弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:肩当てメニューインについて
投稿者:Liebe     投稿日時:2002/09/21 22:58  ---125.30.2

こんばんは。

メニューインという肩当てについて質問です。
かなり色々とランク?があるようなんですが、値段が安いものと高いものの違いは
どのあたりになるんでしょうか?
素材?調整の可否?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/24 12:32  ---03.95.48

いらっしゃいませ、Liebeさん。ストラッド店員です。

メニューインの肩当ですが、現在生産中止になっておりまして、問屋さんにも在庫は無いそうです。
当店ではメニューインの肩当は扱ったことが無いので、ちょっとコメントできません。すいません。

ただ検索サイトで「メニューイン 肩当」と検索すると、まだ販売しているお店がございますので、購入は可能みたいです。

あまりお役にたたず申し訳ございません。それでは!

Q:スズキバイオリンの型番
投稿者:えり     投稿日時:2002/09/20 17:25  ---237.138.141

はじめまして。
早速ご質問ですが、
スズキバイオリンのNO.300だとかNO.220
だとかというのは、どのような番号なのですか?
種類でしょうか、楽器のグレードでしょうか?
よろしくお願いします。
初歩的な質問ですいません。

投稿者:rio     投稿日時:2002/09/20 22:30  ---132.184.22

えりさん こんばんは

Suzuki Vnのこの数字は型番は
種類とグレード両方を識別する数字
と思っていただければ良いと思います。

Suzukiの場合
現在のカタログでは
.200から2000まで15種類の型番があります
数字が大きいほどグレード(価格)が高くなります

グレードの数字が四桁になると
上二桁はグレード、下二桁で種類を識別するのに
型番は用いられます

同じ価格でありながら
No.1400はストラドモデル
No.1420はデルジェスモデル
とその形を区別するのに用いたり

(以前のモデルは)
同じ価格でありながら
No.1200はアンティークフィニッシュ(オールド仕上げ)
No.1250はブリリアントフィニッシュ(新作仕上げ)
と仕上げを区別するのに用いたり
していました。

ではでは

Q:Giovanni Pistucci について
投稿者:マルコ     投稿日時:2002/09/20 12:41  ---246.160.36

いつもお世話になります。さて、この度標記の作者のチェロの購入を考えているのですが、少々気になる点がございます。ラベルが、あまりにシンプルで「本物だろうか?」との考えが頭をよぎってしまいました。「Giovanni Pistucci-Napoli 1912」としか記載されていません。貴社のヴァイオリンの在庫に確か同じ作者のものがあったように見受けられますが、ラベルはどのようなものでしょうか。「ラベルはあまり関係ない。」との店主のお言葉もありますが、少々気になりましたもので。加えて、この作者のチェロについての相場価格などもおわかりでしたら、ご教授頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/20 15:42  ---03.95.48

いらっしゃいませ、マルコさん。ストラッド店員です。

当店のPistucciのラベルも実にシンプルでGiovanni Pistucci Napoli 1909とだけ書かれています。(枠無し)
興味が出てきたので調べてみました。
シンプルなものが多いのですが、枠があるものもあります。リペアーラベルは枠があります。
例外が一つありまして
Giovanni Pistucci alunno di Vincenzo Pistiglione fece in Napoli 年代
というのもあります。
記録ではバイオリン200本、ビオラ30本、チェロ20本の製作をしていろいろなモデルに挑戦したとあります。

価格ですが、客観的に書かれた昭和61年の資料で、真作で健康状態のいい、下限のもので250と書いてあります。(ヴァイオリンでです)チェロは倍を目安にして下さい。

それでは!

Q:チェロのぺグについて
投稿者:まさし     投稿日時:2002/09/17 14:26  ---45.238.115

毎々楽しく拝見させていただいております。

さて、私のチェロのぺグを眺めていると、D線弦がG線を巻き取るぺグに接触していることに気がつきました(横から眺めた場合、D線弦が、頂上であるG線を巻き取るぺグに向かって登り、さらにナットに向かって下っているという感じ)です。

この点、私の認識としては、本来、弦を張った状態で眺めた場合、各ぺグに巻き取られている各弦はそれぞれ他の弦(のぺグ)に接触することなく一直線にナットに向かいそして指版の上を通って駒に至っているはず、と思っていた私としては、少し困惑いたしております。

そのせいか、チューニングの時、G線の音の高さを整えるとD線も少しかわり、D線を整えるとG線弦が少しかわるということがおこります。

上記の状態で、音に影響(音質、音の大きさ等)はあるのでしょうか?

また、対処法としては、ぺグを交換するしかないのでしょうか?

