16:01 ---218.65.19
はい、大抵のお店に小物類もおいてあります。でも店舗が小規模なので在庫や種類は豊富ではありません。お取り寄せになることが、多いです。弦は欧州製にも関わらず、日本より高いです。VAT20%のせいかもしれません。だから私はアメリカの通販を利用します。
旅行者なら沢山買い物をすれば(いくらか忘れましたが)免税(Detaxe)してもらえます。
そういえば、パリにSさんという日本人の弓職人さんがアトリエを持っていらっしゃいます。
日本弦楽器製作者協会のHPに連絡先があったと記憶しています。御電話してみたらいかがでしょうか?では楽しいご旅行を。
投稿者:鈷單 投稿日時:2003/12/23 23:37 ---98.15.54
スミマセン。ハンドルネームをかえたのですが、をうっかり以前のままで投稿してしまいました。
しかも固有名詞までだしてしまってスミマセン。
あらためて「クレモナ」でよろしくお願いいたします。
おかげさまで、連絡が付きました。いろいろ教えていただいてありがとうございました。
いってきます。
投稿者:鈷單 投稿日時:2003/12/23 23:38 ---98.15.54
そして漢字で投稿してしまいました。かさねがさね申し訳ありません。
投稿者:ないしょ 投稿日時:2003/12/24 01:25 ---0.212.147
楽器屋さんはRue de Rome沿いにいろいろあります。
Ariossoやflute de painの通りです。
メトロは2番線のRomeからまっすぐ下る、3番線Europeから
それか3,12,13と最近14番線も開通したSt-Lazare駅からどうぞ!
年末年始はどうかな〜、ちょっと微妙ですよ。開いてるといいですね。
ちなみに最近職人さんたちは遅くまでヴァイオリン作ってます。
年末だから???
Q:バイオリン
投稿者:waka 投稿日時:2003/12/20 23:41 ---29.2.20
今朝、手を滑らせてバイオリンを落としてしまって、
細かい傷が数箇所できてしまったのですが、早いうちに修理に持っていったほうがよいでしょうか?
50万位のストラッドのコピーなのですがそれだけでは修理にかかる費用はわからないでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/22 12:16 ---205.131.104
いらっしゃいませ、
このご質問ですが、無責任な事はいえません。見てみないとまったく解りません。
いち早く専門家に楽器を見てもらう事をお勧めいたします。それでは!
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/23 23:29 ---115.112.194
「今朝、交通事故にあって、今あちこちに擦り傷があるのですが、早く医者に言った方がよいでしょうか。私の年収は400万なのですが、治療費はいくらかかりますか?」という質問と同じに思います。
弦楽器工房に早く持ち込んで、落とした時の状況を正確に伝え、実際に状態を見てもらってはじめて、全貌が明らかになるでしょう。
Q:ストラディバリウスって。
投稿者:miyata 投稿日時:2003/12/14 16:51 ---16.232.140
はじめまして。よろしくおねがいします。
ストラディバリウスについて知りたいのですが。
ストラディバリウスには製造番号(?)みたいなのが書いてあるっていうのは本当なのでしょうか?シールでもはってあるんでしょうか?
また、その番号っていうのは本物かどうか、っていうのはどうやって調べたらいいんですか?もし、知っている方がおられたら教えてください。お願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/14 18:21 ---115.112.194
どういう次元で回答すればよいか判断しにくい質問ですね。
アントニオ・ストラディヴァリの楽器には、「クレモナ出身のアントニウス・ストラディヴァリウス、1***年に作る」などと印刷されたラベルが貼られてあるのが普通で、***の部分には手書きで年が書かれています。
(若いころに作ったラベルの版は、先のことを考えずに166*と3桁入れてしまったため、1670年以降は手書きで無理矢理6を8にしたり、6の上を削って手書きで9に見えるようにしたりしてあり、これもラベルの真贋の確認ポイントになっています。)
製造番号にあたる通し番号が記載されたという記録は、いろんな文献を読む中でお目にかかったことはありません。
楽器のどこかに通し番号が書かれていることで有名な製作者としては、ストラディヴァリウスやグアルネリ・デル・ジェスのコピー楽器で有名な、フランスのヴィヨーム/J.B.Vuillaume があげられます。
投稿者:miyata 投稿日時:2003/12/15 20:45 ---16.232.76
返事ありがとうございます。
そうなんですか。製造番号っていうのはないんですね。
実は、知り合いの人で家にストラディバリウスらしきバイオリンがあるって話で
どうやったら本物かなぁ、と思いまして。
もし、製造番号があれば、本物かどうかわかるかなぁって感じがしたのですが。。。
じゃ、鑑定書みたいなのはあるものなのですか?
