Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:オールドバイオリンは鳴らないの?
投稿者:しげりん     投稿日時:2002/03/13 20:17  ---248.109.135

御質問させていただきます。

先日、ある方からモダンや新作のバイオリンに比べて、オールドバイオリンは大きな音では鳴らない、といったような事を聞きました。

一般論として、そのような事が言えるのでしょうか?

なにぶん、オールドバイオリンを試奏する機会がないもので、皆目分かりません。
皆様のご意見、宜しくお願い致します。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2002/03/13 22:18  ---14.8.198

通りすがりの者です。
私はクレモナの新作と1840年頃のオールド(モダン?)バイオリンを持っています。
両方ともよく鳴りますが、弾いていて気持ちがいいのは断然古い楽器の方です。
新しい楽器は元気な音、古い楽器が艶っぽい音というんでしょうか?
(ちなみに私の持っている古いバイオリンは、イタリアで買ったせいもあって、それほど値の張るものじゃありません)
個人的には古い楽器の方が圧倒的に好きです。

楽器をお探しなら最初から選択肢を狭めずに、新作とオールド(モダン)の両方をお試しになった上で結論を出されることをお勧めします。
最終的には自分のフィーリングなので。

わからないのに色々書いてすみません。
いい楽器に巡り逢えることをお祈りしています。

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/14 01:52  ---17.116.68

ストラドやデルジェスの状態の良い物は非常によく鳴ります。

同じ値段なら、17世紀の楽器はモダンほど鳴らないと思います。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/14 14:16  ---93.90.13

いらっしゃいませ、皆様。ストラッド店主です。

そうですね、鳴る鳴らないという話はいろいろな要素がありまして、語りだすときりがないのですが、単純に新作と弾き比べると鳴らないような印象だと思います。通りすがりさんのいう通り新作は元気で若い音がします。それに対して古い楽器は、落ち着いた艶のある音ですね。
私もここでは何度も言っていますがやはり古い楽器の音が好きです。

まあ楽器は1本1本違いますので、一概に全てがそうなんです、っと言えないところが楽器の面白さだと思います。それでは!

投稿者:しげりん     投稿日時:2002/03/14 19:14  ---248.109.149

皆様、ご丁寧なご回答、誠に有難う御座います。

バイオリンは1本、1本性格が違うところが
奥が深く、興味の尽きないところなのでしょうね。

またおじゃまするかと思いますが、その節はまた
宜しくお願い致します。

Q:楽器の製作者に関して
投稿者:BlackBlack     投稿日時:2002/03/12 05:10  ---231.8.101

いつも拝見させてもらってます。
質問なのですが、ストラッドさんなどが楽器の製作者を尋ねられたときは
どうやって調べているのでしょうか?何かインターネットや
書籍でカタログと言うかリストのようなものがあるのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/12 10:47  ---93.90.13

いらっしゃいませBlackBlackさん。ストラッド店員です。

調べる係りは私なので店員がお答えします。

最初はインターネットで検索を掛けます。有名な方はここで大体解ります。
それ以外でオールド、モダンの製作者を調べるのは
英文の文献でUniversal Dictionary Of Violin &Bow Makers
を主に使っています。
新作のバイオリンの場合イタリア語の文献なんですが
Liutai Italiani Di Ieri E Di Oggi という本で調べています。
その他いろいろありますが、だいたい上記のものです。

また日本の本ですと、特に弓の質問などは「東京音楽社」の
「音楽の辞典 弓」という本をよく使います。 それでは!

投稿者:BlackBlack     投稿日時:2002/03/13 09:27  ---231.8.131

長い歴史のバイオリンだとそういうのもあるのですね⇒文献
ありがとうございます。
たまーにふらっと楽器店入って製作者とか見えたりすると
気になったりするので。
ちなみに自分の楽器は怖くて調べてません(^O^)音が好きだから
関係ない!って思ってます。思い込んでます

Q:チェロのレンタルについて
投稿者:リバーサイド     投稿日時:2002/03/12 05:02  ---57.45.168

はじめまして。2ヶ月程チェロをレンタルできるところを探しています。海外から大阪に一時帰国する際ですが、可能でしょうか。サイズは4/4です。配送、費用、保険レンタルできるチェロのグレードなどについて教えて下さい。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/12 10:16  ---93.90.13

いらっしゃいませ、リバーサイドさん。
チェロのレンタルの件ですが、業務内容における質問はメールでお願いいたします。お答えはメールでいたします。それでは!

