Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:バイオリンの駒について教えてください
投稿者:ks     投稿日時:2005/07/16 01:11  ---98.106.243

バイオリンの駒についてはいろいろありますが、材質は楓とおもいますが駒のランクによって音はあきらかに変わるものですか。駒を換えて調べたことがないのでもし駒を換えて調べたことのある人がいたならご教授ください。

投稿者:QB     投稿日時:2005/07/20 10:25  ---9.46.177

結果的に駒そのものの材質や出来が、そのランクを決めていると思いますが、結論から申し上げれば、経験上音は変わります。

一度機会があれば、いわゆる安価な駒と高価な駒を見比べてみてください、木目の間隔、木目の通り方、駒を横から見たときの木目、重さ、机の上に軽く落としたときの音、、、結構違うと思います。

一般的に、軽く、硬く、木目の間隔が適度に詰んでいて、水平に木目が並んでいるものが良いと言われています。
通常加工の最終段階で、さらに駒を硬くする為の処置が施されます。

違いは?と言われれば、よくできた駒の方が、いわゆる反応がよく、音の発音が優れていると感じます。また音質も心なしか倍音が豊富に出ているように感じました。
おそらく振動伝達上の損失がより少ないからだと解釈しています。

投稿者:ks     投稿日時:2005/07/20 11:59  ---98.106.243

大変参考になりました。駒についてはあまりきにしていませんでした。良い駒に換えてためしてみたいと。おもいます。あろがとうございました。 

Q:ヴァイオリンの弦
投稿者:ひよこ     投稿日時:2005/07/15 14:36  ---234.98.251

現在大学オケ部員のひよこです。弦というものは皆さんペグに巻く方を少し切ってから使いますか?巻くと余るのですが。よく小さい頃は先生がはさみでチョッキンしてた記憶があります。コレは正統な方法なのでしょうか。 宜しくお願いします。

投稿者:QB     投稿日時:2005/07/15 16:43  ---9.46.177

普通に巻いて(といっても穴を通した直後の1〜2回転は夫々流儀やコツがありますが)、それなりの音の高さに巻き取ったときに、指板上の弦の延長線から、(上ナットを通って)あまりにも曲がってしまうようであれば、長さの調整のために切ります。
(つまり駒からペグまでなるべく1直線になるようにします)

それ以外にワーチャルの滑り止めが糸箱を傷めるので切る 等、別の理由で切る方も居ます。

切らずにすめばそれがいいと思いますが、、、

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/07/15 20:41  ---165.248.7

私も、この点には興味があります。知識のある方の教示を受けたいと思っており、とりあえず、私の経験を書かせていただきます。ちなみに、私が弾いているのは、バイオリンとビオラです。

1.まず、「余る」と感じたことはありません。ただ、弦がペグボックスと接触していて、もう少し弦が短くてもいいように思うことはあります。

2.弦の先を切ったことはありますが、これは長すぎるからというより、ペグをチューニングしやすい角度に置いたために、ペグの穴から1センチ(ぐらいかな?)以上弦の先が飛び出したような場合です。切ったことによる悪影響があったかというと、そのようなものは全く感じませんでした。

3.最近は、先端を切るというようなことはしていないのですが(別に切るのを止めたというのではなく、たまたま必要がないので)、この話を以前バイオリンの我が師にしたところ、止めろとは言われませんでしたが、「そんなことするの?」と驚いた顔をされました。

4.おまけにもう1つ。先日、紀尾井ホールで行われた「ヴィオラ・スペース」を聴きに行ったところ、(当然ながらすべてビオラですが)弦の先端を10センチ(ぐらい?)余らせている演奏家が複数いました。フォークギターなどで目にするような巻き方で、弦の先端はペグボックスから大きく飛び出していました(実に不細工で見苦しいと私は思いました。)。このような巻き方をするなら、端がほつれてでもこない限り、切断しても違いがないのではないかと思いますが、どんなものでしょうか? 皆さん、一流のビオリストですから、このような巻き方をするメリットが何かあるのかもしれませんが。

投稿者:みみ     投稿日時:2005/07/16 12:44  ---13.138.250

 この前テレビで、五嶋みどりさんがやはりギターのように弦の先端を余らせているのを見たような記憶があります。(少々あいまいですが)どなたか確実に覚えていらっしゃいますか?
 こうすることのメリットがあるとすれば、ペグの回転位置を好みの場所にセットすることだと思います。でも逆に楽器を傷つけたり何かにひっかかったりする不安もあるわけで、真似しようとは考えませんでした。ただ、切るというのも、何十年も弾いてきて考えたこともありませんでした。でも、いつも同じ弦を使い、その長さを覚えていれば切るのも悪くないかもしれないですね。
 といいつつ、最近はいろんな弦が発売されて試してみたくなり、なかなか昔のようにオリーブあるのみとは行かないです。

投稿者:ポール     投稿日時:2005/07/16 13:01  ---139.210.6

職業音楽家と話すと、巻き数を少なくして音色を向上させるという裏技のようなものが、口伝されていると聞きます。

楽器にもよりますし、E線なんかはよく取り替えるので、色々較べてみたらいいんじゃないでしょうか。

投稿者:ぴよ     投稿日時:2005/07/20 07:42  ---217.31.44

ありがとうございました。参考になりました。

Q:バイオリンの選び方
投稿者:みか     投稿日時:2005/07/18 04:34  ---13.35.51

初めまして!カキコ初めてします。
実はバイオリンを始めて1年くらいの友達に楽器を選んで欲しいって頼まれてしまいました!私自身、バイオリンは小さい頃からやっていて長いのですが、人の楽器を選ぶのは全く初めてです。
選ぶ基準だとか、お店に行ってどんな曲を弾いて何を見て、とか何でも良いので細かなアドバイスを是非よろしくお願いします!!ちなみに予算は30〜40だそうです。