本物かどうかは、日本ではわからないものなのでしょうか?
全部のストラディバリウスの写真がのった本なんてものはないのでしょうか?
もしご存知の方がおられたら、ぜひ教えてください。おねがいします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/16 00:32 ---115.112.194
世の中にストラディヴァリウスのラベルの貼ってある楽器は、非常にたくさんあります。戦前は、ストラディヴァリウスのコピーの手工量産楽器(特にドイツ、チェコなど)などには、ラベルまでコピーしたものを貼るのが一般的?だったようです。従って、古い手工量産楽器を100本集めると、多分10本ではきかない数のストラディヴァリラベルの楽器が含まれるように思います。
(大学オケのメンバーの楽器で、中国製含めストラディヴァリラベルのものが3本あったのを覚えています。)
「How many strad]というストラディヴァリウスの楽器をすべて記載した英文の本もあるようですが、稀少なので10万円はくだらないと思います。全部ではないけれど、ある程度の数が写真こみでのった本もあります。
今、ストラディヴァリとして認められているものは、ほとんど鑑定書がついており、その過去の持ち主をずっと遡れるくらい、調べつくされています。屋根裏から出てきたストラディヴァリラベルの楽器が本物である確率は、宝くじで1等を当てるよりも低いように思います。
投稿者:miyata 投稿日時:2003/12/17 18:00 ---16.232.76
またまた返事ありがとうございました。
>今、ストラディヴァリとして認められているものは、ほとんど鑑定書がついており、その過去の持ち主をずっと遡れるくらい、調べつくされています。屋根裏から出てきたストラディヴァリラベルの楽器が本物である確率は、宝くじで1等を当てるよりも低いように思います。
そうなんですか。昨日、知り合いの人に、ストラディ(?)っぽいバイオリンをみせてもらったのですが。。。うーんって感じでした。鑑定書もなかったですし。
>アントニオ・ストラディヴァリの楽器には、「クレモナ出身のアントニウス・ストラディヴァリウス、1***年に作る」などと印刷されたラベルが貼られてあるのが普通で、***の部分には手書きで年が書かれています。
それに、1***の部分が、そのバイオリンは、「17**」って感じでしも下2ケタが手書きっぽかったです。下3ケタが手書き風だったんですねー。
持っている人が、大きな会社の社長さんで、戦前にその人の親父が10万円で買ったらしいので、どんなものかなぁ、っておもったんだけどなぁ。
弦喜さん、ありがとうございました。
投稿者:ほう 投稿日時:2003/12/17 20:04 ---16.232.164
>それに、1***の部分が、そのバイオリンは、「17**」って感じでしも下2ケタが手書きっぽかったです
下2桁のものがあると聞いた事がありますが。
投稿者:miyata 投稿日時:2003/12/22 19:30 ---16.232.76
>「How many strad]というストラディヴァリウスの楽器をすべて記載した英文の本もあるようですが
もし、よければ、いつごろ出版された本で、書いた人の名前が分かれば知りたいのですが。ぜひとも宜しくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/23 08:58 ---115.112.194
まわりくどくなりますが、まずはお探しであるヴァイオリンに関する本の紹介がなされている本をお教えいたします。
レッスンの友社「ヴァイオリンの見方・選び方、応用編」
この本の126頁目から6頁にわたり、55冊にわたるヴァイオリンに関する書籍が紹介されており、その中の何冊かはストラディヴァリの作品に関するものです。
また、上記本には偽物ラベルの特徴も含め、楽器を見るときの有用な情報がつまっています。同じく「基礎編」も出ており、2冊ご覧いただければ、ヴァイオリンに関する疑問はかなり解消されると思いますので、ぜひごお求めになることをおすすめします。
