Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ビオラについて
投稿者:高橋俊介     投稿日時:2003/06/19 02:17  ---102.25.35

先日、僕の楽器のD線部分が、「ウオンウオンと鳴る」と書き込みをしましたが、
よくよく聴くと、「ビヨン」と伸びたような音を出していることに気づきました。
僕が学生のときに師事していた、読売日響の先生に見立ててもらった、
SIMORAという楽器を使っています。(これだけでもうほとんどの人にバレバレでしょうけど)1997年製です。当時50万でした。
買った当初からものすごい鳴り方をしていた、すごくじゃじゃ馬な楽器だったのですが、6年経ったいまでは、だいぶ音が落ち着き、たまにオールドのような響きを
出してくれます。これは僕の誇張評価かもしれませんが・・・。
スクロールも綺麗だし、楽器としても申し分なくいいのですが、
顎あてとテールピース、ペグが、明らかに中古品をつけたような後があり、
グレートの高い楽器に変えようか、部品だけ良質のボックスウッドに変えようか
迷っています。
部品だけ取り替えると、明らかに音色は変化すると聞きました。かといって、
グレートの高い楽器となると予算的な問題で何年かかるか分からないし・・・。
顎あての調整は非常に重要だと先生から聞きました。
やはり現在では、部品交換を考えた方がいいのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/20 11:16  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

おっしゃる通り付属品を替える事によって鳴り方などが変化する事はありますが、それが高橋さんにとっていい変化か悪い変化になるかは、やってみないとわからないというのが正直なところです。

良くあることなのですが、魂柱などの調整をしたあとに、鳴り方など変った時に
変った事=良くなったと安易に感じてしまう事がございますので、本当に良くなったかもう一度冷静に判断した方が賢明です。

ご質問の部品を取り替えた方がいいのか、グレードの高い楽器に買い換えるかは、ご予算の事もございますのでこればっかりは高橋さんご自身がご判断してください。
それでは!

Q:couturieuxについて教えて下さい。
投稿者:あめでお     投稿日時:2003/06/19 00:09  ---227.6.188

いつも楽しく拝見させていただいています。

5年間使った鈴木のバイオリンから、グレードアップ!と楽器を買い換えました。
師事している先生にも見ていただいて選んだのですが、購入してからこの楽器がどういう楽器なのか気になり、私なりに調べてみたのですがよくわかりません。ラベルには「couturieux michel」としかありません。楽器屋さんのお話では、フランス製のモダンということでしたが、もしかして工場製?だったのかな・・・。

なんとなくすっきりしないので、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいのですが・・・。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/20 10:46  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

couturieuxですが、1800年代後半のフランスの工房名のようです、その中にmichelさんとい方がいたと想像できます。
couturieuxという製作者は何名かいますが、michelさんは単独では書かれていないので
上記の工房の中にいた方だと想像いたします。(資料が少ないので断定は出来ません)
工房の特徴としてはDark yellow or reddish brown のニスが特徴と書かれています。
それでは!

Q:suzukiのバイオリンについて教えてください。
投稿者:とよ     投稿日時:2003/06/19 00:54  ---99.185.117

私はごくごく最近バイオリンを始めた初心者です。ほとんど何も分かりません。使っているのもセットで一万円をきる粗悪品ですが、それでもとても楽しくやっております。この度少しは良いものをと思い購入を検討しております。SUZUKIでボディ内部のシールに 特3 製作 209番 1964と書いてありますが、どのようなものなのでしょうか?ぜひ教えていただきたく質問をいたしました。やはり実際に弾いて見なくてはわからないものなのでしょうが、少しでも情報が欲しいです。よろしくお願いします。

投稿者:さるさ     投稿日時:2003/06/19 02:39  ---15.88.85

こんにちは。
私もスズキの楽器で特5とラベルの貼ったものを所有しています。
年代は1971年製です。

特5は特3よりちょっとだけ上のクラスになるかと思いますが、
今のスズキと比べて何ら変わりありません(笑)
私はオークションで7万円で購入しましたが、
楽器としては、価格相当だったと思います。

表板はさておき、裏板が大分厚い気がします。
多分、音色より割れなどを気にして厚めに削り丈夫さに配慮した為だと思います。
音色より、思い出とか、コレクションと言う意味では良いと思います。