投稿者:ぼこ     投稿日時:2005/07/18 10:26  ---5.34.52

みかさん

いい楽器を選んであげてください。楽器選びはとても楽しいですよ。

まずはみかさん自身が、30〜40万円の楽器とは、どの程度の音が平均的なのか、いろいろな楽器屋をまわって弾きまくってみて下さい。10万以内でというとどれを弾いてもあまり変わりがないと思いますが、この値段ではけっこう選択肢は多いと思います。
ある程度わかったところで、お買いになる方がどのような楽器を希望しているかで、選んでみるのはいかがでしょうか。

最初の選択
買おうと思っている方が、新しいのが好き、少し弾きこんである落ち着いた楽器が好き、を決めてもらってください。

楽器屋の選択は:
いくつかまわった楽器店で、真作物をたくさんそろえている楽器やすこし古い楽器をたくさんおいてある楽器やなどの情報がわかるでしょうから、希望の楽器を多く置いてある楽器屋に一緒に行ってください。
そこで何種類かの楽器を、みかさんが弾いた音、みた印象、買う本人が弾いた印象などで候補を2〜3つに絞り込んでください。
はじめて楽器屋にいくと、圧倒されてしまいますし、言葉巧みな店員に勧められてしまいますし、絶対にそこで買わない強い意志をもって1件目に入りましょう。

その後、他の楽器屋をいくつかまわり、絞り込んだ最初のお店の楽器と印象を比較してみてください。多分この段階で欲しい楽器がさらに絞られていると思います。もしみかさんが懇意にしている楽器屋があるならば、初めていく楽器屋さんより、サービスしてくれるし、まだ店頭に出していない楽器も出してくれるかもしれません。

この値段設定での新しい楽器は、頼んでも貸し出ししてくれないような気がします。その場合、楽器屋さんで弾いて比べるしかないので、本当に悩むならば、1日に何度でも気になる楽器のあるお店に戻ってください。

あとこの掲示板はストラッドさまのものなので、ストラッドさんの楽器もいかがでしょうか。Koji&Sonsなんて良さそうですし(僕は弾いたことがありませんが)、もし鶴見が遠くなければ、買う楽器がほぼ決まったところで、伺うのはどうでしょうか?

投稿者:ぼこ     投稿日時:2005/07/18 10:32  ---5.34.52

続き

弾く曲はいつも同じ曲を弾いてみましょう。定番はブルッフの冒頭なんていいますが、なんでもいいと思います。音階でもいいと思いますし、今みかさんが弾いている曲でいいと思いますよ。もちろんG線からE線すべて使う曲で。少しやさしい曲でしっかり鳴らせる曲がいいです。難しくてやっと弾ける曲ではだめです。

でも最終的には、みかさんが弾いた印象ではまずまずだなと思った楽器の中から、お買いになる方に決めてもらってください。あくまでも選んだのはみかさんでなく、買おうとしている方だと・・。

あと、楽器屋さんのホームページでは不適切かもしれませんが、
20万くらいの楽器を持っている方で、もっといい楽器にステップアップした方がまわりにいませんか。たぶんその楽器はまったく値段がつかないので、10万くらいなら譲ってくれるかもしれません。それなら弓やケースにお金をかけられるし、その方が本当はみんなが幸せだと思うのですが。

投稿者:みか     投稿日時:2005/07/19 10:55  ---13.35.19

こんにちは、ぼこさん、とっても長く丁寧にアドバイスを頂きまして、ありがとうございました。頑張って楽器屋さんに行って来ます。緊張が少しほぐれました。また相談にのってくださると嬉しいです。

Q:強い弓って?
投稿者:ババ     投稿日時:2005/07/16 21:15  ---95.122.140

いい弓とは強い弓、というのを聞いたことがあります。しかし、弓は強ければ強いほどいいといえるのでしょうか?確かに腰の弱い弓はよくありませんが、一定以上の強さになってくると、個人の好みでもあると思うのです。みなさんはどうお考えですか?

投稿者:ぼこ     投稿日時:2005/07/18 10:59  ---5.34.52

ババさま
なかなか返事がつかなく埋もれそうなので、ひとこと。

あまりに有名なホームページですが、
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/bogenfair02.pdf
にとてもわかりやすくかかれています。

そこには、弓の性能は以下の要素でなりたっていると述べています。
1.弓竿の腰の強さ
2.バランス
3.重さ
4.製作の質
5.健康状態
6.価格

ババさまもおっしゃる通り、一定以上の強さがあれば、次にくるのがバランスや重さだと思います。これが個人の好みなのかなと思っています。

弓の選び方も佐々木氏がおっしゃっていることは参考になります。

投稿者:ババ     投稿日時:2005/07/18 13:57  ---95.122.213

ぼこさま、ありがとうございます。大変参考になりました!

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/07/18 18:12  ---151.3.240

いい弓とは腰の強さを持ち、なおかつ音色の良い
弓のことを指すと思うのですが、
佐々木氏の文章(1〜6)には、音色に関する項目が
欠落しているのは不思議ですね。

強さと音色、この両方を高い水準で満たしている
弓は、それなりに高価なものになるようです。

投稿者:Lindt     投稿日時:2005/07/18 20:56  ---13.200.183

確かに音色に関する言及が欠落しています。原理的に考えても、弓が音色に影響しないとは考えにくいので、佐々木さんは「今の日本では、弓の強さの重要性があまりに軽視されている」と考えられて、ある意味「極端な」発言をされているのではないかと推測しています。逆に、読む方はそれを勘案することが必要と考えています。尤も最近は「強ければ良いというものではない」と言う意味の記述もされているようです。

投稿者:ババ     投稿日時:2005/07/18 20:57  ---95.122.176

みなさん、ありがとうございます。少し質問をかえさせていただいてもよろしいでしょうか。
何十万という高価な価格帯の弓を何本も弾いてみたことがあるのですが、そのような弓でも、8ミリくらい毛を張っただけでは(8ミリはおよそ毛の張り具合の目安ですよね)、太い弦を強い弓圧で弾いたときに弓の真ん中あたりで少し毛と竿がひっついてしまうことがよくあります(特に重音のとき)。このような場合、さらに強く毛を張った方がいいのでしょうか。それとも、少しくらい毛と竿がひっつくのは問題ないのでしょうか。どなたかご教授ください。
単に弓圧を必要以上にかけすぎているだけだとしたら申し訳ございません。

