弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:E線ハウリング音の原因
投稿者:優子 投稿日時:2005/10/15 21:45 ---14.185.154
こんばんは。先日、E線の雑音について質問させて頂いた者です。その際沢山のご助言を皆様に頂き、ありがとうございました。今日工房の方に見て頂き、原因が分かりましたので、ご報告させてください。
原因;E線側の指板とネックの剥がれ(ネックの付け根の部分)でした。目で見ただけでは分からないのですが、隙間に指を入れて少しだけ上向きに力を加えると1ミリも無いほど隙間がありました。気になれば指板を付け直せば解決するそうです。
致命的な故障ではなかったので、ホッとしています。どこか、剥がれているかもしれないというご指摘のとおりでした。ありがとうございました。
ただ、気になる事があります。お店選びについてなのですが、このヴァイオリンは、今年の6月に購入したばかりなので、もちろんお店側の責任で直して頂けるものと思っていたのですが、予測不可能な事なので、正規の修理代がかかるといわれたのです。(弦の交換の仕方がよくなかったかもしれないとも言われました。)楽器自体は気に入っているし、購入価格も悪い買い物ではなかったと思っていたので、少し残念な気持ちになってしまいました。これからずっと調整や、楽器のレベルアップなどお世話になる工房を探しているので、見て頂いた所へ修理に出そうかどうか迷っています。この件について、一般的な扱いなのかどうか、どなたか教えて頂けないでしょうか。掲示板で支障があれば、メールにてよろしくお願い致します。
投稿者:よが 投稿日時:2005/10/15 22:55 ---250.9.158
こんばんは.
私見ですが,普通に使っていた上で保障期間内なら無償で修理してもらえる類の不具合ではないでしょうか.
弦の交換の仕方が悪いといわれたら,私なら「えー,今まで10年以上2ヶ月に1回ぐらいは弦換えてますけど,こんなのは初めてですよ.因果関係はないと思います.」ぐらいはとりあえず言います. 予測可能な事って何?についても説明をしていただくと思います.
とはいえ,そういうやりとりをすること自体に心理的な負担を感じたり,相手が信頼できないという印象を払拭できない場合は別の所を探されたほうが良いでしょうね.
投稿者:優子 投稿日時:2005/10/15 23:41 ---14.182.220
よがさん、ご助言ありがとうございます。御察しの通り、少しせつない印象を抱いています。実はついでに弓を買い換えようと思って、下取りの相談をしたところ、アルシェの10万円の弓が5000円と言われました。ヴァイオリンを購入した所なので、少し多目に見て頂けると思っていたのですが、考えが甘いのでしょうか?30万円くらいで中古でもいいのでフランス弓が欲しいと言ったら、そんなのはない。と言ってドイツ製の60万の弓を薦められました。よがさんのような機転もきかず、黙ってしまった私もいけないので、交渉の仕方が下手だったと反省しています。経済的に余裕がないのに、ヴァイオリンにはまっている主婦の身にはつらい出来事でした。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/16 03:32 ---6.34.161
以下、私見です。
・契約書あるいはそれに類するものに瑕疵責任に関する条項がないのであれば、無償修理は交渉事となります。一方には売り手側の経営姿勢があり、他方購入者側の交渉能力が重要です。その数少ない直接交渉の場で、いったん売り手側の主張に対し、反論できなかったのであれば、今からそれをひっくり返すのは難しいように思います。あと取れる手は、おそらく購入の際に口をきいてくれたであろう先生に事情を説明し、交渉してもらうくらいでしょうか。(相手によって対応を変えるかもしれません。)
・弓の下取りですが、量産品に属するものは非常に安値あるいは下取りしないのが普通だと思います。良心的なお店であれば、自分が売ったものを下取りしてグレードアップする場合は、もう少し高い値段でとってくれるかもしれません。なお定価がはっきりしており状態がよいものなら、ヤフオクなどに出品するのが最も高値(写真がよくて説明もきちんとすれば2〜3万くらい?)で売れる手段だと思います。
・60万円あれば、ちゃんとした職人によるフランスの新作手工作品が購入できます。
・優子さんの書き込んだ情報からだけだと、相手が素人でかつ遠くにいることをよいことに、相手を見下した商売の仕方をしている業者のように見えてしまいますが、その場に居合わせていないので実際のところはわかりません。もし肌でそのように感じたのであれば、楽器の主治医として別の信頼できる工房を探した方がよいと思います。なお、指板のニカワ付けは私の馴染みの工房では2千円〜5千円(状態による)でやってくれますので、今回異常に高い修理費見積もりが出されているかどうかも判断材料としてください。
・先生との関係もありますので、トータルで判断し一番良い方法を選んでください。
投稿者:優子 投稿日時:2005/10/16 08:06 ---14.185.13