投稿者:rio     投稿日時:2003/06/19 19:41  ---43.44.57

約40年前の楽器なので、購入にあたってはコンディションが重要かと思います。購入先が、楽器屋または弦楽器工房で、必要な修理・調整が済んでいるのであれば、いいと思いますが、オークションや個人売買では修理代とかがかさむ場合があります。

ただ、「古いsuzukiはどうか?」という話では、工業製品とはいえ弦楽器なので寿命は長く、保管・修理・調整がきちんとなされていれば、今でも十分使えます。私も、古いSuzukiのVnは、1960年代〜70年代の分数を4本持っており、現役で私の子供たちが使用しています。まったく問題ありません。

特シリーズは1〜5まであり、販売した年代によっては特1〜4はプレス品の時もあります。プレス品である場合には、経年変化で状態が悪化している場合があるので、表板のゆがみなどをよく見たほうが良いと思います。

私の持っているSUZUKIの内の1本、4/4は1987年製のNo.540で、安く手に入れましたが、コンディションが芳しくなく、ネック角度調整、糸巻き・テールピース・顎あて交換、駒取替え、魂柱取替え、魂柱位置調整をしているうちに修理・調整代だけで10万円超えてしまいました。

なるべくお金をかけずにすむのは、コンディションの良い楽器だと思います。

ではでは

投稿者:通りすがり     投稿日時:2003/06/19 20:13  ---228.123.117

私も1983年製の鈴木のrio様と同じ540番を持っています。
これは自分が学生時代に買って使っていたものですが、
先日20年の眠りから呼び覚まして、楽器屋さんに
持って行ったのですが、どこも直さずにすみました。
この20年間、一度だけ切れていた弦を取り替えただけ、
だったのですが、温度湿度が丁度良いところに
偶然しまっていたのが幸いしたようです。

再びレッスンを始めたのですが、今の先生に
無傷だったのが「奇跡だ」と言われてしまいましたが・・。
でも音も結構良いと先生にもほめて頂きました、この楽器。

たかが20年ですが何だか昔より音も良くなったような・・・。
クロムコアを張っていたのをヘリコアに変えたところ
とても合っていたようで、益々よい調子です。

と、こんな具合でおんなじメーカーの同じ型番の量産楽器でも
千差万別です。保存状態もさることながらはじめからの
個体差もあるようですし・・。

とよ様がご自分で書いておられるように、とにかく
弾いてみる事、そしてコンディションを確かめること、に尽きると
思いますが・・・。

投稿者:とよ     投稿日時:2003/06/19 23:52  ---99.185.116

沢山の貴重なご意見本当に感謝しております。購入はもう少し考えてからにいたします。もっともっと勉強し、練習を重ねて少しでも皆様に近づきたいなと思っております。この度は本当にありがとうございました。また分からないことがあったら、よろしくお願いいたします。

Q:ラベルに書かれている「poussin」という単語の意味について分かる方教えてください
投稿者:rio     投稿日時:2003/06/13 19:23  ---97.21.121

先日、縁あって、Mario Gadda というイタリアのメーカーのバイオリンを購入しました。製作地はクレモナではありませんMantovaとラベルに書かれてあります。f字ホールからラベルを見るとラベルの左側に、タイプ打ちの活字で「poussin」と書いてあります。
通常ラベルには「メーカー名」「製作地」「製作年」が書かれてますよね、この楽器にもきちんとこれらあ3項目は記載されています。がしかし、唯一つ分からないのが、ラベルの左隅に書いてある「poussin」という単語の意味です。
購入した楽器店に、意味を聞きましたが分からないとのことでした、どなたか、ご存知の方があれば教えていただけますか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/16 11:35  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

Mario Gaddaさんというとヴァイオリンの絵の入った派手なラベルが有名ですね。
「poussin」ですが、イタリア語や英語の辞書に載っていませんでした。
恐らく人名だと思います。「プッサン」や「プーサン」と読むみたいです。

なぜそこに書かれているのかはすいませんわかりませんでした。
それでは!