投稿者:ババ     投稿日時:2005/07/18 21:37  ---95.122.176

すみません、8ミリというのは間違いで、正しくは7ミリでした。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/07/18 23:42  ---151.3.240

行きつけの楽器店主の話では、今は柔らかめの弓(良い音色の場合が
多い)は不人気で、腰の強い弓が求められる傾向が強いそうです。
大音量が欲しい奏者が多いということなのでしょう。

11月に東京で開催される弦楽器フェアでお目にかかった
弓メーカーの社長さんも同じことを話されていました。

会場にその方が出品されていた弓は、そういう時流に逆らって
細めのスティックで作られ、繊細かつ柔軟な操作性を持ち
非常にクリアーな音色を出すものでした。


太い弦を強い弓圧で弾いたときに毛がスティックに接触する
場合は、弓圧ではなく、ストロークで音量を稼ぐような
奏法を選ばれるとよろしいのではないでしょうか。

投稿者:ババ     投稿日時:2005/07/19 00:53  ---95.122.89

セイジさん、ありがとうございます。毛はスティックに接触しない方がいいのですね。参考になります。

Q:右手の小指が短い
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/07/15 18:58  ---44.156.178

皆さん、こんにちは。

バイオリン初心者の「ギター弾き」と申します。

弓の持ち方について質問があります。バイオリンは初心者で、ヤマハで無料レッスンを一度受けただけです。仕事の都合で、まだレッスンにいけない状況です。

私の小指は薬指の第一関節(先から数えて)より2ミリぐらい短く(なおかつ、小指の先が曲がっている)、通常の持ち方だと小指を弓に添えるのむずかしいです。特に、弓を下まで降ろすと、小指が完全に離れます。

で、今日、小指を弓に添えるのを止めて、薬指を伸ばすようにして持ってみたら、とても弾きやすくなりました。弓のコントロールがしやすいです。

こういう持ち方しているかたはいらっしゃいますか?

投稿者:AB     投稿日時:2005/07/15 19:22  ---95.122.79

普通の持ち方ができないのは小指が短いせい、というのは先生から言われたことなのでしょうか?
小指が薬指の第一間接より2ミリ短く曲がっている人など珍しくないと思います。僕もそうです。それに、僕の知り合いにはとても背が小さく僕よりもかなり手の小さい女性もいますが、立派に持てています。
逆に、手の大きさや指の長さに問題がない人でも弓の持ち方や左手の押さえ方がかなり変になってしまっている人もよく見かけます。
つまり、僕は、弓をきちんと持つことができないのを指が短いせいだと決めてしまうのは少し早い気がするのです。単に正しい持ち方ができていないだけかもしれません。一度バイオリンの先生に持ち方を見てもらうのがいいと思います。
なお、弓を下まで下ろしたときに小指が完全に離れてしまうことは問題ありません。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/07/15 20:58  ---44.156.178

AB様

>普通の持ち方ができないのは小指が短いせい、というのは先生から言われたことなのでしょうか?

無料レッスンでは、持ち方中心に教わりました。普通の持ち方で弾けましたが、レッスン時間も30分しかなく、緊張もしていました。家に帰って持ち方を確認したのですが、どうしても小指をそえると、手に力が入ってしまいます。

>単に正しい持ち方ができていないだけかもしれません。

そうですね。本をみたり、ネットで調べたりするのですが、いまいち自分の持ち方が正しいかわからないですね。

小指を全く弓に触れない持ち方している人がいないか、先ほど、写真を色々探してみました。カントロフのバッハ(パルティータ全集)のアルバムの写真をみると、右手のアップが写っているのですが、小指を使用していないようですね。完全に離れています。プロでも以外と多いんでしょうか?

投稿者:AB     投稿日時:2005/07/15 23:08  ---95.122.126

プロの演奏を見ると、弦の上に弓をおいて弾いているとき、弓の真ん中あたりを使って弾いているため普通に小指が届くという場合でもあえて浮かせていることがあります。また、弓の先の方で弾く場合、小指を浮かせたり、スピッカートのときに小指を浮かせたりすることもあります。
ただこの人たちも、常に小指が離れているわけではありません(ギター弾きさんがおっしゃるような、薬指を伸ばして持つという持ち方をしているわけではありません。小指をつける持ち方をしたうえで、何らかの理由であえて小指を浮かせているのです。)。
小指を使わずに薬指で支える持ち方をすると弾きやすかったそうですが、少なくとも僕は基本の持ち方としてそのような方法は知りませんし、そのような奏者を見たことがありません。小指を使って持つというのが基本形のはずなので、やはりまずはきちんと基本形を練習するのがいいと思います。弓の持ち方も、そんなに簡単ではないと思います。しかし弓をきちんと持てないと、余計な力が入ってしまったり、ボーイングが変になってしまったりと様々な悪影響が出ますので、きちんと先生に持ち方を見てもらい、基本形をまずは習得するのがいいと思います。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/07/16 01:41  ---44.156.178

AB様、ありがとうございます。

>小指を使わずに薬指で支える持ち方をすると弾きやすかったそうですが、少なくとも僕は基本の持ち方としてそのような方法は知りませんし、そのような奏者を見たことがありません。

そうですよね。カントロフの写真では、中指と薬指の先が棒に上に乗っているので、特殊な奏法をしている写真かもしれませんね。

あるバイオリンの本(単行本)に弓の持ち方が写真入りで説明されていて、最初はそれを参考にしていたのですが、ある楽器店に行ったときに、親指が毛に触れないかと聞いたとき、触れることはないと言われたので、色々持ち方変えてみたら、わからなくなってしまいました(^^ゞ。この本の写真では、どうみても親指の先の関節の近くが毛に触れているのですが、、

いずれにしても、先生についてレッスンを受けないことには、どうしようもないですね。ヤマハの教室でしたが、実際には小さい楽器店で、おそらく楽器店が募集した先生だと思います。妙にお若い先生ですけど、、