以上につき、宜しくご教示のほどおねがいいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/17 16:59  ---03.95.48

いらっしゃいませ、まさしさん。ストラッド店員です。

あたっている部分が、ペグ直接なのか、巻かれている弦の厚みのせいかをご確認下さい。
弦の厚みでしたら、巻き方を工夫すれば、改善できるかも知れません。
弦の厚みなしにペグに当たっているようなら、状態としては良いとは言えませんので
ペグを交換などの処置をした方が良いと思います。

もしご購入から日が浅いのであれば、楽器屋さんは、そのような状態の楽器を販売するケースは非常に少ないと思いますが、見落としなどもございますのでまずは購入したお店に相談してみてはいかがでしょうか?無償で直してくれると思いますよ。

投稿者:まさし     投稿日時:2002/09/20 09:00  ---45.238.115

ストラッド店員様、ご多忙のなか、丁重なお返事有り難うございました。

ぺグを交換するとなると場合によっては穴埋めとか色々費用もかかるようですが
これも楽器を良く知るための一つの良い機会であるとも存じます。

どうも有り難うございました。

Q:駒の位置調整
投稿者:じぬさん     投稿日時:2002/09/16 11:08  ---98.187.214

家に持帰った仕事の山をほっぽりだし、チェロに逃避する私です・・・

ところで駒を注意してみると、
何となくテールピース側に「おじぎ」しているようです。
根元はきちんと垂直に立っていますが、途中で若干反っているのです。

弦を張ったまま改善する方法はあるんでしょうか?

また、駒そのものの位置調整が私には難しいのですが、
音質面や危険性を考慮すれば
やはりプロの楽器屋さんにお願いするべきなんでしょうか?

追伸:ストラド店員さん、かめさん、この間はありがとうございました。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/09/17 15:03  ---03.95.48

いらっしゃいませ、じぬさん。ストラッド店主です。

文章から想像しますと、駒がテールピース側に途中から曲がってしまった。
と考えてよろしいでしょうか?

度合いにもよりますが、やはり専門家にみてもらうほうが良いでしょう。
(駒の交換というのも考えられます。)

それでは!

投稿者:pochi     投稿日時:2002/09/18 10:37  ---94.14.65

ヴァイオリンの場合、弦を全て緩めて魂柱が倒れてしまうのは、魂柱のテンションが緩すぎるせいですが、チェロの場合、往々にして魂柱が倒れてしまうことがあるみたいです。

チェロの駒が曲がってしまった場合、新しい駒を立て直すのが普通ですが、応急処置をお教えします。
まず、駒の重さを量って下さい。駒を外して、鍋で10分程煮込んで下さい。煮込みすぎても問題ありませんが、水が無くなると焦げるので気を付けて下さい。次に電子レンジで乾燥させます。1分毎に駒が墨化していないか確かめながら、何回か繰り返します。もう一度駒の重さを量って下さい。以前より少しでも軽くなっていれば、完全に乾燥してます。乾燥したとき、駒が真直ぐになっていれば、あなたはラッキーです。注意深く立て直して下さい。

幸運を祈ります。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/18 14:08  ---03.95.48

pochiさん。凄い裏技をご存知ですね。

裏技ついでに、電子レンジである程度乾かして、仕上げをアイロンで行うという裏技もございます。これだとかなりの確立でまっすぐになります。

でも、あくまでも応急処置なので、時間があるときに駒の交換をして下さい。
それでは!

投稿者:じぬさん     投稿日時:2002/09/20 00:15  ---169.69.177

pochiさん、ストラド店員さん、ご回答ありがとうございます。
そのような必殺技(笑)が有るとは・・・。

残念ながら寮に住んでおりますので、今すぐ鍋で煮ることは出来ませんが、
実家に帰省した折にでも挑戦してみます。

Q:おすすめのCD
投稿者:みやび     投稿日時:2002/09/16 14:53  ---216.251.218

バイオリンを始めて6ヶ月の初心者です。今バイオリン曲のCDを探しています。素敵な曲を聴いてもっとバイオリンを好きになりたいのです!!できれば誰でも知っているような曲ばかり集めたものや、近い将来この曲をひきたいなぁと思えるものが入っているCDがいいのですが・・・。また有名な演奏家のCDで有名な曲ばかりを集めたものはないのでしょうか?お勧めがあればおしえてください。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/09/17 15:06  ---03.95.48

いらっしゃいませ、みやびさん。ストラッド店主です。

私のお勧めはやっぱり
http://www.strad.co.jp/stock/stk_cdbook.html
↑にある2枚ですね。

他の皆様もお勧めがあったらよろしくお願いいたします。

投稿者:ひろじ     投稿日時:2002/09/18 11:15  ---00.98.147

はじめまして。

ヴァイオリンを習い始めて2ヶ月の初心者です。ちなみに40歳を越えているおじさん(笑)

僕のおすすめは、



<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MFRR/qid=1032314927/sr=1-3/ref=sr_1_0_3/250-0271523-3647466" target="NEW">プリンセス モーツァルトの子守歌、ねむの木の子守歌</A><P>