投稿者:rio     投稿日時:2003/06/16 12:08  ---43.44.57

STRAD店員さま、お調べいただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、私の楽器のラベルも、ヴァイオリンの絵とイタリアの街並みの絵が書かれた派手なラベルです。

私自身も、インターネットであれからいろいろ調べてみました
イタリーにニコラ・プッサンという有名な画家御方が居られたようですが、その人の作風とラベルの絵はだいぶ違うので、絵の作家の名前という推測は外れのようです。

今のところの私の想像は
(1)楽器のモデル(型)がプーサン(プッサン)という名前
(2)Gadda工房の プッサン(プーサン)が主に作成した
の2通りかなぁと想像しています。

同じくGaddaさんの楽器を持っておられる方、みなさんの楽器にはなんて書いてありますか???

投稿者:ぼこ     投稿日時:2003/06/16 20:22  ---209.68.3

ラベルに記載する言葉としては、「メーカー名」「製作地」「製作年」以外に
その楽器の愛称を製作者自身が命名することがあります。
以前も投稿したことがあるんですが、Riccardo BergonziやPietro Sgarabottoはラベルに愛称が書くことが多いです(全部の楽器に書いているかはわかりませんが、少なくともPietro Sgarabottoの場合、彼の作品集に掲載されている楽器にはすべて愛称が書かれてあります)
Mario Gaddaさんがラベルに楽器の愛称を書かれるか方かは知りませんが、「ニコラ・プッサンを尊敬して命名した」とか、「何かの絵をみてインスピレーションが沸いて楽器を作った」、なんて考えると楽しそうですね。

投稿者:yukutake     投稿日時:2003/06/17 12:43  ---94.243.169

ヴァイオリンではありませんが、1981年作のチェロを持っています。
ラベルを確認しましたが、絵などは描かれていないシンプルなラベルに、印刷で「Mario Gadda di Mantova」「FIGLIO ED ALLIEVO DI GAETANO」、手書きで製作地のMantova、製作年1981が書かれています。
それとこの楽器が、スカランペラ・コピーであることが手書きにて書いてあります。
本人の製作証明書にも同様の内容が書かれています。(確かスカランペラは、おじいさんになるはず・・・)

しかし、「poussin」の様な書き込みはありません。
この製作者は、モダン製作者のコピーを沢山製作しているようなので、オリジナルの製作者のお名前かもしれませんね。

投稿者:rio     投稿日時:2003/06/19 18:57  ---43.44.57

ぼこさん yukutakeさん 情報ありがとうございました

楽器屋さん情報によれば
Mario Gaddaさんのお父さんは、Gaetano Gaddaさん という弦楽器製作家で
scarampellaさん のお弟子さんだそうです。
購入した楽器屋さんでも調べてくれているので、判りましたら報告します。

いまのところ「Poussin」というラベルの文字の持つところの意味は分かりませんが
・プーサン(プッサン)という愛称?
・プーサン(プッサン)という作家のコピー?
・ニコラ・プッサンの絵をみてインスピレーションが沸いて作った楽器の型?
と思いをめぐらせながら、楽器とお付き合いしていこうと思います。

(追記)
私の持っているMario GaddaさんのVnは、製作年は1980年(Mario Gadda さんが50歳の時)に製作された楽器です。

Q:楽器屋の選択について
投稿者:Maria     投稿日時:2003/06/18 15:49  ---226.66.116

いつもお世話になってます。
楽器屋さんに楽器屋の選択についてお伺いするのは、気が引けますが、敢えて質問させて下さい。楽器屋の選択のポイントはズバリなんですか?素人には楽器の善し悪しが分からないことが多いと思います。素人購入者を騙すことなどプロのヂィーラーでしたら、赤子の手をひねるよりも簡単では?そうでない方も多いのかもしれませんが?いずれにしても、楽器を見る目も(聴く耳?)もそうですが、ヂィーラーを見分ける見る目も同時に養わなくてはと思います?皆さん、如何お考えですか?

