Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:D線の高さ
投稿者:なお     投稿日時:2002/03/27 19:01  ---180.143.241

バイオリン初心者です。
まだファーストポジションしか,習っていないのですが,
D線の4の指(小指)を弾くと必ず隣の弦(AかG)をこすってきれいな音が出ません。
右手の角度が悪いのだろうといろいろ角度を変えてやってみたのですが,どの角度でも必ずこすってしまいます。
小指のせいかとも思い,別の指でやってみますが結果は同じです。
楽器を横から見ながらいろいろ弦を押さえてみると,弦と指板の距離が高くなるほど離れ,D線のミ(4A)を押さえると,弦の高さが隣のGやAよりも低くなっているような気がします。
こういうことってあるのでしょうか?
また,この推測が正しければ,指板と弦の距離を調整すれば良いということになりますが,その調整って可能なのでしょうか?

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/28 17:48  ---03.105.39

いらっしゃいませ、なおさん。ストラッド店主です。

正確な事は見てみないと解りませんが、文章から判断いたしますと
駒の高さ、アーチングに問題がある可能性があります。
アーチングが悪いとなおさんと同じように他の弦にこすってしまう楽器があります。駒の切りなおしや交換で対処できると思います。

でも本当の所は見てみないと解りませんので、お近くの弦楽器工房などに持っていって見てもらってはいかがでしょうか。当店でももちろん調整できます。
それでは!

投稿者:ゆり     投稿日時:2002/03/29 22:27  ---57.168.108

こんばんは。はじめまして。

私は小さい頃、本当に何も知らない頃、弦を張り替えるときに誤ってコマを倒してしまい、慌てて左右逆に立て直した事があります。
G線E線が、そりゃもう弾きにくいったら・・・(笑)

Q:弓を探しています。
投稿者:Endo     投稿日時:2002/03/27 11:26  ---134.245.147

私は,まだ初心者なのですが,現在使っている弓はW.ERNSTのスイス弓なんです。
バイオリンは,E.H.ロートの−R(1974年製)です。
この弓以上で,弦の上で暴れない弓がほしいのですが,どんな弓を選べばいいのかアドバイスをお願いします。もちろん,練習して,腕を上げたいのですが,上達の違いも弓によってあると聞きましたので。予算的には10万円台で探しています。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/27 14:46  ---93.90.13

いらっしゃいませ、Endoさん。ストラッド店主です。

弦の上で暴れないですか。弓はメーカー製で値段が決まっているものでも結構性能にばらつきがありますので、なかなかこれだ!とは言えない部分もあるのですが、当店の中の商品でお勧めすると
va-0531 H Wanka va-0567 Dolling などは最適だと思います。
またW.ERNSTのワンランク上のサルトリーモデルもなかなかいいです。
それでは!

投稿者:トド     投稿日時:2002/03/27 14:55  ---249.200.12

こんにちは。

ERNSTは私も複数の弓の中の一つとして所有しております。
あまり使ってはいませんが。
ものにもよりますが、決して使えない弓ではないと思いますので、10万円台で
お探しなら、このたびは見送る勇気もあっていいのではないかとも思います。
もう少し余裕をおつくりになり、やはり「使える30万円以上」を購入
された方が、はるかに経済的と思いますが。
ここで教えていただいたカーボン製の質はわかりませんが、ヘルナンブーコですと、使えるものは、やはりこの程度はします。
10万円台でヘルナンブーコ弓を購入されても、また近いうちに「次」をお求めになるという気がいたします(主観的ですが)。

あまり答えになっていなくてごめんなさい。

具体的にお勧めもあるのですが、ここでは控えさせていただき、ただ、今使っておられる筋でいいますと、FINKEL本人の30万のものも持っておりますが(知人に貸出中)、価値は十分にあります(個人的に好きかどうかは別です。)。