弦喜さん、いつも貴重なご意見を頂きありがとうございます。なにも知らない私にとっては、このページで勉強させて頂けるで、感謝の思いで一杯です。公共の場での否定的な発言は気が引けるし、これを読んで不愉快に思われる方もあるかもしれません。皆様どうかお許し下さい。
交渉の場には、先生も一緒にいらっしゃいました。その話題の時はお茶を準備されていて、席をはずしてみえましたが。指板をはずして、ニカワでつけなおすと2万円から2万5千円ぐらいかかるそうです(指板をはずすのに1万円かかるそうです)フェアーと称して教室で行ったものなので、他にも面識のある生徒さんが楽器を購入する為に数名みえたので、余り深くお話出来なかったし、金銭的に細かい事も言いにくかったのです。こちらとしては、事前に症状を説明し、時間帯も予約して行ったのですが。
業者に関しての印象は私も弦喜さんと同じです。他の時間でヴァイオリンをみてもらった友達も「駒やコンチュウの高さがよくない。5万円で最高の状態に調整します。他の店ではできませんよ」と言われ、去年他のお店で調整済みのを買ったばかりなので半信半疑だと首をかしげていました。自分に、よい目よい耳基礎知識があれば、こんなに路頭に迷うこともないのにと大変悔やまれます。
たしかに、この業者さんが調整した私のヴァイオリンは、値段の割には鳴る方ではないかという印象を持っています。数を沢山見た訳ではないので、信憑性は低いと思いますが。私が行ける範囲の他の業者については、今の業者さんが否定的だった為(裏ずけできるような情報もあって)新たな主治医にするのもあまりよい選択ではないと感じています。
今困っている症状は、急いで直さなくてもよいそうなので、じっくり情報収集をして、主治医を決めていきたいと思っています。購入した業者さんは、腕はいいのかもしれないけれど、無知な私にとっては、少し精神的圧迫を感じます。(知らないと思ってそういう事をおっしゃるのでは?という疑いを持って接してしまうのです)
支障がなければ、主治医に関して選択肢を広げるために、どなたか、情報を頂けたら幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/16 09:38 ---6.34.59
これも上記情報に対する私見です。
主治医と書きましたが、楽器の修理・調整先の選択は、医者の選択に似ていると思います。
その医者にまかせれば、最高の技術でベストの体調を維持できます、という売り文句だが、そこは保険は効かず治療費10倍。あなたは、その医者を主治医としますか?
そこを使うお金持ちの方、こだわりのある方は当然いるでしょうが、庶民は普通そこには行かないでしょう。
上の調整・修理のタグから、このQ&Aを運営しているストラッドさんのところの調整・修理費用が見られますので、参考にしてください。いろいろな工房があり方針が違いますので、かなり幅はあるものですが、私の知っている範囲の一般的なお店・工房での調整・修理費と大きな差はありません。
・指板を、取り外して、新たなものを付け直し、その楽器にあわせて横面、演奏面含め削ってもらって、2万5千円〜3万円です。
・駒と魂柱ですが、駒をAubertのデラックスにして新しく加工・調整してもらって、魂柱も交換し調整しても、5万円の半分にもなりません。交換なしで調整だけであれば、多くのところは一桁少ない値段でやってくれます。
今回提示された修理&調整費は、東京での一部の高級楽器店を謳うお店の修理&調整費用+その業者のマージン+送料(+もしかしたら先生への謝礼)、といったもののように感じます。
お持ちの楽器が、高価なオールドイタリアンであり、かつ微妙な調整で最高の状態を保つ必要にある演奏環境で演奏している、というのでないのであれば、多くの工房より一桁大きい修理&調整費用を出して主治医とする必要はないように思います。私の場合は、身近なところにあり、腕は超一流ではないが、調子が悪くなったらすぐに行けて気軽に相談でき、私の身体(/楽器)と私の好みを良く知っており、治療費も納得できるところを、主治医にしています。
投稿者:優子 投稿日時:2005/10/16 11:38 ---122.65.188
弦喜さん、御助言ありがとうございます。具体的に大体の相場をお知らせ頂いて大変参考になりました。確かに今の業者さんは腕はいいかもしれませんが、庶民的な私には敷居が高いように感じています。業者さんにも、「あなたはこまかい方ですね」と言われてしまいました。なんとか安くお手頃に。という気持ちは通用しないぐらいに腕に自身を持っておられるのだと感じました。
ご迷惑でなければ、弦喜さんの便りにされている工房を教えていただけないでしょうか?メールでもかまいません。弦喜さんにリスクが無い形で知る方法はないのでしょうか…本当に図々しい質問で恐縮です。でも必死なのです。これ以上ここに書き込みをするのも、皆さんにご迷惑をかけてしまっているように感じますので、今回の発言はこれで終わりにします。大変失礼いたしました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/16 12:43 ---6.34.59
参考のため、工房の情報取得の手段を書きます。
0)遠くてもよく、楽器を発送しての修理依頼ですませるのであれば、ストラッドさんに直接相談の上修理してもらってはいかがでしょう。(優子さんの居住地がわかりませんので..)