Q:鈴木バイオリン 1/4サイズ
投稿者:yasuko     投稿日時:2002/03/11 00:13  ---4.44.151

はじめまして。

子供の分数バイオリンの購入を予定しています。そちらで鈴木バイオリンを
購入した場合、表示されている価格は、最初のセッティングも
含まれているのでしょうか。
また、バイオリンのケースは別途購入だと思いますが、おいくらくらい
するのでしょうか。

もうひとつ、バイオリンが鈴木の520番だとすると、弓としては、
どの程度のものが適当でしょうか。

バイオリン、弓、ケース、その他調整費などすべて含めての価格を
知りたいのです。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/11 11:45  ---93.90.13

いらっしゃいませ、yasukoさん。ストラッド店主です。

スズキの単体をご購入の際には、その他に必要になるのが
アジャスター3つ、肩当、ケース、弓が必要です。当店では松脂はサービスでつけております。具体的な値段はメールでお知らせしました。(ちょっと生生しいので)調整費は頂きません。

弓の目安は本体の3分の1から半分位が目安になると思います。
当店では弦は3割引き、その他付属品は2割5分引きになっております。

それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/12 05:42  ---02.73.218

鈴木のセットの弓は、恐ろしく低品質です。木の材質が悪いので、フニャフニャで音がまともに出ません。いくら分数楽器であっても、ひどすぎます。他のメーカーの物で5万円程出せば、許せるものもありますが、それでもなんだコリャ?というものが多いのが現状です。

新素材の弓は、如何がでしょうか?分数では唯一Glasserというブランドが5000円位であります。分数のGlasserは弾いた事がありませんが、4/4では、5万円以下の木の弓に性能で負けることは絶対にありません。まともに毛を張れるし、飛ばし弓も楽に出来ます。元弓〜先弓まで普通に音がでます。但し、新素材の毛はダメです。

子供にヴァイオリンを習わせる親は、どうせ成金でなにも解っていないのだから、どんな値段をつけても買うだろうという様な、良からぬ考え方がうかがわれます。

Q:オールド楽器の維持について
投稿者:しげぼん     投稿日時:2002/03/10 21:12  ---220.116.133

こんにちは。いつもHPを楽しく拝見しています。
最近、妻もヴァイオリンを始めたので、
新たにヴァイオリンを購入することとなりました。
素人ながら、色々ヴァイオリンについて勉強していたんですが、
気になることがあり、恥ずかしながら質問します。

元々我々庶民にはオールド楽器なんて手が出ないものと思っていたんですが、
こちらのHPを見たりしていると、少し頑張れば手が出ないこともないと分かり、
一度は手にしたいと思っています。

しかし、ある楽器店では、オールド楽器の維持には調整や修理等の維持費がかかる上、扱い方や保存方法も大変神経を使うから素人は手を出さない方が良いと聞きました。
逆に、別の楽器店では、新作楽器の方がニスが乾いておらず保存に神経を使うし、
楽器自体にまだ水分を含んでいるから後々楽器自体に歪み等が生じるため、
維持費も結構かかる場合があり、オールドの方が扱いやすいと言われました。

一体どちらが正しいのか判断がつきません。
頻繁に修理や調整が必要で費用もかさむ様なら
庶民の僕としては諦めねばならないかなと思っています。
オールド楽器の維持は難しく、費用もかさむと覚悟しなければ所有できないものなのでしょうか?

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/03/11 14:49  ---93.90.13

いらっしゃいませ、しげぽんさん。ストラッド店主です。

どちらも正しいと言えると思います。お店がどのような楽器を得意としているのかによって2つの意見が出ると思います。

>オールド楽器の維持は難しく、費用もかさむと覚悟しなければ所有できないものなのでしょうか?

当店に関して言えば、古い楽器もトラブルが起こらないようにきっちり調整してからお客様にお渡しするように心がけております。私は20年は普通に使ってトラブルが起こらないように楽器の調整を心がけています。
それでも100%とは行きませんので、その時は当店が責任を持って修理を施します。2年間は無料で、それ以後も適正なお値段で。
きっちり調整してあれば、新作もオールドもそれほど扱い方を保存方法も私は変わらないと思っています。むしろ新品でピカピカの楽器のほうが「傷がつくんじゃないか」とヒヤヒヤすることが多いと思います。

確かにオールド楽器の修理は今までびっくりするくらい高いという認識がありますが、実際は当店でも、当店の御付き合いしている職人さんも適正価格
を心がけています。ので古いから維持も難しく、費用がかさむと覚悟しなくてもいいと思います。それでは!