投稿者:ひろ     投稿日時:2003/06/18 16:55  ---11.81.86

選択するというのはあまり意味が無いと思います。
数々のお店をみて回るのが基本なので。
そのうちに価格と性能の相関がある程度わかってくる
と思います。

あなたが経験の浅い方であれば
先生や楽器をよく演奏する
友達についてきてもらって価格の妥当性を検討する
のがよいと思います。

投稿者:Maria     投稿日時:2003/06/18 17:37  ---226.66.116

ひろさん、コメントありがとうございました。

投稿者:KS     投稿日時:2003/06/18 19:38  ---14.43.151

先ず、
(其の楽器屋さんで買った楽器の)下取りをしてくれる事。
修理、調整が上手い事。
(出入りしている他の御客さんの)評判(上手い、安い、親切、丁寧等等)が良い事。
です。
おまけは個性(得意分野)が在る事。
です。

投稿者:Maria     投稿日時:2003/06/18 21:26  ---126.78.41

KSさん、分かりやすい説明ありがとうございました。

投稿者:あーくん     投稿日時:2003/06/19 13:16  ---249.200.11

こんにちは。

ひろさんがおっしゃること、KSさんがおっしゃること、いずれもそのとおりです。

付言させていただくなら、バイオリン族の専門店と顧客の関係は、今なお信用取引的
なところがあります。高価な楽器であっても平然と担保なしで貸し出ししてくれますし、
逆に、「音」だけで価値が決まるわけではない楽器の費用対効果としての適正価格に
ついては、少々のクロウト演奏家であるだけではわかるはずもなく、結局、顧客の方
からも、信用できる相手(もちろん専門店等の中で)から購入することが必要になって
きます。楽器の価値がわかると豪語する僕の知人の中でも、正直言いまして、ある程度以上
の楽器を見分けることができる人はいませんし、そんな人、この日本に職業として
やっておられる人以外に何人いらっしゃるのでしょう?そういう商慣習のある楽器取引を
某ネットオークションで「すばらしい」名のある楽器として売っていて、それを時価の
3分の1やそれ以下で売買するのですから、時代は変わったというか・・・
(といいつつ僕はまだ若いのですが)・・・犯罪では?というか・・・悲しいというか・・・

要は、ご自身の受けた感じも含めて、いろいろな話や評価、もちろん置いてある楽器等を
総合的に勘案しながら、信用できるお店を選別し、その上で楽器を選ぶことも良い方法
であると思います、楽器取引の常識からすれば。

余談ですが、レッスン料はそのまま全額先生に支払うことを自店の宣伝にしておきながら
(そんなことはどうでもいいことなんですけど)、数割を引いているお店で
進められる楽器を購入できますか?あるんですよ、現実に。

ですから、ある程度以上(2ケタまでの楽器では率直に言ってあまり関係ないかもしれ
ませんが)の楽器を購入なさるには、まずお店を選ぶことも重要であると僕は思っています。

失礼いたしました。

投稿者:Maria     投稿日時:2003/06/19 18:36  ---226.66.116

あーくんの意見、非常に参考になりました。目からウロコ状態です。ありがとうございました。

Q:Emile Germainについて
投稿者:Emile Germain     投稿日時:2003/06/16 00:17  ---221.168.40

ストラッド様、こんにちは。いつもこちらを拝読や時折は書き込みなどもさせて頂いて
お世話になっております。この度は私のハンドルネームにもなっているEmile Germainについてお尋ね致したく書き込みをさせて頂きました。
私はパリで製作をしていたEmile Germainの1884年の作品を所有しているのですが、元々
数奇な巡り合わせで入手したため、この楽器の現代における市場価格が解らないのです。
もし宜しければお教え頂けないでしょうか?割と晩年にはパリ万博で金メダルも取得して
いるようですが、私の楽器は彼がDehonmasとの共同作業に終止符を打ち個人名でのラベル
表記を始めた初期の物で、当時のガン&ベルナルデルのような典型的なフレンチの型に
則った楽器です。お手数をおかけしますがどうか宜しくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/16 16:24  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

ユニバーサルディクショナリーはもうお読のようなのでこの方の経歴などは省略させて頂きます。
この方の客観的な現代の相場ですが、いろいろ資料を調べたのですが、解りませんでした。お役に立てなくて申し訳ございません。それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2003/06/16 17:26  ---108.179.57

御参考までに
http://www.stringsmagazine.com/issues/Strings85/auction.shtml に
GERMAIN, EMILE [S11/139] Violin w/case: Paris, 1898 4,050/5,670 $7,825 」4,830 DM14,828 エ826,268
とあります。
小売価格2.5倍の法則から、200万円以上である事が推察されます。

http://www.ifshinviolins.com/violins.html では、
$20,000以上にランクされています。アメリカと日本でこの手のヴァイオリンの値段の違いはありません。
Emile Germain, Paris, 1901. Emile Germain (whose father worked in the shop of J.B.Vuillaume) was one of the central figures in Parisian violin-making during the late 19th. and early 20th. Centuries. This violin was made the year after he won a gold medal at the Paris Exhibition and as an excellent example, created on the Guarneri model. The tone is brilliant with great depth.