1)日本弦楽器製作者協会に聞く
http://www.jsima.jp/indexjp.htm
最寄りの地域にいる製作者の方を紹介してもらってはいかがでしょうか。
2)PIAZZA LABORATORI
イタリアで修行した製作者達のHPです。もしお近くに製作者がいれば連絡してはいかがでしょう。
http://piazzalaboratori.hp.infoseek.co.jp/
3)電話帳・インターネット検索エンジンで、近くの弦楽器店・工房を探す。
電話をかければ、なんとなく店の感じと概要はわかるでしょう。
4)関西地区でしたら、直接いくつかご紹介できます。
投稿者:優子 投稿日時:2005/10/16 17:17 ---129.87.246
弦喜さん、教えていただきありがとうございました。イタリアで修行された方のHPを拝見したところ、1件近くにありました。ただ、今後弓の購入も考えていますが、そちらでは、販売は行ってないようです。
あれから今の業者さんから連絡があり、提示された半値で修理すると言われましたので、今の所選択肢の中に戻っています。ただ、いろいろお店を研究したいので、そのような理由でも差し障りなければ、関西地方のも教えていただきたいです。
もちろんストラッドさんも選択肢に入っています。ただ、素人なりに納得したいので、いろいろと覗いてみたくなったのです。リンゴ1個買うのに、何件か八百屋さんを覗いて納得した上で購入するという主婦感覚なのですが…すみません庶民的すぎて…
因みに私は東海地方の山奥に住んでいます。
Q:K.INOKO 1959というチェロについて
投稿者:猿鳥 投稿日時:2005/10/09 01:45 ---37.252.142
こん○○は
私は「K.INOKO 1959」というラベルの入ったチェロを持っています。
この作家について詳細をご存じの方はどうか教えてください。
実は今から二十数年前、「KOUSUKE INOKO」という日本の作家が作られた3/4のチェロを使っていたことがあるのですが、同じ作家なのでしょうか?
分数なのに驚異的に良く鳴る素晴らしい楽器でした(3/4は手放してしまいした)。両者の色やニスの感じは全然違っていたように覚えているのですが、どちらも楓は素木でなんとなく丸っこいイメージの楽器です。現在の楽器の音は独特の不思議な透明感と重量感のあるものです。
よろしくお願いします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/09 07:39 ---6.34.155
ラベルから見ると同じ人でしょうね。
1)楽器の事典「ヴァイオリン」の57ページに、1950年代の日本の弦楽器メーカーのリストに、猪子*祐:徳島市 (*は私のPC漢字変換にはなく、ウ冠の下に石という字) という名前がのっています。
2)下記の日本弦楽器製作者協会ホームページの会員名簿に、名前は違いますが、「猪子」という名字の方が載っています。
(最近は居住都市名の記載がなくなり、名前しかわかりません。)
http://www.jsima.jp/member/smember.htm
日本弦楽器製作者協会に直接連絡して、連絡先を教えてもらいコンタクトするのが一番早い方法でしょう。
間接的な情報ですが、すこしでもヒントになれば...
(もし関係ない人だったらごめんなさい)
投稿者:ギルチョン 投稿日時:2005/10/15 15:57 ---47.2.220
日本弦楽器製作者協会員の猪子さんから、猪子こうすけさんはお父様と伺ったことがあります。 「こうすけ」さんの字は分かりません、我が家のVcは「Kosuke(oの上に長音記号) Inoko 1972」でした。 ご参考まで。
Q:イタリア製ベースについて
投稿者:バシスト 投稿日時:2005/10/12 20:48 ---146.134.18
イタリア製のベースを探しているのですが、次のメーカーは存在するのでしょうか? HPを探したらチェロで1700年代でそのメーカー製が見つかりましたがベースは作っていたのでしょうか? お教え下さい。
GIO BATISTA GABRIELLI
投稿者:山田 投稿日時:2005/10/12 22:44 ---21.200.62
自分はガブリエリのヴィオラを所有していますが
もしコンバスが存在するとしたらいったい
おいくらくらいなんでしょうかね...。
自分のヴィオラも結構なお値段でしたので。
是非知りたいところです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2005/10/13 12:32 ---39.20.71
こんにちは、
GABRIELLIですが、資料でみると、ヴァイオリン ヴィオラ チェロのことは書かれていましたが、コンバスの記述はありませんでした。ただチェロも作っていますので、コンバスも作っている可能性もあると思います。真意はわかりませんが。それでは!
投稿者:nob 投稿日時:2005/10/13 12:34 ---248.68.195
Gabbrielli, Giovanni Battista と同一人物でしょうか。
Cozio.com で検索してみますと、3本の Cb が登録されています。
http://www.cozio.com/Luthiers.aspx
投稿者:バシスト 投稿日時:2005/10/15 09:22 ---146.134.18
結構古い楽器なのですね。知りませんでした。
皆様、情報をありがとうございました。
Q:フィッティングについて教えてください
投稿者:ブーメラン 投稿日時:2005/10/10 08:43 ---110.60.205
ストラッド様のフィッティングについての回答を拝見すると、材料にはツゲが一番適していると記載されていますが、弓材のフェルナンブーコはどうでしょうか。某インターネットのオークションサイトに掲載されていました。エボニーからの交換を考えています。フィッティングの対象は、ペグ・エンドピース・顎当てです。フィッティングと言っても様々なので、個々に適した材料があるとは思いますが、トータルバランスと見かけを考えて材料は1種類でと思っています。エボニーは堅くて良いが重いとのこと、そこで併せてローズウッドについての善し悪しなども教えて頂ければと思います。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2005/10/12 15:15 ---39.21.99
こんにちは、
フェルナンブーコーの材料は値段も高く、またこの粉末が人体に害があるという説もございますので、あまり普及しておりません。
また当店店主一番のお気に入りのツゲですが、全ての楽器にツゲがいいというわけでもないと思います。やはり楽器との相性があると思います。
ローズウッドは重さがツゲと黒檀の中間で、見た目が味わいがあり人気がございます。ツゲも黒檀も色はあっさりしてますので。
それでは!