では、またご教授のほど、よろしくお願いします。

投稿者:AB     投稿日時:2005/07/16 06:21  ---95.122.25

僕も弓を持ったとき、どうしても親指の間接近くが毛に触れてしまいます。以前僕がついていた先生も、どうしても親指が触れてしまうと言っておられたし、僕が持っているバイオリンに関する本も、一般的な話として演奏中に親指が毛に触れてしまうことを前提にしながら毛の汚れについて解説しています。なので、親指が毛に触れることは間違いでもなんでもないと思うのです(ずっとついたままというのは変かもしれませんが・・)。
僕は最初、少し変な持ち方をしてしまっていたのですが、正しい持ち方に直してから別人のように一気にボーイング技術が向上したという経験があります。ですから僕としては、弓の持ち方は本当に大切に考えてほしいと思います。
バイオリンは全くの初心者とのことですが、持ち方、構え方、簡単な音階など、最低でもごく基礎的な技術だけは先生について練習される方がいいと思います。ただ、ごく基礎的な技術と一言で言っても結構いろいろあります。なお、先生の中には、弓をきちんと持てていなくても次に進む方もおられますから、注意が必要です(いきなり持ち方にあまり細かくこだわるとレッスン生が嫌になるからかもしれませんが・・)。納得できるまで先生に聞いてみるのがいいと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/07/16 23:57  ---6.35.222

>私の小指は薬指の第一関節(先から数えて)より2ミリぐらい短く
私の小指は同じ計り方で5ミリ以上短いです。弓先を弾くときは、小指は伸ばして弓のサイドに触れているだけのような状態になります。ここでは小指は役割を負っていないように感じています。
けれど、弓の元を弾くときは小指なしのコントロールは考えられません。弓元でのアップからダウンへの滑らかな返し、また弓先を除いてピアニッシモなどで弓を浮かせるときなどには小指が重要な役目を果たします。

基本的には小指をできるだけ使える状態でフォームを作り、小指が届かなくなったとときには無理せず添えるくらいにするのでよいのではないでしょうか。

また、弓の持ち方として、現在はフランコ・ベルギー式(人差し指は第一関節と第二関節の中間くらいを弓に当て、少し指を立て気味に弓に当てる)とロシア式(人差し指は第二間接を弓に当て少し人差し指で巻き込むように持つ)の2流派があり、基本的なフォームにより小指の当たりやすさはかわるように思います。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/07/17 17:14  ---44.156.187

ABさん、弦喜さん、ありがとうございます。

>親指が毛に触れることは間違いでもなんでもないと思うのです(ずっとついたままというのは変かもしれませんが・・)。

そうですか。親指の位置も色々ありますよね。これについては、下ほうに疑問点を書きました。

>私の小指は同じ計り方で5ミリ以上短いです。弓先を弾くときは、小指は伸ばして弓のサイドに触れているだけのような状態になります。ここでは小指は役割を負っていないように感じています。

結構短いほうですよね。他に人に聞いてみたら、意外と小指が短い人って多いようですね。


弓を下まで降ろすときに、小指を浮かすことで、標準の持ち方でうまく弾けるようになりました。

次に問題となるのが親指の位置なのです。

「バイオインを弾こう」(尾花輝代充著)の写真を見ると、ずいぶんフロッグのつけ根近くに親指を差し込んで、かぎ型に曲げています。親指の爪がフロッグの半月の金属に当たっているように見えます。これだと、親指の竿に当たる部分がクッションとフロッグの間になり(直接木に当たり)、長時間弾くと痛くなります。

今日買ってきた「新しいバイオリン教本」もこれに近い持ち方です。

しかし、「鈴木メソッド」(立ち読み)の写真を見ると、弓のかなり上側を持っています。親指がクッションの先(巻線側)に当たるように持っています。前述の持ち方よりも3センチも上側を持っています。弓を振ったときの重心のようなものがだいぶ違ってきますよね。

この持ち方のほうが弾きやすいですが、親指を少し曲げて持つと、毛に当たりますが、これいいんでしょうか?クッションに親指が当たるように持つのは悪くはないんですよね? そのためのクッション?

細かい技術的な質問ですみません。

投稿者:AB     投稿日時:2005/07/17 20:40  ---年07月17日(日) 23時15分

あくまで僕の場合は、という話をさせていただきますと、僕は、親指がフロッグの先端に軽くつくように持ちます。僕の持っているバイオリン教本も親指の位置はこうなっています。
「バイオリンを弾こう」にかかれている持ち方は親指の爪がフロッグの半月リングにあたっているように見えるとのことですが、これは僕の持ち方よりも若干フロッグ側のようです。僕の好みとしては、少しでも軽く感じるように持ちたいので、あまりフロッグに近すぎるところは持ちたくないのです。
スズキメソッドの場合、ギター弾きさんのご説明によると親指がフロッグに全くついていないようですね。しかし、僕はフロッグに少しだけ親指がついた方が持ったときに安定しやすいように感じますので、そのようなもち方はしていません。
スズキメソッドの持ち方はギター弾きさんの場合、親指を少し曲げて持つと毛についてしまうとのことですが、普通親指は少し曲げて持つので、つまり常に毛についてしまうということですよね?僕もスズキメソッドの持ち方だと、安定性がないように感じるため親指が毛につくように持ってしまいます。僕の個人的な考えになってしまうかもしれませんが、このように最初から親指が毛についているということは、かなり弓を斜めに持っていることになりますよね?あまり斜めに持ちすぎると、弓の先端で弾くときまで弓毛が斜めに弦にあたってしまいませんか?弓の先は弓の元に比べるとしっかりした音を出しにくいので、弓の先で弾くときに斜めに当ると(弦に触れる毛の量が少ないと)、さらにしっかりした音を出しにくくなってしまうと思うのです。
ギター弾きさんがクッションと呼んでらっしゃるのはサムグリップのことですよね?ここに親指がつくのが理想と思いますよ。逆に、親指が竿に直接ついているような状態は、竿を傷めることにつながる可能性がありますから(そのことも、毛が伸びてきたときには早めに毛替えをしなければいけない理由のひとつと言われます)、できるだけ避けるべきではないでしょうか?