投稿者:Endo     投稿日時:2002/03/27 22:43  ---216.196.241

アドバイスありがとうございました。
しばらく,探してみます。
弓のほうが大切みたいですね。

Q:すみません質問です
投稿者:ヴァイオリン弾きの母     投稿日時:2002/03/26 08:05  ---0.227.20

以前にPADOVAの楽器について質問いたしました。丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。すみません、また質問します。DOMENICO SCIGLIANOという製作者についてどなたかご存知ありませんか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/26 14:31  ---93.90.13

いらっしゃいませ、ヴァイオリン弾きの母さん。ストラッド店員です。

Domenico Sciglianさんですね。当店の資料及びインターネットで検索したのですが、見つける事が出来ませんでした。申し訳ございません。
新しい楽器ですか?最近の人だとなかなか調べるのが難しいのをご理解ください。それでは!

投稿者:ヴァイオリン弾きの母     投稿日時:2002/03/27 09:45  ---232.247.76

丁寧にお答えいただきありがとうございます。医療でいうセカンドオピニオンをこちらでしているようなもので、ご不快でしたら、ごめんなさい。
楽器はむずかしいですね。
おっしゃるとおり新しい楽器です。よくなりますし、子どもの先生もOKをくださいましたし(それまでに何台も楽器を弾きくらべましたが)、何より子どもが気に入りましたし、楽器商も信用のある店ですし、不安材料はほとんどないのですが、ダメおしで、こちらに質問いたしました。
ありがとうございました。

Q:K,K、K,Sさんに関して
投稿者:K.Yoshimura     投稿日時:2002/03/24 19:16  ---46.24.244

 本日、ヤフーのオークションを通じて知り合った方のお話を聞かせていただき、手工品のバイオリンが何故高価かが大変良く理解できました。この方は自分でチェロを趣味で弾く傍ら、弦楽器の調整、修理までやってしまうのだそうです。本職はまた別にあるようです。そして貴店の店主様をよくご存知だと言っておられました。更に驚いた事に私の所属するアマオケの顧問ともお知り合いだそうで、世の中の狭さに驚きました。プライバシーの問題および本日知り合ったばかりなのでこの場にその方の名前を出すことは出来ませんが。
 200万や300万のバイオリンは決して高価ではないと改めて理解したのですが、やはり庶民には(少なくとも私には)趣味の段階でこのような投資をするのは勇気が要ります。少なくともかみさんは許してくれそうもありません。
 そう考えると、過去の記録にあったモモセケサヨシさんやKKさん、KSさんのバイオリンはお買い得を通り越して激安と言うことになるのでしょうね。中級の量産品と同価格帯ですよね。KKさんやKSさんのバイオリンもモモセさんの様に儲けを度外視して良質の材料で製作されたと考えてもよろしいのでしょうか。
 またこのクラスであれば手が届きそうですが、やはり実際に手に取ってみないと分からないと思います。試奏などさせていただけますか。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/25 15:38  ---93.90.13

こんにちは、K.Yoshimuraさん。ストラッド店主です。
そうですね、世の中意外と狭いですね。まあ弦楽器という共通がありますので、そんなに不思議ではないのかも知れません。

KKさん、KSさんのバイオリンは完全手工品です、材料もいいものを使っていますのでコストパフォーマンスは優れていますね。また日本ですので流通にかかる経費なども削減できます。

楽器はとりあえず弾いてみないとわからないと思いますので是非、一度試奏をしてみてください。当店は試奏だけでも大歓迎です。それでは!