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/11 18:23  ---17.120.119

いくら楽器屋さんが適正価格と言っても、日本では19C初頭迄のオールドと言われる楽器で、健康状態、音が良く、実用に耐える物の値段は300万円を超えます。知られた名前が付いていたら、1000万円を超えます。20世紀前半迄のモダンと言われる楽器でも300万円程度です。一方新作なら中国、東欧製で30万円程度から、イタリア製で80万円程度からあります。日本では、クレモナ製に人気が集中していますが、イタリア製である必要の有無は、ブランド指向の強弱に拠るでしょう。

新作楽器の問題点として、
1. ニスが乾くのに時間が掛る事がある。
2. 鳴る様になる迄に時間が掛る事がある。
3. 魂柱の位置を駒から離して立てる必要がある場合がある。
4. 温度湿度に敏感な場合が多い。
5. どんな音になるのか、誰にも解らない。
等々が考えられます。

1. に関して、20世紀の楽器なら例外を除いて、まず問題はありません。
2. に関して、物によって違いますが、3ヶ月から5年以上のばらつきがあります。
3. に関して、3年程掛けて徐々に魂柱を動かす事が多い様です。
4. に関して、個体差はありますが、古い楽器に較べて敏感です。
5. に関して、楽しみにして引き続けるのが新作楽器です。

これだ!という楽器に出会えるまで、気長に探してください。

Q:E線に付いている透明の小さい筒?
投稿者:ばるるる     投稿日時:2002/03/09 16:19  ---1.102.231

バイオリンなんですが、E線が切れたので張り替えてみようと思った所・・・
透明の長さ5ミリほどの筒状のものが線の中に付いていたんですが、これって
何に使うんでしょうか?
何となく、駒の上に乗っけるような気がしないでもないんですが、それとも
取っちゃっても良いものなんでしょうか?
気になったので質問してみました。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/11 14:18  ---93.90.13

いらっしゃいませ、ばるるるさん。ストラッド店員です。

E線の透明な筒は駒にE線が食い込まないように駒の上に乗せます。
(きっちり乗せないと音がそれが振動して雑音になる事がありますので注意してください。)
結構食い込むんですよE線は。

また駒のE線のところに「スネヤドラム」の皮を貼って食い込み防止をしたりします。皮が貼ってある駒はこの筒は必要ないので取ってしまってもかまわないです。それでは!

Q:ビオラのサイズ
投稿者:ばるるる     投稿日時:2002/02/28 02:12  ---2.78.214

質問です。
ビオラをやってみたいと思ってるんですが、ビオラって色々とサイズが
ありますよね?
胴の長さが395ミリから405ミリくらいのものが一般的のようですが、
初心者の場合、どのくらいのサイズの製品が良いのでしょうか?
ちなみに、私は身長が180あるので体格的には比較的大きい方だと思います。

それと、サイズが違うとやはり音程を取る幅も変わってくるものなんでしょうか?

以上質問です、よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/28 14:45  ---93.90.13

いらっしゃいませ!ばるるるさん。ストラッド店主です。

ビオラはよく言うのですが「何でもあり」ですね。標準というのがないのですがやはり400ミリより小さいと「小型」400ミリより大きいと「大型」といわれますのでやはり標準的なサイズは400ミリと考えてもいいみたいです。というか私は考えています。
身長が180センチおありになるとの事なので400ミリ以上の楽器の方を私はお勧めいたします。やはり大型の楽器のほうがビオラらしい音が出ると私は思っています。

音の違いについては「クラウディウの試し弾き」で弾き比べていますのでお聞きになってください。↓ここです。
http://www.strad.co.jp/stock/stk_clau2.html

投稿者:かめ     投稿日時:2002/03/03 08:16  ---253.173.254

180もあるのなら、思い切って415ミリくらいの大型を
弾いても良いのではないでしょうか。やはりそのくらいの方がヴィオラ
らしい音がでますから。
でも、量産品にはなかなかそのサイズがないのが難点かなぁ。