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です。

Q:ヤマハのエントリー用バイオリン
投稿者:tektek     投稿日時:2002/09/17 18:46  ---1.147.4

初心者でまことにお恥ずかしいのですが、子供用のエントリー用バイオリンを購入しようと思っております。スズキの200番から500番程度を考えておりましたが最近ヤマハの分数バイオリンを見ました。STRADさんでも扱っておられますでしょうか。スズキと比べて何か違いはありますでしょうか。(ほんと初心者の質問でスミマセン)

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/18 10:07  ---03.95.48

いらっしゃいませ、tektekっさん。ストラッッド店員です。

今回の質問ですが、当店の業務に関する事なので、直接メールでお答えします。
また具体的な商品名を出した優劣に関する質問には、この掲示板では答えられませんので、これも直接メールでお答えいたします。それでは!

Q:チェコの楽器のラベルについて教えてくださらないでしょうか?
投稿者:こんにちは     投稿日時:2002/09/16 20:37  ---17.248.84

こんにちは。
こちらのQ&Aは本当に拝見していて楽しいです。
いつまでも続きますように。

本題ですが
2年前にチェコのプラハに観光旅行に行ったときに
カレル橋の近くの歩道で道端でおじさんがヴァイオリンを並べて
売っていました。
その中でよさそうな楽器を、本当にみやげ物の気分で買って帰ったのですが
この楽器の素性について教えて頂けないでしょうか?
最近弦をきちんと張ってみたらとても響いたのでびっくりしました。

ラベルには
V.HRADCI KRALOVE
L.P 1936 Cp.
BRETISLAV SALABA
とあります。

買ったときに、売り手のおじさんは
「HRADCIはチェコでとっても有名」
と言っていました。生活に困っているようで
必死に売っていました。楽器を手放すのは少し悲しそうでした。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/17 15:28  ---03.95.48

いらっしゃいませ、こんにちはさん。ストラッド店員です。

チェコのV.HRADCI KRALOVEさん、ですが店主がわからないとの事なので
調べてみました。
残念ながら資料では見つけられませんでした。

検索で調べてみましたが、「V.HRADCI KRALOVE」という名前はかなり出てきましたが
(チェコでは一般的な名前なのでしょうか?)ヴァイオリンに関する事はわかりませんでした。まったくお役にたたづ申し訳ございません。
どなたか知っている方おりましたらお願いいたします。それでは!

Q:ラベルの内容を教えてください
投稿者:まんび     投稿日時:2002/09/15 20:30  ---98.142.98

私のヴァイオリンは決して高価ではありませんが、かなり良い音色で
先生方にも楽器について質問されることが多いのですが、
ラベルをみても制作年も工房もわからず、首をひねってしまいます。
以前に修理を依頼したところでカールヘフナーだと言われた
事があるのですが、2枚あるラベルのどこにも根拠がないので
真偽はわかりませんが、大正から昭和にかけてのある年代に
輸入された量産品がとても音が良く、これはそのロットの
ひとつではないかという事でした。
本体のカラーは現在はオレンジ系になっていますが25年前購入時は
黄色がかった明るい色でした。
内側の2枚のラベルは次のように書かれています。

Copy OF Antonius Stradivarius
made in Germany  

Salvadore de Durro
B&J NEWYORK
sole Importers

特に“Salvadore de Durro”のあたり気になるのですが 
デューロ村のサルバドーレ某氏が修理をされたのでしょうか??
もし何かわかりましたらどのような楽器か教えてくださいませ。
よろしくお願いします。

投稿者:AS     投稿日時:2002/09/16 17:18  ---234.12.185

こんにちは.

Salvadore de Durroは修理した人の名前ではなく,ニューヨークの楽器商 Buegeleisen & Jacobson のブランド名です.Durroブランドの楽器の多くはドイツで製作されてアメリカに輸入されていたようです.sole Importersというのは「独占輸入」といった意味でしょう.

ラベルによると,Salvadore de Durroブランドのストラディバリウスコピーということになりますね.おそらくアメリカ経由で日本に持ち込まれたものと思います.

何台かDurroブランドの楽器を見たことがありますが,なかなかクオリティの高いものとの印象があります.製作年代は1900年前後のものが多かったように記憶しています.

投稿者:まんび     投稿日時:2002/09/17 15:17  ---183.161.54

AS様
丁寧なお答えを頂き、ありがとうございました。
さっそく“Buegeleisen & Jacobson ”をHP検索しましたが
残念ながら何も手がかりがありませんでした。
もう廃業してしまったのかもしれませんね。
これからも大事に使っていきます!