投稿者:K.Yoshimura     投稿日時:2002/03/25 22:26  ---46.80.26

ありがとうございました。茨城県在住のため、簡単にはお伺い出来なのですが、いずれ是非とも試奏させていただきたいと思います。正直なところ、はじめは高価な楽器ばかりを扱っていてやや敷居が高く感じられたのですが、前のメールで知り合った人(仮にSさんと呼ばせていただきます)そのSさんからいろいろとお話を聞いている内にしっかりした品物であれば、決して高いとは言えないことが理解できました。逆に20万、30万は激安と言えるのでしょう。幸か不幸か私の耳では(いささかお粗末な耳かもしれませんが)明らかに差が分かったのは、6万円の楽器(当然プレス物)と20万の楽器、そして20万の楽器と800万から1000万を超える楽器でした。某楽器店で100万から300万の楽器を試奏させていただいたのですが、20万〜30万の楽器との有意差を試奏で感じることが出来ませんでした。試しに店に来られていたプロの人に弾いて頂きその音を聞いたのですが更に分からなくなってしまいました。プロの人が弾くと安い楽器までいい音になってしまうのでした!このときに自分の耳はいかにいい加減かを痛感しました。
 貴店にお伺いできる日を楽しみにしています。

Q:バイオリンについて
投稿者:きき     投稿日時:2002/03/24 20:41  ---149.235.27

Luca Bonfati Maestoro Liutaio Fece in Bologna Anno 1998
とラベルに記載されてますがこれはいくらくらいでどういった制作者なんでしょうか

投稿者:トド     投稿日時:2002/03/25 13:25  ---249.200.12

イタリアに在住しておりましたので、
新作イタリア楽器には多少は精通しているつもりで、コレクター
でもあるのですが、正直、ちょっと聞いたことがありません。
あまり名の通ってない作者なのかもしれません。
もしそうでなかったら、どなたか、逆に私にも教えてください。

もちろん、名前云々ではなく、実際に手にされて、作りの丁寧さ、
ニスの具合、そしてもちろん音量や響き等によっては、
名もなくてもすばらしい作品はいくらでもあります。

ただ、あまり名の通ってない作者の作品についても、
中国等で作られて適当なラベルを貼ってあるもの(明らかに
イタリア作家の手工ではないもの)も、私は何度も
見てきましたので、イタリアの作者のものでないといけないのでしたら、
信用あるお店や個人の方からご購入されることが懸命です。

ひどい例を言いますと、オケの仲間の友人が、むかしイタリア手工製
としてラベルもちゃんと記載されているものを40万円程度で
購入されたそうですが、修理のために表板をはずした際、
明らかに半量産品と判明しました。こんなことはめずらしくありません。

個人的には、ご自身で弾いてみて納得いく価格でしたら、
国等にこだわらずに購入されてみるのも面白いと思いますが。

答えにはなっていませんが、もしある程度のイタリア作品の場合は、
上記のような40万円では全く無理な話です。
ちなみに、100万円だせば、手ごろな手工製作品を見つけることができます。
おおざっぱですが、ご参考のため、あえて乱暴な数字を申しました。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/25 15:50  ---93.90.13

いらっしゃいませ、ききさん、トドさん。

Luca Bonfatiさん、当店の資料で調べてみましたが、残念ながら見つけることは出来ませんでした。クレモナにLuca Belliniという方の名前が見つかりましたが、Bolognaとの事なのでこれも違いますね。
どなたか知っている方おりましたら、よろしくお願いいたします。
それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/25 16:20  ---17.110.40

イタリアで上手に買えば、下記の6.1.の手工品は日本円で40万円位からです。

イタリア製のラベルのある楽器を種類別に分けると、
1.国外で作られて、ラベルにイタリアっぽいラベルを張ったもの
2.国外で作られて、ニスだけイタリアで塗ってその職人が自分のラベルを張ったもの
3.職人として登録されていない素人?が作ったもの
4.無名の製作学校の学生が自分の名前で作ったもの
5.工房で弟子達によって作られて、師匠(マエストロ)のラベルが張ってあるもの
6.名前が登録されている職人によって製作されたもの
6.1.これといって賞を取っていない作家のもの
6.2.賞をとって名前が知らしめられて居る作家のもの
6.3.マエストロとして認知されている作家の真作もの
等々があります。

ききさんのケースでは、1.3.4.の可能性が大きいと思います。
この中でも圧倒的に素晴しい物もありますが、商品価値は低くなります。
4.なら、商品価値も大化けする可能性があります。