投稿者:杏     投稿日時:2005/07/17 23:23  ---24.177.17

巻き革の上を持つ方が持ちやすいのと、先弓まで届きやすいので、子供教えるときによく使うようです。大人がやるなとは言いませんが、もう少しフロッグ側を持つ方が中指の押さえを使いやすくてボウイングテクニック上有利みたいです。(ま、放って置いても、力がついてくればフロッグ側を持つようになりますが、、)

弓をどう持つか、は指がどこにあるべきか、ではないんですよ。弓をどう使うか、どう音を出していくか、そのためにどこを持つのが合理的か、奏法や自分の手に合わせて変わるものです。なので、いろんな本を継ぎ合わせてしまうと、自分は楽でも、スタッカートもアクセントも強弱も付けられなくなってしまいかねません。どうしても独学というのであれば、奏法解説書(何種類か出ているそーです、、私は眺めてるだけですが、、)を一つ購入して、それを信じるのが一番ではないでしょうか、、

ワンレッスン制の先生も多いですよ。私の先生もそうですが、お互いの都合の良いときを打ち合わせてレッスンを入れます。私は明日レッスン予定ですが、さっきからメールのやりとりで最終時間調整しています。もうすぐ今日になりますねえ、、今から午前中と言われたら困るわ、、

不定期でも、同じ先生と継続しておつき合い出来るのはとってもメリットだと思いますよ。ワンレッスン制の場合は、重点置いて教えてもらえることが多いので、例えば弓の持ち方だけで一回、その代わり、いろいろな奏法でどう応用されていくか実演してもらったり、実際に自分に合う持ち方やそうできるための練習方法などを教えてもらえますから。都合のよいときに、なら、多少遠い先生でも続けられるでしょうしね。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/07/18 00:13  ---6.34.27

もし独学で弓の持ち方を知ろうと思うなら、一流演奏家のTV放映を録画したり、DVDなどをいくつか購入し、右手のアップの部分をスロー・静止で徹底的に研究することです。教本には、一場面を1方向、多くとも3方向くらいから切り出しただけの写真しか載っていませんので、刻々と変化していく右手の形をそこから読み取る事はできないと思います。

お話の内容からすると、指をかなり伸ばし気味で弓をつまみ上げるようにして持っている姿を想像してしまいます。しかし私は、実際の弓の持ち方は、例えば生まれたばかりのひな鳥をそっと手に包み込んで持ち上げるときの形、感覚に近いものだと思っています。

ロシア式で持つと、人差し指は深めに巻き込むように置かれますで、親指も結構曲げた形で弓に当たります。以下、私の持ち方を記します(個人差がありますので一例として扱ってください)。
親指の伸ばした状態を180度とすると、140〜130度くらいの角度で曲げ、真横からというよりもやや下方側面から少し弓を持ち上げるような形で当たり支えています。またフロッグには親指の腹の先端中央あるいはその若干左が、また皮巻きの端面には親指の腹の右側(指をパチンと鳴らすときにまず中指が当たる場所)が当たります。演奏時に親指をさらに曲げ気味で力を入れて持つ瞬間がありますが、その時爪の右端は皮巻きにあたり弓へのダメージは防がれます。
なお私見ですが、弓の毛を貼ったときに皮巻き端からフロッグ端までは5ミリ程度で、もし1センチ近くあるいは1センチ以上もあるようならそれは弓がおかしいか、毛の張り方がおかしいかだと思いますので、この点も確認願います。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/07/18 23:06  ---44.156.187

ABさん:

フロッグに親指(左側)を軽く触れるというのは何かの本に書かれていました。これが標準的な持ち方なのでしょうね。

それと、弦に対する弓の角度ですが、手首の角度とか、右手の肘が下がっているとか、何かそういう問題があるのかもしれませんね。これは研究してみます。

杏さん:

スズキメソッドは子供用という言われているので、やはり、子供が持ちやすいように上側を持つ例を紹介しているんでしょうね。

奏法解説書があるんですか。銀座のヤマハや山野楽器とかにありそうですね。今度行ってみます。

それと、ワンレッスンについてですが、なかなか近場にないようです。ワタシはフリーの仕事でして、かなり波があるため、毎週通うのはプレッシャーになりそうなので、ホントはワンレッスンのチケット制のほうがいいんですけどね。でも、ヤマヤの教室は歩いて3分なので、近いと何かと便利かとも思います。毎週通うのも苦にならないですし、電車代もかかりませんし、、

弦喜さん:いつもご教授感謝致します。

サムグリップとフロッグ間の距離ですが、毛と竿の間を、竿の直径ぐらいに空くように毛を張ってみたところ、7ミリでした。許容範囲内でしょうか。実は、古いドイツ製の弓で、フロッグが壊れていたので、毛替えときに中古のフロッグを取り付けてもらったのですが、竿が標準より細いため、3/4用のフロッグを付けてもらったんですよ(4/4用だと竿とフロッグの接点の形が合わない)。多分そのせいで、フロッグの先端が短いのかもしれません(フロッグ自体が少し小さいので全体が短い?)。リペアの人は、標準でも小さめのフロッグがあるし、特に問題ないと言ってましたが、、

皆様のおかげで、だいぶいい感じで弾けるようになりました。あとは、均等に圧力をかける練習とか、色々やっていかなければなりませんね。この年で「キラキラ星」は避けたかったのですが(^^ゞ、基礎をやるには仕方がありませんね。

今後ともよろしくお願いします。

Q:
投稿者:ks     投稿日時:2005/07/18 19:04  ---98.106.243

ストラデバリは世界に何台ぐらい存在し、そのうち日本には何台ぐらいあるのでしょうか、日本音楽財団の所有楽器をみるとストラデバリの最高のものは日本にほとんどあるようにおもいますがそうおもってよいでしょうか。興味本位の質問で恐縮ですがご教授ください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/07/18 20:11  ---6.34.238