投稿者:ブーメラン 投稿日時:2005/10/12 20:34 ---110.59.1
教えて頂きありがとうございます。ということは、素材によってグレードが高いとか低いとかはないと理解していいということでしょうか。これまでは材料によって優劣、グレードの差があると思っていたので意外であり、勉強になりました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/12 22:33 ---6.34.57
>>材料によって優劣、グレードの差がある
これは正しいです。が、どの木の種類に属する木材か、で優劣・グレードの差があるわけではありません。
黒檀(エボニー)と言われるものも、ピンからキリまで。
柘植(ボックスウッド)、紫檀(ローズウッド)も同様です。
本当によい黒檀がもっとも希少のようにも思いますが、どの木でもよいものはそれなりに高価ですし、また安物はどれも安いです。その差は見て触って持ってみれば、誰でもわかるでしょう。
傾向としては、きめが細かく、深い色合いで、光沢があり、密度の高いもの、が高級品のように思います。
投稿者:ブーメラン 投稿日時:2005/10/13 07:52 ---110.60.51
弦喜様のおっしゃること、非常に合点がいきます。ネットに出品されている物が市販のものよりもかなり安価であることが多いのは、店舗を持たないコストのかからない要素だけでなく、質そのものが劣るケースも多いかもしれない(そうでないのもたくさんあるでしょうけど)と思いました。
投稿者:セイジ 投稿日時:2005/10/13 16:59 ---151.3.240
黒檀製品が堅くて良いというのは長持ちするからです。音質に及ぼす影響としては、重い材質ゆえの重厚で芯のあるシャープな音が出る傾向が認められます。そういう音色を好む人もいますので、重いから駄目というわけではありません。
柘植に替えると音がソフトになる(言い方を変えると音の輪郭が甘くなる)傾向がありますので、パーツの材質によって楽器の音色が変化することは念頭に置かれた方がよろしいです。
人によって「良い音」の定義が違いますので、どういう音色が欲しいかでフィッテイングの材質の選択が変わってくるのでしょう。この他に
ストラッド店員のご指摘のように、見た目という要素もありますし。
フェルナンブーコに交換すると、どんな傾向の音が出るのか
経験者のご意見をうかがいたいものです。
なお、テールピースの場合は裏彫りしてあると、黒檀でもかなり
軽量になります。そういうテールピースが手元にありますが、裏彫りしてない柘植材(クローソン)と比べたら重量は同じでした。
顎当も薄く削ってある製品だと黒檀でもそんなに重くなりません。
ほぼ同じ重量の柘植と黒檀の顎当(金具は両方ともチタン)を付け替えて、音色の変化を確かめたところ、あまり違いが出なかったです。
黒檀らしい音色を楽しみたいなら、それなりに重い製品でないと材質の
特徴が出てこないという印象を持ちました。ご参考までに。
投稿者:セイジ 投稿日時:2005/10/13 17:05 ---151.3.240
ストラッド店員のご指摘のように、
↓
ストラッド店員さんのご指摘のように、
訂正します。失礼いたしました。
投稿者:K.Y 投稿日時:2005/10/13 20:42 ---0.2.57
割り込んですみませんが、質問です。
「フェルナンブーコーの材料は値段も高く、またこの粉末が人体に害があるという説もございますので、あまり普及しておりません。」
フェルナンブーコの粉末は害があるということですが、弓に関しては大丈夫なのでしょうか?フィッティングには粉末が利用されているのでしょうか?
投稿者:ブーメラン 投稿日時:2005/10/13 21:04 ---110.59.138
フェルナンブーコの木を加工する時に出る粉が身体に悪いということなので、加工済みの弓は大丈夫なのではないでしょうか。私は頂いたお話から、この材料でペグを自分で削るような行為は望ましくないと理解しました。もう少しフェルナンブーコについての情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2005/10/14 07:14 ---25.150.62
フェルナンブコの粉末を吸い込むと、呼吸器関連のアレルギー反応を起こす人があります。弓や顎あてなど、皮膚に接触するだけでアレルギーを起こす、というのは聞いたことがありません。もしかするとそういう人もいるかもしれませんが。
Q:擦過音?