商品価格と音との関連性は正の相関関係はありますが、相関係数は高くありません。

イタリアの新作が最も良く売れているのは日本です。

Q:始めての質問
投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/15 17:32  ---02.75.178

楽器のことはよく知って居る心算だったのですが、弾くほうが専門なので、基本的なことを知りません。

楽器のサイズについて教えてください。弦長の標準などは、しばしばご紹介頂いて居りますが、本体サイズについて、教えてください。

3サイズ(バウツ)と胴長、アーチの厚みの標準、標準からずれた場合、音にどのような影響が出る傾向があるのか?非常に興味があります。
また、極端に大きな楽器や小さな楽器を作っている作者が居たら、教えてください。どのような根拠で決まっているのかも出来れば教えてください。

F孔は、なんとかスタイルといって、ばらつきが大きく、また、Fでない場合すらあり、標準が無いようにも思いますが、大きさ、幅、距離の音に対する影響の傾向も宜しくお願いします。

ストラディのこれが基本とか、デルジェスのあれが基本なんていう話しはよく耳にしますが、なぜそうなるのか、興味が尽きません。

宜しくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/18 11:20  ---93.90.13

いらっしゃいませ、弦一郎さん。ストラッド店主です。
物凄いレベルの高い質問ですね。わかる範囲でお答えします。

バウツ(横幅)の標準とされているサイズは
アッパーバウツ165 ミドルバウツ114 ロアーバウツ205で
各+−7までが標準です。比較的このサイズはかなり自由に職人さんが作りますが、名器と呼ばれているものはたいていこの範囲で収まっています。
胴長に関しては、短すぎると鳴りが悪くなりますし、長すぎるとビオラの音に近くなりますのでやはり許容範囲内の楽器がベストだと思います。極端にサイズパターンが違う楽器はバイオリンではなく違う楽器になってしまうと思っています。

アーチの標準というのはあまり聞いて事がないのですが、3つに分かれます
やはりストラディバリのミディアムアーチが一番多いと思います。
ローアーチ(厚みが薄い)の代表がデルジェスです。晩年のストラディバリもこのタイプを作っています。
ハイアーチ(厚みが厚い)の代表はスタイナーです。

アーチと音の関係は厚くなるほど音質がよくなり薄くなるほどパワーが増すというのが一般的な意見ですが、私は楽器一本一本の違いの方が重要だと考えています。

F孔の標準はやはり「ストラディバリ」タイプだと私は思っています。
ただ個性的なF孔は個人的には大好きです。
今回の質問はとても掲示板だけでは説明しきれないので本を紹介いたします。レッスンの友社「ヴァイオリンの見方、選び方 基礎編」という本に詳しく書かれています。それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/18 21:56  ---17.116.210

丁寧なご返答有難うございました。もう少し勉強します。

無量塔蔵六著「バイオリン」岩波文庫を読む前は、バスバルゲン(低音の力木)が存在することすら知らずに弾いていましたが、本を読んでから楽器自体に興味を持つようになりました。あの本、廃版になっているみたいですね。
ご紹介いただいたサイズは、ストラディヴァイリウスの黄金期に較べて、少し小さめの様な気がします。
http://www.vmaai.com/articles/LeonArt.htm
は面白いと思います。

大きな楽器では、ドイツの楽器でLength361mm, Upper171mm, Center114mm, Lower212mmというのを弾いた事があります。あまりに大きかったのでサイズを覚えていました。40000マルク程で、良い音だったと思いますが、作者を忘れました。Magginiとか言っていた様な気がします。
今使っている楽器は、ストラディバリ型でLength357mm, Upper170mm, Center109mm, Lower211mmです。少し大きめですが、Centerの括れが大きいのですね。
小さな楽器には縁が無い様です。