投稿者:ばるるる     投稿日時:2002/03/03 19:25  ---2.78.238

店長さん、かめさん、レスありがとうございます。
お二方のお薦め通り、最低400ミリ以上の楽器にしようと思います。
かめさんも言っておられるように、量産品だとなかなか大きいサイズのモノが
見あたらないんですよね・・・、
結構、楽器選びって難しいもんですね。

投稿者:もーりん     投稿日時:2002/03/03 21:33  ---196.9.10

>でも、量産品にはなかなかそのサイズがないのが難点かなぁ。

かなり以前、某楽器店でドイツのローデリッヒ・ぺゾルドのリストを見たときに、
42センチのヴィオラがあったと記憶しています。
たしか値段が22万円ぐらいだったと思います。
そのとき「量産品でも42センチがあるんだぁ。」と驚きましたね。
ただ、それは10年ぐらい前の話なので、
今は扱っているかどうか分かりません。

投稿者:rio     投稿日時:2002/03/04 23:49  ---132.184.63

我が家に2001年4月のRODERICH PAESOLDのカタログがあります。価格表では、33万円から200万円の全6機種に、42cmのサイズがありました。ご参考まで。

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/03/09 20:59  ---17.108.204

門外漢なのですが、ピンチヒッターでビオラも弾きます。

私はヴァイオリン弾きなので、どんなビオラを弾いてもヴァイオリンの様な音を出して仕舞います。特に、40cm未満だと殆どヴァイオリンになります。ビオラは身体的に許せば大きければ大きい程良いのです。3/2ヴァイオリンですから、53cm位が理論値です。身長が2m以上で手のひらを開いて30cm位あれば、そんな楽器も弾けるのではないかと思います。私は手が小さいので、42cmでは8度が少し厳しくなります。手のひらを開いて22cm以上あれば、42cmでも問題ないと思います。世の中には43cmなんていうものもあるみたいです。

http://www.mars.sphere.ne.jp/marcello/Va/Maggini43.htm

Q:ヴァイオリンの製作者について教えてください
投稿者:ヴァイオリン弾きの母     投稿日時:2002/03/02 17:42  ---232.247.93

こんにちは。
ヴァイオリンの製作者の名前で ENRICO TRONCHINI (エンリコトロンチーニと読むのでしょうか)。
この製作者について、どなたかご存知の方教えてください。

投稿者:ヴァイオリン弾きの母     投稿日時:2002/03/03 18:34  ---0.227.30

こんばんは。新しい人なのでしょうか?今ちょっとすすめられている楽器なので情報ください。Studio di Giampietro Varotto fece
in PADOVAとありますが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/04 15:59  ---93.90.13

いらっしゃいませ、ヴァイオリン弾きの母さん。
ストラッド店員です。

調べてみたのですが、ENRICO TRONCHINIという名前は資料、またネット上で見つける事は出来ませんでした。

ただ、Giampietroというイタリアコンテンポラリーの製作者の名前は見つける事が出来ましたがその名前がその人なのかは確証が持てませんが、Studio di Giampietroとありますので、もしかしたらその人のお弟子さんかも知れませんね。

多分お勧めしている人が一番詳しいと思いますので、ぜひ聞いて見てください。それでは!

投稿者:ヴァイオリン弾きの母     投稿日時:2002/03/04 18:31  ---0.227.30

ストラッド店員様、さっそくのお返事ありがとうございます。
すすめている人は「名もない人ですよ」とのことなので困ってしまって投稿したのです。本当に楽器選びは大変ですね。お値段と音の不等式にとまどっています。
古いものも弾いてみなくてはと考えて、ストラッドに行く方法と旅費の計算をしています。

投稿者:きき     投稿日時:2002/03/09 17:25  ---130.200.55

ついでに質問させてください。
Luca Bonfati Maestoro Liutaio Fece in Bologna Anno 1998
とラベルに記載されてますがこれはいくらくらいでどういった制作者なんでしょうか

Q:Saretta
投稿者:anton     投稿日時:2002/03/06 16:54  ---145.125.218

こんにちは。いつも楽しく拝見しています。

Giuseppe Saretta という作者について御存知の方にお聞きしたいのですが、どんな評価なのでしょうか?また、トリノ風の楽器と言うのはどういう特徴があるのですか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/07 11:13  ---93.90.13