以前別のスレッドにて投稿したものの抜粋です。最初の質問の答えになると思います。
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ストラディヴァリの製作した楽器数ですが、つたない読解力でHillの著書を読むと
ヴァイオリン&ヴィオラが、
1665〜1684の19年間に、76台
1684〜1725の33年間に、825台
1726〜1736の11年間に、132台
1737   の1年で3台 =小計1036台
+チェロが8年間で80台 =総計1116台
です。
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ストラデバリの”最高のもの”、の定義がわかりませんが、痛みの少ない状態の非常によいものは、主に海外の金持ちのコレクションとして一目に触れないところにあり、一部だけが”メシア”のように展示されています。海外の一流著名演奏家は、デル・ジェス使いでない場合は、ほとんどストラディヴァリウスを使っていますから、演奏用に受け継がれながら使われている音の良い楽器も、日本にほとんどあるなんてことは言えません。

投稿者:NY     投稿日時:2005/07/18 20:54  ---95.242.15

以前、何かで一度見ただけで、発言にあまり責任はもてませんが、現在現存する数は、戦争や地震、火災などでなくなったため、約300台と書いてありました。

Q:バイオリンの工房
投稿者:yuki     投稿日時:2005/07/17 13:17  ---170.23.126

バイオリンの工房で、“奥野工房”という
現在は京都にあって、5年ほど前までは
大阪の泉佐野市にあった工房の住所、連絡先がわかれば
教えていただけないでしょうか?

投稿者:素人かぼちゃ     投稿日時:2005/07/17 17:43  ---217.66.169

すみません、レスではないのですが、わたしも昔お世話になっていたもので、思わず出てきてしまいました。
ただ・・・泉佐野だったでしょうか。
河内だったような気がします。でも、もう20年近く前のことですから、その後移ったのでしょうか。
今は京都なのですか?

奥野さんのお弟子さんの工房は今も河内にあるようですね。
わたしも新たな所在地が知りたいです。

投稿者:Terry     投稿日時:2005/07/18 09:19  ---73.210.138

奥野親方は元気にされているのでしょうか? 日本に帰るときはいつもお世話になっていましたが、ずっと帰っていないので、、、 息子さんも素晴らしい楽器職人に成られたことでしょう。 あの人は確か新しい人はもう受け付けないはずですが。

Q:基本中の基本だと思いますが・・
投稿者:maki     投稿日時:2005/07/17 22:51  ---52.116.128

バイオリン購入を考え始めて3ヶ月。いよいよかな?という自分なりの感触の初心購入者です。でも、ここにきて、はた・・と疑問が。。。バイオリンの裏の板ですが、1枚作りのものと、2枚張り合わせたものと、どのように違うのでしょうか?今、購入考えているのは30万円程度のもので、1枚作りです。
購入しようと思っているお店では、いまさら聞けなくて・・・
基本中の基本とは思いますが、教えてください。(同じ内容の質問を昨日このページでしたつもりが、アップされていなかったので再投稿です。もし、この後アップされたらごめんなさい。
ニベアクリームが盛り上がっていたので、何処かへ行っちゃったのかなあ?

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/07/17 23:19  ---6.34.27

この質問も何度かこのQ&Aで行われ、多くの回答がありました。
このページの左上の過去ログ検索から、1枚板 をキーワードにして、過去の履歴をまずご覧になってはいかがでしょう。

投稿者:maki     投稿日時:2005/07/18 02:39  ---52.116.128

わぉ!!本当に過去にたくさんの質問があり、それぞれに丁寧なお答えがあったにもかかわらず、 失礼いたしました。おかげさまで、勉強になりました。それから、次のページもめくってみました・・・あらら・・・本当にありがとうございました。

Q:弦について教えて下さい!!
投稿者:Midori Fan     投稿日時:2005/07/15 00:51  ---9.32.155

 はじめまして。ヴァイオリンについては本当に素人ですのでどうか教えて下さい!!
 中学生の娘が今回コンクールに参加するので,弦を張り替えたいと思うのですが,どのような弦が良いのでしょうか?現在使用中のものは昨年10月に張り替えた”ドミナント”です。ちなみに楽器は”エミール・フランシス”というフランス製(1935年製)の物を使用しています。色々教えて下さい!

投稿者:ゆうな     投稿日時:2005/07/15 03:54  ---109.16.130

初めましてこんにちは。

Midori Fanさんの「どのような弦が良いのでしょうか?」とういうご質問では、皆さんお答えしようがないと思います。ドミナント自体も一流の演奏家の使用にも耐えうる良い弦ですし、皆さんそれぞれが「自分にとっての良い弦」を使ってらっしゃるからです。その中には一般的にはあまり好まれて無い弦も含まれるはずです。

ですから、「ドミナントより明るい音」とか「ドミナントより太い音」みたいな感じでもう少しご希望の音色をお書きになられたほうがよろしいかと思います。

それと、お嬢さんはドミナントの音色にご不満がおありでしょうか。もしないのであれば同じくドミナントに張り替えればよろしいかとも思います。今の弦が昨年の10月に張り替えたとの事ですので、同じドミナントでも断然良くなるはずです。

それと、コンクールまであまりお時間が無いのでしたらへたに弦の種類を変えないほうがいいかな? という気もいたします。弦の種類によってけっこうタッチとかが違いますので、慣れるのに時間がかかってしまう恐れもあるからです。

また、弦は音色だけで決めるものではありません(もちろん一番大切な要素ですが)。発音の良さやさっき申し上げたタッチ等、様々な要素があります。そしてこれらは演奏しているご本人しか分かりません。ですからお嬢さんのご希望をお聞きになってから、その満たされない部分をお書きになったほうがより良い回答を頂けるかも知れませんよ。

弦は演奏者や楽器によって感じ方が大きく変わることは良くあることです。実際に張って演奏してみなければ分かりませんので、いかなるご回答も参考程度に捉えたほうがよろしいかと思います。


私はチェロが専門ですのでヴァイオリンの弦のことは何もお答えでません。お力になれず申し訳ございません。

投稿者:ぼこ     投稿日時:2005/07/15 07:57  ---151.218.196

Midori Fanさん

娘さんのコンクールうまくいくといいですね。
確かに親がバイオリンを弾いた経験がない場合、どうしたらいか迷うと思います。
うちの息子は、専門家にしようとは思っていないし、実際にバイオリンは週に4〜5日1時間も弾けばいいほう(試験前は2週間くらいいじりもしない)ですが、それでも弦の交換は年に2回はしています。