投稿者:Emile Germain     投稿日時:2003/06/17 01:27  ---221.168.40

ストラッド店員様、弦一郎様、コメントを頂き有り難うございました。
なるほど、アメリカと日本では私の楽器の価格は同額と見て良いのですね。
これでスッキリいたしました。有り難うございました。
ストラッド店員様のご指摘の通り、私は自分の出来る範囲で可能なだけのEmile Germainの資料を集めました。パリに住む友人に頼んでLe Canu氏からも写真集と共にラベルのバリエーションやユニバーサルディクショナリーにはない記述のコピーも頂きました。しかし国内での流通がほとんど確認できず、この楽器の市場価格が私にとって唯一不透明だった部分なのです。本当に有り難うございました。

投稿者:kunkun     投稿日時:2003/06/17 03:52  ---125.28.227

便乗質問です。

Emile Germainさんのご質問の中にあった、「ガン&ベルナルデル」ですが、
この作者の真作で状態の良い物だと、市場価格はどの位になるのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/17 11:04  ---107.96.106

Gand&Bernardelは値段の幅が結構ある製作者なのですが、作者の真作で状態の良い物であれば日本の現代の相場は400〜500位だと思います。
フランスのモダンヴァイオリンの資料をまとめた評価によると8段階で上から3番目の評価です。それでは!

投稿者:kunkun     投稿日時:2003/06/18 00:26  ---125.28.233

店員さま、レスありがとうございます。
大変参考になりました。

もう一つお聞きしたいのですが、この作者の作風等は分かりますでしょうか?
紹介文などありましたら、是非お聞きしたいのですが・・・

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/18 14:18  ---107.96.106

Gand&Bernardelの特徴ですが、英文の資料から抜粋します。

この方の作品は卓越した経験の元に作られた。ニスはいろいろなものを使用。
Lupotのストラディモデルの外観とアーチングのモデルを作成。
ベリーファインでパワフルなトーンの楽器。

とあります。
それでは!

投稿者:kunkun     投稿日時:2003/06/18 17:43  ---125.30.94

ストラッド店員さま、情報ありがとうございました。
一度、この作者の現物を弾かせていただく機会があったのですが、
店員さまのおっしゃるように、パワフルで非常に良い楽器でした、
外見は赤いニスが印象的でした。
大変参考になりました。

Q:Certificateの有効性
投稿者:Terry     投稿日時:2003/06/13 06:46  ---110.157.66

高い楽器を買うときに付いてくる、Certificateのことですが、有名な楽器店やDealerの紙がついている楽器がありますが、紙が付いていても、偽物ということが有るのでしょうか? もし、紙の付いている楽器でも、後で偽物ということが判明した場合、その楽器を売った店は、買い戻してくれるのでしょうか?

投稿者:かめ     投稿日時:2003/06/13 07:16  ---196.104.75

鑑定書ですが、絶対というものはないと思います。
絶対という物は、製作者本人が発行した製作証明くらいでしょう。
紙が付いていても偽物という楽器はたくさんあります。逆に偽の鑑定書を
発行するディーラーや鑑定家もいますし、偽物であるという鑑定書も
たくさん発行されています。
そもそも、鑑定書は誰でも書けるのでTerryさんが自分で鑑定書を書いても
それは鑑定書なんです。

>後で偽物ということが判明した場合、その楽器を売った店は、買い戻してくれるので
しょうか?