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2005/10/12 15:44 ---83.39.162
ハイポジション(開放弦から2オクターブ以上の領域)で擦過音みたいな雑音がします。 原因and/or対策についてコメント頂けるないでしょうか。
雑音とは、音程感のない「シャー」或いは「カサコソ」といった感じの持続音で、(弦ではなく)棒をこすったら出そうな音です。 フラジオの出ない位置で弦に触って(押さえないで)弾くとかすれた音がしますよね、丁度そんな感じです。 楽音は楽音で鳴っているので、離れて聴いたら恐らくこの雑音は聞こえないと思います。 その程度の音量です。 ただ、弾く分には一寸気になりました。
楽器は先日某発展途上国で現地調達した激安チェロです。 その上弦楽器職人がおらず、駒・魂柱は自力で立てたものなので、どんな酷い音が出ても文句を言う筋合いではないのは解っています。 が、実は日本で一例だけ、(一応まともな楽器屋さんで買ったという量産品で)同様の雑音を経験したことを思い出したのです。 それで、ある程度一般的な現象なのかな、という気がしてきました。
という訳で喫緊の問題ではないのですが、技術的な好奇心と、もし手軽な対策があるなら試してみたい、との思いから質問させて頂きました。 よろしくお願いします。
P.S.
その後、駒を交換してみたところ(楽器に付いてきた正体不明の駒 → お古ですが一応オーベルト)、事態は格段に改善されました; 雑音は殆ど聞こえなくなり、一方、楽音はより楽に音量が出て音色も良くなったように思えます。
投稿者:CABIN 投稿日時:2005/10/12 18:36 ---114.112.42
関係があるかどうかイマイチなのですが,佐々木ヴァイオリン工房さまの
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/wolftoneboebe.htm
この頁の最後,弦の剛性との関係(ハイポジション、弦の種類)に関係している事ではないでしょうか?
引用させて頂くと(いいんかな〜)
>ハイポジションで弾いたときには‥(CABIN中略)‥弦を弓で引っかけにくくなるのです。
このために弓で余分な圧力を掛けた結果,擦過音となって強調されるとか....
また,たまたま変えた駒によって引っかけ易くなったとか....
対策っていうと,松脂をダークにする,引っ掛けやすい弦(直径の細い弦)にするとか...
うーん中途半端ですみません。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2005/10/12 19:29 ---83.39.162
CABIN様、
早速のコメントありがとうございました。 実は小生も弦の剛性に関係がありそうだと考えていました。
> 弦を弓で引っかけにくくなる
日本に置いてきた楽器では(同じスピロコアを張っているにですが)こんな雑音は出たことありませんので、弦自体の所為ではないでしょうし、弾き方の所為でもない筈(と思いたい)です。
松脂はクロネコの黒です。 これはかなり粘っこい方ですよね? (逆に、サラサラ系の松脂に替えて事態が悪化するか試してみるのも一興ですが)
弦を細くする、という点では、A線が一番細いわけですが、何故かA線で顕著に出ます。
Weichは音量が出ないから小生の趣味ではないのです、ゴメンなさい。 昔外したWeichは、捨てずにあるとしても日本の自宅だし。
剛性について更に言うと、弦だけでなく駒の剛性との兼合いのような気がします。 そのため、品質の良い=より堅い駒に替えることで改善されたのでは?と思っています。 また、駒の剛性は駒自体の材質・形状だけでなく、駒の乗っている表板の剛性にも影響されますよね。 となると魂柱(自分で立てたのでかなりデタラメ)も関係してくるのかな、A線側だし。
と、想像ばかり膨らみますが、どなたか具体的に同様の雑音を経験された方はおられないでしょうか?
投稿者:CABIN 投稿日時:2005/10/12 23:36 ---226.230.133
セロ轢きのGoshさま
私のチェロで試しましたが,確かにA線の2オクターブ上+α(弦長の1/4)以上では,毛が擦れるような音が顕著になってきますね。気になるほどではないのですがこの音なのでしょうか。 でもこの音域は滅多に使わないので(私は)....
手元にある「楽器の物理学」を読むと,読み違いでなければ(私にとっては難解なんですこの本)弦の曲げ剛性(しなやかさとか弦のリアクタンスとか書いてあります)が少なくなると,小刻・不規則な弦の振動周期の変動(ジッター)によるある種の雑音が発生する,その変動範囲は一番短い周期と長い周期との幅で30セントである。
と記述してあります。
この毛が擦れるような音は,本当に毛が擦れいているというかセロ轢きのGoshさんがおっしゃるように棒をこすった音ですね。 どうも上記のジッターとは違うような...
しかしながらハイポジションでは剛性もあがる(棒のようになる)かなとも思います。
また,駒も弦の運動に一役買っているはずなので,駒の変更で多少しなやかさが改善されるのでしょうか?
なんか今回も,更に想像を逞しくしただけで終わってしまいました,すみません。
とりあえず,私の楽器でも感じるなぁという事です,後半は無視していただいて結構ですので...
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2005/10/13 10:41 ---83.39.162
CABIN様、
再度の興味深いコメント、ありがとうございます。 実験までして下さったのですね。
CABINさんの楽器でも出ましたか。 やっぱり、「激安君の素人セッティング」が全てではなく、ある程度一般的な現象なんですね。 ちょっと安心しました。
> でもこの音域は滅多に使わないので(私は)....