娘さんのコンクールがソロのコンクールならば、是非弦を交換してあげてください。それと多分弓の毛換えも1年以上していないですよね。これも交換してあげてください。
娘さんが弦の交換に慣れていなければ、楽器を買った弦楽器店や工房で、弓の張替えと弦の交換もしてもらったら(できれば楽器の調整も)いいのではないでしょうか。

弦の種類は、僕もドミナントでいいと思いますが、ドミナントにも種類がありますので、注意してください。また弦の交換時期もご存知かと思いますが、直前はダメですよ。

でも本当に大切なソロのコンクールの準備ならば、直前に弦が切れた場合のことも考えて、弦をはって4〜5日たって音程が安定した弦(E線を除いて)を保存しておくくらいの準備は必要かもしれません。

あまり親がいろいろ口に出さなくても、弦や弓の毛の張替え代さえ出してあげれば、娘さんが自分でやるかもしれませんが。
親も娘さんもわからなければ、習っている先生に相談するのが一番です。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/07/15 08:27  ---123.159.74

↓他のレスにも使いましたが、
http://www.nezu.ms/maintenance.html
一年近くもナイロン弦を交換しないのは、ちと長すぎるのではないでしょうか?

後、ドミナントはナイロンのスタンダードな弦と位置づける人が多いです。特に要求がなければ、今はとにかく新しい弦に替えて切れ味と響きの良い状態に耳を慣れさせることが大事だと思います。

投稿者:rio     投稿日時:2005/07/15 09:26  ---148.39.147

楽器との相性がありますので、いつも調整に出されている工房あるいはお店に相談するのが、ベターかと思います。

ドミナントでも細中太とありますが何をお使いなのでしょうか?

何の情報もなく、弦を勧めるなら、ドミナント(太)、インフィルド赤、オリーブ、オブリガード、エバピラッツィあたりが無難な気がします。 

弾き手の好みが大切かと思いますので、何セットか試してみるとよろしいかと思います。

投稿者:NY     投稿日時:2005/07/15 15:42  ---95.242.15

http://www.sarasate.net/accessory/infeld.html
など、弦の紹介をしている、サイトもあります。
参考までにどうぞ。
弦はコンクールに出るほどならば、相当練習していると思うので、てつさんの仰るとおり、1、2ヶ月に一度は交換した方が良いと思います。

投稿者:midori     投稿日時:2005/07/16 02:05  ---9.26.67

皆さん,色々教えて戴き有難うございます!!
実は以前にヴァイオリンの事は詳しい!とおっしゃる方に「弦の交換は年に一度で充分。楽器店に聞けば必ず2〜3ヶ月には一度と言われるけれど,それは商売だから薦めるの。プロじゃない限り全く必要ない!」と聞き,その通りに年に一度楽器店に行って「同じ弦で・・・」という交換の仕方しかしていませんでした。(切れてしまっても同じ弦を購入するのみで)
本当に素人過ぎてお恥ずかしいのですが,娘が「弦か弓の調子が良くないみたい・・・」と訴える度に,弓だと勝手に思いこみ,毛替えのみを年に数回繰り返していた次第です・・。
皆さんからのアドバイスを参考にさせて頂き,早急に調整したいと思います!

投稿者:Midori Fan     投稿日時:2005/07/16 02:12  ---9.26.67

すみません!上記のmidoriの書き込みは変換ミスで私本人です。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/07/16 08:09  ---168.163.26

>実は以前にヴァイオリンの事は詳しい!とおっしゃる方に「弦の交換>は年に一度で充分。楽器店に聞けば必ず2〜3ヶ月には一度と言われ>るけれど,それは商売だから薦めるの。プロじゃない限り全く必要な>い

ガット弦なら、その発想もありえますが、ナイロンは寿命が短いですね。
色々好みがありますが、ガット弦は音が柔らかいと言うか鈍さがありますので、通常のレベルの楽器で、普通に演奏効果を考えるならば、ナイロン弦でいいと思います。

とにかく仕上がった状態での音に慣れておかないと、耳元での音がキツく感じてしまって、本当の意味での演奏効果を考えられなくなってしまいます。どのようなコンクールかわかりませんが、自分が楽しむ演奏をするわけではないですね?

投稿者:Midori Fan     投稿日時:2005/07/18 00:00  ---220.173.140

てつさん,アドバイス有難うございます。本日弦を張り替えました!
皆さんのアドバイスを参考にさせて頂いた上で,娘とも相談し,結局今までと同じドミナントに替えました。
まだ安定はしませんが,かなり良い音になり娘は満足しております♪♪
本当に有難うございました!!

また,娘がこのページに自分で色々質問したいと言っております。また宜しくお願い致します!

Q:調整の微妙さと技術者との相性について
投稿者:niko     投稿日時:2005/07/15 10:14  ---21.140.25

おはようございます。はじめて質問させていただきます。
中学2年の娘がバイオリンを習っおり、年に2,3回調整をしていますが、どうも調整をする度に、する前よりコンディションが悪いほうに変わっていることが多いような気がします。音がガサガサしてしまったり、線によってはボリュームが無くなってしまったように感じます。娘も違和感をもつことが多いようです。調整をした後には「ああ、良くなったな」と感じたいのですがなかなかそうはいきません。フルサイズを持つようになってから3年目になりますが、先生が調整に不満を持たれて楽器店に連絡を入れて下さり(先生ご自身も現在はこの楽器店でメンテナンスを依頼されてます)、再度調整しなおしてもらうということが2度ありました。楽器は先生が付き添ってこちらの予算内で何本か見て下さり、その中から選んだイタリア製のOLDです。恐らく、こちらが調整に対する要望をうまく伝えられていないということも、こうなる原因の一つと考えますが、「駒がゆがんでいるように思えます」と伝えたら、その点は直っていても他にまずいことが起こっているような場合が多いように感じるのです。技術者と楽器・弾く人の相性などもあるのでしょうか。
分数バイオリン使用時に違う工房を訪ねたのですが、他の楽器店への批判は辛辣なのに楽器には愛情を持って接してられた方がおられました。そこを訪ねてみたいのですが、A店で購入した楽器をB店で調整してもらうのは避けたほうが良いのでしょうか。又、先生に対して失礼でしょうか。娘には、自分にあった技術者にめぐり合ってほしいなと願っています。皆さんの経験などお知らせいただければ幸いです。