店にもよるでしょうが、本物だと言うことで本物の価値に相当する値段を支払っていた
場合には、その差額くらいは返してくれるんではないでしょうか。楽器の買い戻しは
現実的にどこまでしてくれるかわかりません。個人間の売買でのトラブルにおいて
先方に買い戻させたという話はよく聞きますが。

偽物と判明した場合でも、売った店は「自分は本物だと思う」「別の人にもう一度鑑定して貰って決めましょう(もちろん、店側に有利な鑑定をしてくれる人)」などと
言って話を延ばされるのことが多いのではないでしょうか。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/13 10:52  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

鑑定書というのは「私文書」なのでかめさんのいうとおり絶対的なものではありません。誰が本当に発行したのかが一番の問題になります。また鑑定書が付いていない名器というのもたくさんあります。

残念な事ではありますが、鑑定書としてはまったく通用しないでたらめなものが非常に多いというのが現実です。
オークションではそのような鑑定書は歯牙にもかけず、容赦なく楽器を評価いたしますので、大変に頼もしいです。当店にもそのような鑑定書が付いた楽器が来ることがございますが、このような鑑定書を2度と世に出さないために封印するのが勤めだと思っています。

>後で偽物ということが判明した場合、その楽器を売った店は、買い戻してくれるので
しょうか?

これは最近では、オモボノ・ストラディヴァリ事件が有名ですね、この事件では驚くべき事に1審、2審とも原告側が敗訴していますが、
売る側に良心さえあれば買戻しは可能だと思います。それでは!

投稿者:YE     投稿日時:2003/06/13 12:58  ---158.124.208

制作者本人の鑑定書についてですが,かつて,そのような鑑定書のある新作イタリー
を売買しようとしたことがあります.しかし,「たとえ製作者本人の鑑定書であって
も,製作者が故意であるなしに関わらず,楽器自体がそうでないこともあるし,鑑定
書も偽造されることがある」という理由で,鑑定書は一顧だにされませんでした.

また,本物と思って購入した楽器が偽物だったら,という場合ですが,実はその経験
があります.あるディーラーで,某モダンイタリーを真正の楽器として購入したので
すが,数年後に,楽器の奥に弟子のラベルが張ってあることを発見しました.不審に
思って,購入したディーラーに持って入った所,弟子が作った楽器であると改めて鑑
定しなおした上で,鑑定ミスを認め,購入時のメーカーの物よりいいメーカーの楽器
と交換してくれました.いいメーカーの楽器と交換してくれるかどうかはともかく,
きちんとしたディーラーなら,ミスを認め,返金もしくは交換に応じてくれるはずで
す.

ヴァイオリン売買には,不透明な部分が多分にあります.鑑定書の問題もその一つで
す.ストラドさんの「このような鑑定書を2度と世に出さないために封印するのが勤
め」という姿勢を他のディーラーもとってもらえれば,一般顧客には本当に助かるの
ですが.

投稿者:Terry     投稿日時:2003/06/18 03:10  ---110.157.66

皆さん、お返事をくださって有り難うございます。超一流のDealerの鑑定書(C.Beare)が付いていても、やはり信用はできないのでしょうか? 例えば、昔Hammaの鑑定書が信用されていましたが、Hammaが亡くなってから、あまり通用しなくなってしまったようだし、だということは、Beareの鑑定書もBeareが亡くなってしまえば、しんようされなくなってしまうのでしょうか?

投稿者:ストラッド     投稿日時:2003/06/18 12:51  ---107.96.106

イギリス老舗オークションに出された、一流の鑑定書が付いた楽器でも、散々な評価を受ける事もありますので、最終的なフィルターはオークションだと思います。
世界中の楽器商やディーラー、演奏家など皆さんが同時に鑑定をして値段を決めるわけでありますから。

Hamma鑑定力は世界でももっとも優れたレベルであると店主は言っておりますが、信用度が落ちているのは偽造が多いのが原因のようです。亡くなったというのが原因ではないと考えております。

鑑定家の評価とは、今までいかに信頼がおける鑑定をしたかということに集約されると思います。(信頼がおけるかどうかはオークションに出ればはっきりすると思います。)
信頼のおける鑑定の実績があり、本物と見分けの付かない偽造鑑定書を作られない限り超一流鑑定家の信頼度は落ちないと思います。それでは!