アメリカに居た頃、異形のヴァイオリンを弾いた事があります。インターネットで調べていたら、出てきました。
http://www.rivinus-instruments.com/Instruments.htm
気が違いそうになるほど、違和感はありますが、軽くて弾きやすく、低音から高音まで良く鳴る楽器だったと記憶しています。ストラッド様はヴァイオリンとは違う楽器との御認識でしょうか?専用のケースでないと入りませんね。

異形ヴァイオリンについてご意見をお願いします。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/19 14:17  ---93.90.13

いろいろな形のヴァイオリンがあるんですね。驚きました。
面白いですね。その楽器を高く評価する方がいるのならその楽器は素晴らしいものだと思いますよ。それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/19 16:48  ---17.109.16

ご意見、有難うございました。

投稿者:ヴィヨーム     投稿日時:2002/03/19 21:58  ---03.55.144

ロシア国立交響楽団のヴィオラ首席奏者がこのような異型楽器を使用しています。その楽器のF字孔は一般的な形をしていますので、この製作家のものか定かではありませんが…。
あくまで個人的な感想ということで申し上げますと、私は“ヴィオラ”と言うには少々抵抗があります。ヴィオラと同じ音域を出せる弦楽器といったところでしょうか。ヴィオラ奏者特有の身体的問題を考慮しているとのことですので、演奏するため開発された効率の良い“道具としての楽器”と割り切れば、然程抵抗もありませんが…。でも、ヴィオラという楽器が300年以上も形を変えずに踏襲されてきたということは、効率だけでは決して割り切ることのできない完成された何かがあるように思うのです。

投稿者:バイオリンマニア     投稿日時:2002/03/20 00:35  ---180.226.81

弦一郎さんこんばんは。

ドイツものといわれましたが、magginiだとすれば
イタリアブレシアの製作者ですよね。でも40000マルクで本物のmaggini
ということはないでしょうね〜?

確かに、初期ブレシアの楽器は、ボディが長く全体的に大型で四角い感じが
します。実際見なければわかりませんが、寸法を見る限りブレシアの系列かも
しれませんね。

また、異形の楽器に付いては、バイオリンではありませんが、
igino sderciのビオラを弾いたことが有ります。
弦一郎さんの紹介されている楽器と似ていますが、鳥の頭のような部分が
もっと出っ張っていたと記憶しています。F孔については
残念ながら覚えていません。
何せ、ただでさえ大きなビオラが横に広がっているので、
持ちにくいことこの上ない楽器でした。
音色?音色はとても良く音量もかなりありますが、ステージで弾く
ことは、私個人としては遠慮させていただきたいと思いました。

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/20 05:20  ---17.120.150

本物のMagginiであるはずもありません。そんなに古い楽器ではなく、ドイツのMagginiモデル?だったと思います。重要文化財の様な楽器ではないですよ。
それにしても、40000マルク、300万円程であの音は魅力的でした。

やはり、サイズについては興味がつきません。
http://www.musicforyou.co.uk/violindimen.htm
http://www2.odn.ne.jp/~cbe04040/page7/page7.htm
こんなのも見つけました。

ビオラは、ヴァイオリン属というよりコントラバスと同様寧ろビオール属で、だからサイズも決まっていないのだなんていう話しも聞いたことがありますが、本当なんでしょうか?

Q:チェロの製作者について
投稿者:すみれ     投稿日時:2002/03/15 15:58  ---00.40.251

最近チェロを習い始めた超初心者です。
「ウィリアム・フォスター,イギリス,1,700年代」
という製作者とチェロについてどなたか教えてください!
【価格・評価・どういう文献を調べたらよいか、等々】
とある演奏者の方のチェロがこれだそうで、
私好みのステキな音でなんとかここまで調べたのですが
にっちもさっちもいきません。
どうぞ、宜しくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/15 16:44  ---93.90.13

いらっしゃいませ、すみれさん。ストラッド店員です。

Williamu Forster はイギリスでは有名な製作者ですね。
フャミリーで初代がジョン、二代目がウィリアム 3代目がウィリアム2世4代目がウィリアム3世です。価格はバイオリンの価格ですと2世3世が一番評価が高く日本円で300位です。チェロとなるともっと高くなると思います。
通常Williamu Forsterというとウィリアム2世の事です。
彼の事を(old Forster) と呼び
ウィリアム3世の事を(Youug Forster)

文献は英文の文献でUniversal Dictionary Of Violin &Bow Makersに詳しくのっております。が今日は英語の得意なスタッフがいないので訳す事が出来ません。すいません。それでは!