投稿者:rio     投稿日時:2005/07/15 11:34  ---148.39.147

>A店で購入した楽器をB店で調整してもらうのは

お店(工房)によって、販売したものしか調整しない店と、フリーのお客OKのところとありますので、どちらともいえません。
個人的には、気に入らないのであれば、替えるべきかと思います。

>先生に対して失礼でしょうか。
これはわかりません。先生次第ですね。

私は、今まで、30分ぐらいのところにある楽器屋に行っていましたが、偶然自宅近く(徒歩5分)に開業した工房に、楽器を持ち込んだところ、工房主と相性が良く、その後良い感じで過ごしています。

気になりますのは、調整した楽器を受け取るとき、お嬢様がその場で受け取って確認のためすぐ弾いていますか?

 私が行く工房も、たまに持ち込む東京銀座にある大手楽器店も、一度毛替えをお願いした都内の弓専門工房も楽器・弓の受け渡しは、職人の在席時の受け渡しを要求されます。それは、調整が満足してもらえるかどうかその場で確認し、不都合があればすぐ直すためです。これは調整・修理に出した場合の基本中の基本です。
 工房・楽器店と弾き手の相性は相互理解ですから、早く好みを覚えてもらえると良いですね。

投稿者:niko     投稿日時:2005/07/15 15:42  ---21.140.25

掲示板に投稿するのが初めてで、間の抜けた空間を作ってしまいました。お恥ずかしい!
ところで
rio様 ご意見ありがとうございます。
娘は8割がた調整に同行しております。ただ、いつも毛替えと調整がセットで試奏は楽器店の弓をお借りする為、違和感を感じて感想を言っても、「弓が違うからかもしれませんよ」と楽器店の方に言われたらそれ以上つっこめないということがありました。それに楽器店のお部屋は先生のレッスン室や自宅の部屋より遥かによく響き、そこではいいかなと感じても、自宅で弾くといまいちということもありました。要は娘がもう少ししっかりしてくれればいいのですが…。
楽器店には何人かの職人さんがおられるので、よく思い出すといつも同じ方というわけではありませんでした。3回位は続けて同じ方にみて頂くほうがいいのでしょうね?。先生が信頼されてる方でも、娘の楽器に関してはうまくいかなかったこともあったので難しいものなんだなと感じています。バイオリンを習ったことがない私には分かりにくい世界なので、気長に探していきます。

投稿者:いし     投稿日時:2005/07/15 22:21  ---159.98.167

 買ったところで見てもらうのが基本とは思いますが、職人さんにも(何を重視するかという点で)いろいろな考え方があります。
 ですから、職人Aさんは「修理が必要」と説明しても、職人Bさんは「ここを調整すれば問題なし」と言うことがあります。(同じ店でも職人さんによって考え方やセットアップ法が違うこともありました。)ですから、高額な修理・調整が必要と言われた場合などには、別の職人さんの所に持ち込んでセカンドオピニオンを求めるのは大事だと思います。
 なお、これは「安くやってくれるところが良い」という意味ではありません。それぞれの職人さんが何を重視し、どんな音を求めて調整しているのかを理解した上でおつきあいすれば良いと思います。
 あと、得意不得意というのもあると思います。ペグの調整が上手な人、魂柱のセットアップが得意な人、弓の毛替えが丁寧な人・・・そういったそれぞれの得意分野を理解してその都度相談先を変えるのも一案です。
 

投稿者:niko     投稿日時:2005/07/16 11:50  ---21.140.25

いし様
ご意見ありがとうございました。職人さんの得手不得手のお話、興味深く拝見しました。私は中堅以上の職人さんでしたら、結構オールマイティに見ていただけるものと思い込んでいましたので、ひっかかっていた異物がストンと落ちたような気分です。
一定水準以上の技術をお持ちの職人さんがたも、各人各々つい入れ込んでしまう部分・作業が違う、と云うことですよね。
娘があまり上手くないので、「この楽器を鳴らせるようになるにはもう少し時間がかかりそうですね…」などと云われると、悪いのは調整ではなく娘の腕なんだろうなと言葉を呑み込んだことがありましたが(こういう関係は悪いんでしょうねぇ)次回の調整で何か思うことがあったならば、臆せず伝えてみようと思います。
ありがとうございました。

投稿者:rio     投稿日時:2005/07/17 11:03  ---29.242.228

あまりいい解決策ではないですが、
首都圏にお住まいであれば、楽器店ではなく、工房に行かれて調整をして見てはいかがでしょう。
1回で調整が決まることは少ないですが、2〜3週間後に1回目の不満な点を伝えて、2回目の調整で、相性のいい職人さんとはばっちり合います。もし解決できないようであれば(相性が悪い)という結論になってしまいますが…

投稿者:niko     投稿日時:2005/07/17 18:35  ---21.140.25

rio様 ありがとうございます。
残念ながら首都圏の住人ではないのです。
娘が小さいときから数えると、これまでに弦楽器店3店と2つの工房に伺ったことがあります。
首都圏ほど多くないからでしょうか、先生の紹介を受けずに行った所の職人さんでも先生のことをご存知でしたし、職人さん同士も同世代なら顔見知りみたいで、「A君のところで買った楽器なの? 彼はね・・・」とやや批判じみたこと呟かれた方もおられました。そんな中で印象に残っている職人さんは、大方の調整が終わって娘が試奏した後「もう一度かしてごらん」とさらに調整を進めて下さった方です。フルサイズに替える時最初にこの工房を訪ねましたが、選択肢が少なく選び辛かったので在庫の多い楽器店で決めた次第です。工房のほうは外様用の価格設定があり、よそで購入した楽器でも見て下さるのでまた行ってみたいなとは思ってますが、以前よりは敷居が高くなってしまいました。