Q:franco albanelli viola
投稿者:弦楽器     投稿日時:2003/06/16 23:02  ---38.200.74

とあ個人の(海外の方です)とメールでやり取りをさせていただいているのですが
franco albanelli というイタリアの人のヴィオラを紹介されました。
1万米ドル位なのですが、価格は妥当でしょうか?ドイツの方です。
もしよろしければ教えて頂けないでしょうか?普通日本ではいくら位でしょうか?

投稿者:YE     投稿日時:2003/06/17 02:53  ---219.204.100

Franco AlbanelliはGaetano Pollastriの弟子です.
G.PollastriはBolognaの代表的なメーカーの一人で,
その弟子であるF.Albanelliも一定の評価を受けています.
私もかつて,G.Pollastriのラベルの貼ってある
F.Albanelliの楽器を所有していたことがありますが,
師匠と同じ特徴を持つ,強く張りのある音でした.
状態や出来にもよりますが,F.Albanelliの「ヴァイオリンなら」,
200万円前後はすると思います.ヴィオラで1万弗なら妥当な値段だと
思いますが,あくまで現物をご覧になった方が良いと存じます.

投稿者:弦一郎     投稿日時:2003/06/18 00:43  ---02.82.214

http://www.violin.co.jp/v-204modan.htm
では、ヴァイオリンで420万円です。

投稿者:弦楽器     投稿日時:2003/06/18 01:03  ---38.200.10

ご返事ありがとうございます。とても嬉しいです。
インターネットで検索していたらこのようなものを見つけました。
この値段についてはどのように考えればよいのでしょうか?
お考えおきかせいただければ幸いです。

http://www.maestronet.com/history/instruments.cfm?ID=2&first_name=Franco&middle_name=&last_name=Albanelli

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/18 11:59  ---107.96.106

このオークションサイトのこの楽器の説明を読めば解ると思います。
Detailsというところですね。それでは!

投稿者:猫丸     投稿日時:2003/06/18 12:28  ---03.167.54

Authenticity Status: Skinner's "labelled,stamped or inscribed"
ですね。
Certificate Author:
は何も書いてありません。
つまり、 Maker: Albanelli, Franco と書いてあって、
真作だといっている鑑定書は付属していないということです。

別の質問のスレに鑑定書の信用性がありますが。
だれが、鑑定書の中でどのように判断しているのかが重要だと思います。
有名鑑定者が本物だと判断していると記載されているのか。
また、くさっても鯛と言う言葉もありますが、文字どうり、くさった鯛というのもあります。

Q:質問
投稿者:うさぎとかめ     投稿日時:2003/06/17 09:55  ---88.149.4

Silvio Barbieriのヴァイオリンについて教えて下さい。由来を知りたいのです。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/17 11:21  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

Silvio Barbieriさんですが、調べてみましたが解りませんでした。
SilvioさんやBarbieriさんという製作者は何名かいるのですが、Silvio Barbieriさんというのは資料では見つけることが出来ませんでした。すいません。
どなたかわかる方おりましたらよろしくお願いいたします。それでは!

投稿者:うさぎとかめ     投稿日時:2003/06/17 23:37  ---88.149.89

早速ありがとうございます。正確に書くと、Barbieri Silvio EL DIABLO Mantova
です。何か御存知でしたら、お教え下さい。

Q:音がかすれます
投稿者:dune     投稿日時:2003/06/17 00:21  ---162.59.11

こんにちは。
C線をひくと、なんだか音がかすれるんです。
かすれるというより弓が弦の上を滑るといったかんじなのですが、
うまくいえないのですけど、C線をひいていると
急に弓が軽くなり音がかすれ、また重くなって音が出る感じです。
うまく説明できなくてすみません。

これは、開放のときはならず、左手で弦を押さえると必ずなります。
左手の押さえる力が足りないだけでしょうか?

よく分からないので、何かアドバイスをお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2003/06/17 10:55  ---107.96.106

いらっしゃいませ、

開放弦のときには起こらないということなので、基本的には押さえ方に問題があると思いますが、弦の劣化により起こりやすくなっている可能性もございますので、弦の交換、弓の毛替えなどを行うとよくなる可能性はあると思います。
それでは!

投稿者:dune     投稿日時:2003/06/17 19:40  ---162.59.30

弦も弓も新品なので、押さえ方に問題があるのですね。

ありがとうございました。