いらっしゃいませ、antonさん。
ストラッド店員です。最近店主は忙しくてなかなかここにこれません。

Giuseppe Sarettaさんですね、調べてみました。
1894年、Montebelluna 生まれ。Carlo Oddonenの下で働く。
数年間、Paduaに移り住むが、再び生まれ故郷に戻る。
1951年までに、ヴァイオリン56本、セロ5本を作ったという記録がある。

こんな感じです。製作本数は意外と少ないですね。

トリノ風楽器ですが、店主に聞いたところ「口では説明出来ない全体的な感じ」だそうです。変な答えですいません。それでは!

Q:ENRICO CERUTIについて
投稿者:ゆうき     投稿日時:2002/02/26 17:01  ---161.25.93

こんにちは。ゆうきです。 CREMONA にいた ENRICO CERUTI について 教えてください。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/27 12:47  ---93.90.13

こんにちは、ゆうきさん。店主です。

ENRICO CERUTIですが、彼はチェルーティーけ最後の製作者ですね
父親がジョゼッペ 祖父がジョバンニ・バティスタです。
1808年生まれで亡くなったのが1883年です。
親子三代のクレモナでも有名なスクールですね。

楽器の特徴はストラディバリタイプの少し大きめの物を作ったと資料には書いてあります。それでは!

投稿者:ゆうき     投稿日時:2002/02/27 23:29  ---150.8.72

ストラッド店主様
早速調べて下さいましてありがとうございます。
最近、ENRICO CERUTI (1873) のラベルを持つヴァイオリンを譲り受けました。  そちらのVa-0168 (1872) と色も形も似ているように思います。  ただ、ペッグボックスの形がちょっと変わっていて、上端(スクロール側)の切り方が直線ではなく、半円形になっているうえに、両端にさらにノッチと言いましょうか、小さな切り込みがついています。(こんな表現でわかっていただけるかちょっと不安ですが)  Va-0168 はどうなっていますでしょうか。  ネックは一本の木から掘り出されたものではなく、ペッグボックスの下でスクロール部と継がれているので、この形が彼に特有なスタイルなのか、それともスクロール部(あるいはネック)が後から付け替えられたものなのか興味があります。  よろしくお願いします。   

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/28 14:31  ---93.90.13

本当の所は、見ないとわかりませんが、おそらく継ぎネックの跡だと思います。当店のVa-0168もよく見ると継ぎネックの後があります。

継ぎネックがしてあるバイオリンはある程度古さがありますし、誰かがいい楽器だと思ったので継ぎネックを施したと考える事も出来ますね。

大事に扱ってくださいね!それでは!

投稿者:ゆうき     投稿日時:2002/03/03 06:35  ---167.135.91

ストラッド店主様

早速調べて頂き有難うございました。

そうすると、またまた質問になりますが、
年代的に見てモダンに属するこのようなヴァイオリンであっても、継ぎネックを施してあれば、オールドと呼んでもいいのでしょうか? 特に ENRICO CERUTI がCREMONA黄金時代の最後のヴァイオリンメイカーの一人と定義できるとした場合、そして主に継ぎネックの必要な(バロック)ヴァイオリンを中心に作っていたならば(?)ENRICO CERUTI まではオールドと呼んでも良いのでしょうか?

それと日本ではどのような方がENRICO CERUTI を使っておられるのでしょうか? WEB で、CERUTI TRIO と言うトリオがあり、その一人のかた(日本人)がこのヴァイオリンを使っておられるのを 見たことがありますが... 。


 

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/03/04 15:26  ---93.90.13

過去ログにあった文章を抜粋します


「オールドヴァイオリン」は1820年頃までに作られたもの。
「モダンヴァイオリン」は1820年頃から1945年頃までに作られたもの。

上記内容が一般的なオールドとモダンの区別です。ENRICO CERUTIは1808年生まれですから、ぎりぎりモダンですね。
バロックバイオリンが、現代の形のモダン仕様に移行したのは18世紀後半からですから継ぎネックしたあるバイオリンイコールオールドにはなりませんね。ただモダン初期のプレッセンダやロッカなどは、楽器能力としてもうオールドの範疇に入っていると店主が言ってましたのでENRICO CERUTもいずれそうなると思います。

誰が使っているというのはわかりませんでした。それでは!