・・・実は小生も、ウォーミングアップの音階で使うだけなので、実用上は全く問題ないのです ^_^;
「ジッター」というのは初耳ですが、以前からC線の上の方に行くと何だか音程・音量が不安定になるように感じていました。 駒寄りを弾くと少し改善されます。 ウルフの仲間かと思ってましたが、これがジッターなのかなぁ。
余談ですが、師匠からは「駒から1/10弦長だけ上を弾くのが標準。 よって、ポジションが上がれば弓はその分駒に寄せなければならない。」と教わりました。(常識ですか・・・ ^_^;
「楽器の物理学」って本は見たことがないのですが(日本に帰ったら探してみようっと)、弦楽器の物理って本当に面白いですね。
Q:ヴァイオリンの布
投稿者:ねんねこりん 投稿日時:2005/10/08 11:19 ---6.209.64
くだらない質問ですみません。
ヴァイオリンを布だかセームだかでつつむのが
湿気対策などで有効だと聞いたのですが、
どういったものがありますか?
全然わからなくて困っています。
あと、お手入れの布もほしいと思っているので
教えてください!
また、ヴァイオリンの柄の部分を結んでいる
ケースのヒモが切れてしまいました。
持ち運べずに困っています(汗
どうすればよいでしょうか?
ケースは箱形です。
お願いします。
投稿者:杏 投稿日時:2005/10/08 18:49 ---147.50.102
お手入れ用には職人さんからは良く洗ったガーゼを勧められました。湿気対策で布で包む方は効果は??な気がします。ニスが柔らかい楽器だと絹で包んで居る人はよく見かけます。ケースの内張りの痕がつかないように、だそうです。
ネックの紐は、ケースの素材によりけりですが、表面の布だけ針ですくえるなら、適当なリボンでも縫いつけておけば十分です。
投稿者:ねんねこりん 投稿日時:2005/10/09 00:14 ---6.209.64
ありがとうございました。
ネックの部分ですが、「ひも」なんですよね。ほそーいやつです。
ケースに縫い合わせるって言うわけにも・・・
いきますかね?
無いと持ち運びが不安。ぎゃー。
いろいろ検討してみます。
ありがとうございました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/09 00:31 ---6.35.190
楽器をつつむものとして、杏さんのおっしゃるように、絹が多いように思います。
大きめのスカーフ(エルメスとか...)でつつむ人もいますし、巾着袋のような紐でくくって閉じられる絹の袋にいれてあるのも見かけます。
(私も、楽器入手の際についてきた上記絹袋がいくつかあるので、ニスの弱い楽器はそれに入れてからケースにいれて保管しています。)
セーム革の大きなものは例えば、ヤフオクなどで数多く楽器用として出品されていますので、そのようなところで検索されてはいかがでしょうか。
ひもについては、裁縫レベル・日曜大工レベルでいろいろ工夫してみてください。
縫い付けるなり、紐でなく取り外し自由の固定ベルトをとりつけるなり、もしもう一本の紐が残っているならそれを使って固定する方法を考えるなり、いろいろできるはずです。
また、ちゃんとしたメーカー品であれば、購入店で修理依頼をすれば直してもらえるでしょう。
投稿者:杏 投稿日時:2005/10/09 23:47 ---147.50.102
切れた紐じゃなくて、ケースの内装に縫いつけて下さいねー。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/10 08:45 ---6.35.177
>あと、お手入れの布もほしいと思っているので
個人的には、洗いざらしの綿の目の細かい薄手の布がおすすめです。
くたびれてきたハンカチをそのままつかったり、いらなくなった綿100%のシャツなどを適当な大きさに切って使えば、環境にやさしいヴァイオリニストになれますので、一挙両得です。
大事なのは弦&弓竿の”松脂拭き取り”用と、指板等の”汗ふき”用兼ボディーの”カラぶき”用の2枚は最低ケースにいれておくこと(汗ふき用をわけて計3枚がベストかもしれません)、またこまめに洗濯をして布自身も綺麗な状態を保つ事でしょうか。
投稿者:ねんねこりん 投稿日時:2005/10/11 00:45 ---6.209.64
皆様ありがとうございました。
紐はなんとか日曜大工で修復しまして復活いたしました。
布は適当なものがないので、考え中です。
それよりも拭き布をしっかり管理しなくてはだめですね。
はやめに洗います(笑
投稿者:キョン・セーム 投稿日時:2005/10/11 12:11 ---225.76.99
某所でキョンセームをやたらオススメしている人がいたので
掃除用として試してみましたが、今まで使っていた
楽器掃除用の布以上に何の良さも感じられませんでした。
汚れは布のほうが気楽にゴシゴシできて
洗うのも気軽で清潔。皮はきっと夏はカビも生えやすいし。
包んでもみましたが、これも「だからどうした?」という感じ。
逆に包むことで湿気を呼んだり、
包みを外して舞台に出たときに環境差が出やすく、
コンディションが変わりやすいように思います。
オススメされてる方はレイトの素人さんなので、
実用より雰囲気で満足感を得ておられたのかも知れません。
絹スカーフで包むと汚れが取れてくる、という話を某BBSに
書いている人もいましたが、
5年間以上絹スカーフで包んでみました、
汚れが取れてくる、なんてことは、ついぞありませんでした。
気休めだと思います。