投稿者:すみれ     投稿日時:2002/03/19 16:02  ---00.40.251

かなりお礼が遅れて申し訳ありません。
本当にありがとうございました!
勉強になります。
店員の方の応対がとても丁寧で博識だし、私の楽器も
このお店で買えればよかったなとつくづく思います・・・・・
だって知らなかったんだもんな〜残念。

これからも宜しくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/19 16:07  ---93.90.13

こんにちは、すみれさん。ストラッド店員です。ご丁寧にありがとうございます。
でも私は決して博識ではありません。店主がそろえた資料を見ているだけなのです。ちょっと照れくさかったので。それでは!

Q:国産楽器に関して 1981年KISO Suzuki#350および1956年Suzuki特1,特2
投稿者:K.Yoshimura     投稿日時:2002/03/15 23:35  ---46.82.29

 初めまして。弾きこまれたOLD楽器(いや中古と言うべきでしょうか)が欲しいのですが、イタリア物やフランス物などは高価でとても手かでません。上記の楽器も一応古いという意味では木が乾燥していて良い音がするのではないかと考えています。時々オークションなどに出品されていますが、プロの目から見てこれらの楽器(題名にある楽器)は如何なものでしょうか?楽器の健康状態が良好という前提で考えていただければ幸いです。(たぶん国産の量産品でしょうから、商品的な価値は無いと思いますが)Suzukiに関しては専門店に尋ねるといつも意見は分かれます。例「質の悪い初心者用のバイオリン。材料もろくな物が使われていない」「Suzuki=悪かろうは言い過ぎ、中にはまともな楽器もある。」「Suzukiの上級機種に費用をかけるなら、もう少し奮発して、ドイツ、更にゆとりがあればイタリア、フランス物を選ぶべき」「最近は中国やルーマニアの物が安くて良い。Suzukiに手を出すならこちらに軍配」等々です。Suzuki否定派にかかれば古いSuzukiはまさにゴミ同然とでも言わんばかりです。果たして本当にそうなのでしょうか?上記の物(1981年KISO Suzuki#350および1956年Suzuki特1,特2)には興味があるのですが、入札すべきか否か迷うところです。貴店ではどの様にお考えでしょうか?

投稿者:rio     投稿日時:2002/03/16 02:20  ---132.185.128

私は素人です。(ということを前提に書きます)
現在suzuki No.540を使っています。
音色は対価格効果としては満足しています。
先生も工房の人も「あたりの楽器」と
評価してくれています。

名古屋鈴木さんのVnは
年代によっては「特」番の
4番未満にはプレス加工品があります

プレス加工品の場合、あまり古いものだと
購入後調整に苦労するかも知れません
一度、メーカーに直接お問い合わせすることを
お勧めします

私は、各人の許された(無理のない)予算内で
楽器を買うべきと考えており

予算内で、手に入れられる
最良の物を手に入れられれば
それで十分と考えています

ただ、最終決断する前には
できれば試奏することをお勧めします。

ではでは

投稿者:斎藤     投稿日時:2002/03/16 08:59  ---166.95.180

> ただ、最終決断する前には
> できれば試奏することをお勧めします。

私もそれがベストと思います。
が、質問者は「入札すべきか否か」と
おっしゃっていますので、ネットオークション
でしょうから、試奏は無理かな?