「How many Strads? Our Heritage from the Master」1949 Ernest Doring は、初版は1000ドルくらいしますが、最近リプリントが出たようで200ドルくらいで入手できるかもしれません。
投稿者:miyata 投稿日時:2003/12/23 19:34 ---16.232.125
弦喜さん!ほんとうになんどもありがとうございました。
紹介していただいた本を調べてみたいと思います。
ありがとうございました。
Q:A線のB音の異質な音について
投稿者:どらねこたま 投稿日時:2003/12/22 12:49 ---71.190.125
先日,ヴァイオリンの調整をし,駒と魂柱を交換したのですが,A線のBの音が
他の音と違ってけたたましい音がするようになりました。音響的には音量が増し
音色もよくなったのですがその異質な音だけが気になっています。他の音もある種
の音で同じような兆候を感じる音がありますが,特にB音だけがひどいのです。
駒の位置を少し変えて見たりしましたが異質な音は相変わらず発生します。
うまく表現できないのですが,ウルフのような干渉音ではなくカタカタカタ
を高速にしたようなうるさい音です。
音量が増えた分楽器の構造上の問題が顕在化したのか,又は駒と魂柱のせいなのか
よく分かりません。
同様の経験をお持ちの方がいましたら,その時の原因を教えてください。
投稿者:どらねこたま 投稿日時:2003/12/23 08:20 ---44.64.174
上記の質問ですが,ロングトーンでスケールの練習をしているうちに
なくなりました。お騒がせしました。
Q:駒について
投稿者:みき 投稿日時:2003/12/26 22:05 ---107.189.221
先日駒に弓をあててしまい、C線側のテールピースよりにおもいっきり斜めにずれてしまいました。その時はバイオリンの先生に見ていただきなおしてもらいました。10日ほどたったのですが、今現在は見た感じでは何ミリかずれてるかな?程度です。音も変わりないように思います。またこのようなことが起こってしまったら、とちょっと心配です。一度曲がったことのある駒は、ずれやすくなってしまうのでしょうか?ケースで持ち運ぶ時の振動でずれたりするのでしょうか?また、自分で微調整する際のコツみたいなものをあったら教えてください。よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/27 00:01 ---115.112.194
駒が傾いておらず、弦が調弦した状態で張られていれば、振動などで簡単に駒がずれることはありませんが、今回のように当てて駒がずれてしまった場合は、やはり弦楽器を扱う専門家に再調整してもらうべきでしょう。普通は購入したお店にもっていけば、その程度の調整なら無料でやってくれます。
ヴァイオリン・ヴィオラなどの調整はミリ単位で行いますので、たった数ミリ、ではなく数ミリも!と考えた方がよいでしょう。
ぶつけてずれたとなると、横方向にも縦方向にもまた傾きもおかしなことになっている可能性が高いと思います。
左右にずれた場合の一番の弊害は、指板に対する弦の位置がずれますので、それで弾き続けると左手の指の押さえ方に悪いくせがつくことです。
また、駒が正しい場所にたっていないと、当然音にも影響がでます。
楽器の調整を行う際には、まず駒を正しい位置に立て、その駒位置を基準に魂柱(楽器の右側f字孔から覗くと見える表板と裏板に挟まれる形で立っている棒)の位置を合わせます。魂柱の位置は楽器の音に大きく影響を与え、これは1ミリずれても音は変わると言われています。その音を決める最大の要素は駒との位置関係ですので、その調整後に駒が数ミリ動くと、音にかなり影響が出ます。
専門家による早めの調整をおすすめいたします。
投稿者:みき 投稿日時:2003/12/28 12:15 ---147.206.92
アドバイスありがとうございました。早速お店で見てもらったところ、駒が通常の位置よりテールピースよりに下がっていて音の鳴りが落ちていたそうです。これからも注意したいと思います。本当にありがとうございました。