理論的には、無駄な湿気やカビを呼ぶから楽器は包まない。
という説が一番納得できます。
投稿者:QB 投稿日時:2005/10/11 14:19 ---9.46.177
セーム革で楽器を包んでいる人は、周りには全くいないので、功罪については言及できませんが、なぜ包みたいのか理解できません。どこかの雑誌にも書かれていますが、コラーゲンとか潤いとか何とかをセーム革が楽器に与えてるのだとすれば、これは害悪だと思います。繊維の細さが云々言っていますが、髪の毛と比べてはいけません(わからない方は髪の毛一本抜いて、その太さをよーく観察してください)。実演販売(いわゆるバサウチ)並みの売り口上だと思います。
楽器のニスには右肩部分以外めったに触れませんので、せいぜいガーゼか、さらし木綿で手の脂をふき取る程度です。
ニスを傷つけないからいいといわれてシルクのバイオリン専用袋に入れてケースにしまっていて、袋の皺の痕がくっきり裏板についてしまった楽器は数本見たことがあります。
シルクのスカーフで包むのは、エルメスのゴージャスさを自身に投影する演出だと思っていました。
投稿者:rio 投稿日時:2005/10/11 17:46 ---148.53.97
>シルクのスカーフで包む
やってます。気分で替えてます。エルメス、フェラガモ、セリーヌ、ムーンバット(これだけ日本)。見た目の演出と楽器をテーブル等におくとき、楽器の下に敷いてさらに、演出しています。(笑)
>洗いざらしの綿の目の細かい薄手の布がおすすめです。
私もくたびれたハンカチをいつも3枚常備してます。
1枚は、弦の松ヤニとり
1枚は、楽器の本体
1枚は、弓
そして、これらのぼろハンカチは、毎日洗濯します。
いちいち使い分けるより、毎日洗ったほうが、
私にとっては簡単です
(キョン)セームは…東京吉祥寺にある楽器屋さんで勧めてました。効能はよくわかりません。
投稿者:ねんねこりん 投稿日時:2005/10/13 00:29 ---6.209.64
みなさん、なんだか白熱してますね(笑
キョンセームだとかガーゼだとか。いろいろありますね。
周りの人間がみんな何かに包んでいたので
「やばい、自分もやらなきゃ!」といったかんじでしたが
大丈夫そうですね。確かに思ってみれば問題なく使っているような・・。
ただ、以前3年放置して(爆)、底面にカビが生えてました。
いまもそのケースに入れてるんですよね。
だいじょうぶでしょうか?なにか策があったら
お聞きしたいです。
Q:
投稿者:遊歩 投稿日時:2005/10/08 21:02 ---41.108.63
コントラバスのぺグのことなのですが、
固い時ってオイルのようなものがあるのでしょうか。
あれば、値段も教えて欲しいです。
投稿者:ろーたす 投稿日時:2005/10/10 00:00 ---4.187.178
こんにちは、遊歩さん。固いのはあの金属のペグですよね?
バスではなくクラシックギターで似たようなことがあったときに塗るオイルがあります。たしか、500円くらいで赤っぽいグリスであったと思います。
あと、これもクラシックギターの場合なのですが、ペグの歯車を打ち込んであるネジがゆるくなると固くなったりして、ネジを締めなおすと動きが良くなったりしました。
バスで同様のことが出来るかはスミマセンが解りません。
ギターのものですのでバスに使えるのか解りませんが、多分取り扱っているお店のリンク先です。
http://www.gendaiguitar.com/
http://www.fana.co.jp/
http://www.guitarra.co.jp/
http://www.forute.com/
すごく大きい楽器なので大変だと思いますが、お店の人にチェックしてもらうのが一番だとは思います。ご承知の上で聞かれていらっしゃるところ失礼かと思いますが、このようなコメント入れさせてください。失礼しました。
投稿者:遊歩 投稿日時:2005/10/10 12:58 ---41.108.63
わざわざリンクまで貼って下さってありがとうございました。
ぺグ・コンポジションという、赤茶っぽいグリスのような
モノを購入しました。 わりと高価かったです・・・(汗)
でも、やっぱり自分の楽器なんで、大切に使いたいですよね。
お店でのメンテナンスへのお心遣いにも感謝ですvv
そんなに謝らないでくださいっっ
返信いただけて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
投稿者:teku 投稿日時:2005/10/11 15:21 ---12.30.77
いつも楽しく読んでます。最近はすこしご無沙汰ですが。
ぺグ・コンポジションは使わないで下さい。
あれはマシン式でないぺグのすべりを調整するためのものです。
ウォームギアをつかったコントラバスでは、ウォームギア部分が滑りながら回って調整します。コントラバス専門店の通信販売をみましたら、それらしいものが載っていません。(使う人がいない?)
原理的にはギターと同じなので、ギターと同じと考えても良いですが。
コントラバスもまがりながらも、バイオリン族(親戚?)なので、ニスはそれに近いか、同じ物を使っています。その場合機械オイル、植物オイル等でニスが溶ける場合があると思います。気をつけてください。
ギアがへたっていたら交換、あと、自分だったら、オイルは使わず、弦の交換時にギヤを掃除します。ごみがついていると回りにくいです。また弦の巻き方が悪いと横方向に力が掛かって回りにくくなり事もありそうです。
Q:弦の違いは?