投稿者:K.Yoshimura     投稿日時:2002/03/17 11:53  ---01.20.3

SUZUKIの特は案外良い音がすると聞いていたので、今回入札を検討したのですが、プレス物では今一なので今回は見合わせます。大変参考になりました。rioさん、斉藤さんありがとうございました。

Q:絃に付いていた小さなゴムは何に使うの?
投稿者:rio     投稿日時:2002/03/14 10:16  ---225.25.226

初歩的な質問ですみません
ピラストロ社のクロムコア
サイズ1/8to1/4のG線の袋の中に
直径4mm程の
小さなゴムリングが入ってました
これは、何に使うのでしょうか?

絃に付いているチューブとは違うし…

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/14 14:38  ---93.90.13

いらっしゃいませ、rioさん。ストラッド店主です。

そのゴムリングは、チューブと形は違いますが、駒と弦の間に挟んで、駒に食い込むのを防ぐための物です。

でも私を含めて、ほとんどの人が使ってないと思います。チューブもそうなのですが、駒のほうに食い込み防止が施されていれば、使わないほうが楽器にはいいのです。それでは!

投稿者:ばるるる     投稿日時:2002/03/15 17:16  ---1.102.224

よく分かりました。
毎回、分かりやすいご回答ありがとうございます。

Q:弓の制作者について
投稿者:ぶらっちぁー     投稿日時:2002/03/13 07:55  ---88.180.191

はじめまして、(名前の通り)ヴィオラを弾いているものなのですが、今新しく弓を探しています。いろいろと試しているのですが、その制作者がどのような人かなどもいろいろと知りたいので、次に挙げる弓の制作者について教えて下さい。あと、どれくらいの値段で取り引きされているものなのでしょうか。ちなみにRaffinの鑑定書がついているらしいです。

Atel.Morizot
Fr.Lotte
M.Laberte
E.Daghin(?)

それと、いままで見てきたなかでEcole Peccatというのがあったのですが、ある人が「PeccatにEcole なんて存在しないはず」と言っていましたが、、、、、そうであれば、そもそもこのEcoleとは何を差しているのでしょうか。学校ではなく、工房みたいなものだとか、、、、、
このあたりを、詳しく教えて下さい。

よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/13 11:45  ---93.90.13

いらっしゃいませ、ぶらっちぁーさん。ストラッド店員です。

Atel.Morizot
Morizotという方は大変有名なミレクールの弓造りですが、名前はLouisです。Atelという名前は資料からは見つけられませんでした。Louisには5人の息子がいると資料にありましたのでもしかしたら息子さんかも知れません。
というわけで相場も解りません。
Fr.Lotte
1883年ミレクール生まれ。ボーメーカ。弓の場合物によってぜんぜん違いますが40〜60というところだと思います。
M.Laberte
ミレクール1880年生まれ。この方は積極的に大量生産のバイオリンを作ったという事です。ロシアに30000挺のバイオリンを輸出したという記録があります。値段は物を見ないとなんとも言えません。
E.Daghin(?)
調べたのですが、解りません。すいません。
PeccatteのEcoleはおそらく名前だと思いますが確かに資料にはEcoleという名前は出ていません。「ぺカットのイミテーションは星の数ほど作られた」と資料にありますので、その中の一つかも知れませんね。それでは!

投稿者:ぶらっちゃー     投稿日時:2002/03/15 09:05  ---88.180.206

お返事、ありがとうございました。

その後、ちょっと気付いたのですが、「Atel.Morizot」のAtel.はアトリエのことではないでしょうか。Morizot本人が最終的にチェックしたなどという弟子の作ではと。そのようなものは存在するのでしょうか。ついでに「Ecole Peccatte」の方も言ってみれば似たような物ではないのではと思うのですが。Ecoleはなくても、こちらもアトリエでの本人以外の作で最終的に本人がチェックをお行ったなどと言う可能性は考えられないのでしょうか。イミテーションというにはあまりにできが良すぎるので。