投稿者:キリン 投稿日時:2005/10/10 22:04 ---214.190.232
こんばんは。新しく弦を張り替えようとしたのですがD線とA線を同時に出してしまい違いがわからなくなってしまいました。
弦は「WARCHAL」で小豆色の袋に入った物なのですが違いを教えて
いただけないでしょうか?
投稿者:とらを 投稿日時:2005/10/10 23:35 ---100.70.31
小豆色と言うことは、カルオネルですね。
以前使っていた時に同じ質問がありましたので、過去ログから貼り付けておきます。
A線=青
D線=緑
投稿者:とらを 投稿日時:2005/10/10 23:38 ---100.70.31
訂正
誤:カルオネル
正:カルネオル
失礼しました。
投稿者:キリン 投稿日時:2005/10/11 00:09 ---214.190.232
ありがとうございます。助かりました。
Q:ヘリコアとまつやに
投稿者:ぴよ 投稿日時:2005/10/08 13:34 ---217.114.92
vnのぴよです。松脂について尋ねさせて頂きます。現在ヘリコア三弦とゴールドブラカットを使用してます。最近松脂の黒猫ダークが残り少なくなり、次の松脂を何にするかを考えています。ヘリコアに相性のいい松脂が有りましたらアドバイスをお願い致します。ちなみに私は暖かい音が好みです。
また松脂を最後迄使いきる裏技など有りましたらそちらも教えて頂きたいです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/09 00:11 ---6.35.190
まずは、左上の過去ログ検索から、「松脂」をキーワードに検索すれば、過去の書き込みが見られ、どのようなメーカーのものがどのような特徴を持つかが大体わかりますので、まずお確かめください。
ヘリコアについては、私自身は、とてもパワフルで、しっかり弓の毛に弦を引っ掛けて下向きの圧力を多くしながら彫り込むように演奏すると、しっかり裏板を駆動させるタイプの弦だ、と思っています(表板を駆動させやすいドミナントとはかなり違う性格の弦です)。それであれば、どちらかと言えば粘り気の多い松脂の方が適しているといえます。
しかし、人によりヘリコアの印象はかなり異なり、柔らかい音の弦と感じる方もいます。これは演奏方法、求める音が私とはかなり違うからでしょう。そうであれば、サラサラ系の松脂の方がよいかもしれません。
松脂は普通高くて5000円、大抵は1000円台で買えますので、タイプの違うものを2〜3種類入手し、毛替えの度に替えてみて、最終一番気に入ったものにすればよいかと思います。
私は、極端なものでなければ、あまりどの松脂か気にせずに使っています。(例えばスピッカートの微妙な跳び方の違いによるミスが致命傷となるような世界では音楽をしていませんので、松脂が不足していて引っかかりが悪いな、くらいのレベルでしか判断をしていません。)
Q:テールピース脇のクラック
投稿者:奈津子 投稿日時:2005/10/16 17:55 ---186.156.55
またお世話になります
バイオリンのクラックの修理についてなのですが、表板のテールピース脇にエッジまで届く長さ3程のクラックがあるのですが、このようクラックでも修理は可能でしょうか?もし可能な場合は修理代はどのくらいになるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
投稿者:かめ 投稿日時:2005/10/16 18:49 ---196.107.130
通常、この位置にはブロック材が入っていますので、既に補強
されているような状態であり、あまり修理する必要がないように
思います。
ただし、エッジ側ではなく、F字孔側にクラックが広がる可能性
がある場合は、表板をはずして裏からパッチを当て補強します。
ストラッドの修理料金のページには、表板オープンの値段しか
載っておらず、割れ修理の料金はわかりませんが、3〜4万円の
予算を考えておけば良いのではないでしょうか。
投稿者:奈津子 投稿日時:2005/10/16 20:17 ---186.156.55
かめ様
早速のお返事ありがとうございます。
将来的にf字孔まで広がったとしても、その位の修理代で済むのでしたら私にも何とか出できそうなので安心しました。
またお便りしますのでその際は宜しくお願い致します。
投稿者:弦喜 投稿日時:2005/10/16 20:54 ---6.35.210
テールピース横の下ナット(サドル)から始まるクラックは、f字から始まるクラックとならんで、よく見かけるものです。
3センチくらいのものなら、工房で表面からニカワを流し込んで補強してもらえば当座は(多分生きている間は)問題なく使えます。
その費用は数千円です。
こだわりがあり、完璧に直そうと思う場合は、表板をあけてパッチを当てることがベストですが、費用の点でも、表板を開ける際に楽器が痛むことを考えても、今の症状であれば得策ではないように思いますので、上の簡易修理をおすすめします。
投稿者:奈津子 投稿日時:2005/10/16 22:48 ---186.156.55
弦喜様
更なる貴重なご意見ありがとうございます。
おふたりのご意見を基に楽器屋さんと相談したいと思います。
それはさておき、こちらのサイトの皆様は本当に親切ですね!
私のような初心者の些細な質問にも、とても丁寧に答えて下さいまして本当に感謝致します。
今後とも宜しくお願い致します。