Q:バイオリンの表板の厚み
投稿者:こんにちは     投稿日時:2002/09/15 01:23  ---217.46.174

イタリアの割りと高額な新作の楽器を
見ているとf字孔から見える板の厚みが
さまざまです。ストラドやガルネリどの
位の厚さだったのでしょうか?
なんとなく厚い方が丈夫で長持ちという 感じがしますが。音色と厚さの関係はあるのでしょうか?

投稿者:やまちん     投稿日時:2002/09/15 20:49  ---7.203.2

これはチェロの場合ですが、同じことが言えると思いますのでご参考までに。

私は板厚のあるフレンチオールドのチェロを最近手に入れました。
いろいろ探している時はやはり新作のイタリアンも気になったものです。
しかし、新作イタリアンの、それも、有名な作家の作品が、板厚が薄く、重量も軽いのが、とても気がかりになりました。
高音部は鼻歌交じりの甘いとってもいい音色がするので、捨てがたい気持ちが起こるのですが、
そんなに簡単にいい音がしていいものか、すなわちまやかしではないかという疑問です。

専門家(楽器商)の意見によると、
「板厚を薄くすれば、必ず甘いいい音がするように感じるものです。
しかし、弾き手が自分で聞く音と聞き手が聞く音とは違うということです。
板厚のあるものは、音に深みと力があり、遠くでもよく聞こえる。
板厚の無いものは聞き手に心地よいだけです。
また短い年月で、必ず、ヘタる。」
という事です。

投稿者:便乗で     投稿日時:2002/09/15 23:10  ---221.196.61

上にかかれているので「聞き手に」は「弾き手の」の間違いですか?
聞き手に心地いいならいいのではと思うのですが。

で、質問ですが、自分の楽器はほかに比べて軽く感じますが、
古めの楽器だと軽い=薄いにならないですか?それとも
やはり軽い楽器は古くても新しくてもよくないのですか?

投稿者:かめ     投稿日時:2002/09/15 23:54  ---253.173.254

>上にかかれているので「聞き手に」は「弾き手の」の間違いですか?

そうだと思います。「弾き手に」でしょう。

>古めの楽器だと軽い=薄いにならないですか?

どのくらい古いかにもよりますが、古い楽器は薄い楽器が多いです。
それは、ガット弦主体の時代だったので、あまり表板にかかる圧力が
(現代と比べて)強くなかったこと、現代のように2000人も入る
ホールで演奏する必要がなかったこと、そして経年変化によって
楽器の含水率が変化したことが考えられます。

古い楽器が軽いのは、板が薄いことと、含水率が新作に比べて低いことが
一番の理由です。

>それともやはり軽い楽器は古くても新しくてもよくないのですか?

それは、一概に言えないと思います。
良い材料であればあるほど、板を薄くしても十分に木材自信に粘りを持っており、
性能が発揮できるからです。
逆に、質の悪い材料だと、繊維に粘りがないため、音を反発させる性能が劣り、
板を厚くしなければいけない場合もあります。

投稿者:りお     投稿日時:2002/09/16 00:50  ---132.184.28

ストラドは分解しているところを見たことはありませんが、デルジェスは2度、表板を外した状態を見たことがあります。板は結構厚めでした。

Vn製作家の参考書
Peter Biddulph刊Giuseppe Guarneri del ges
をみても、やはりデルジェスは厚めであることは間違いないようです

興味のある方は、一読(一見)されることをお勧めしまっす。

では

投稿者:こんにちは     投稿日時:2002/09/16 01:19  ---236.149.95

とある楽器商の方から
板が厚くてもなる楽器がいい楽器です。と聞いたことがあります。
ヴァイオリンはヴィオラと違って寸法関係は完成されているのかと
思いましたが、板厚に関しては、まだ標準が無いのでしょうか?
板厚が厚いものは弾いていて、弦から弓を離した際の残響の
長さが少し長いような気がします。畳の部屋で弾いても楽器の
中で振動の減衰がすこし小さいような気がします。
あとは音量の幅が弓にかける圧力によって変化する度合いが
大きいように感じます。これは
演奏効果としてはどうなのかはわかりません。

投稿者:やまちん     投稿日時:2002/09/16 10:23  ---7.203.20

>「聞き手に」は「弾き手の」の間違いですか?

失礼しました。
「聞き手に」は「弾き手に」の誤りでした。

>古めの楽器だと軽い=薄いにならないですか?

古い楽器は水分が抜けているので新作のものより軽いといえると思います。
オールドで板が薄いものがあるのは、修理時に薄くされている可能性があるのでは?
現代の作家が言っているのですが、
「木は切り出してからも、樹齢期間くらいは強度は増し続けるので、
音をよくするためにオールドの楽器の表板は削ることはできるし、実際削ってあるものもある。」
と。
もっとも、そういうことをすれば、その楽器は終わりだという修理の専門家の意見もあります。
このあたりは、ストラッドさんにも聞いてみたいのですね。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/09/17 14:52  ---03.95.48

いらっしゃいませ、皆様。ストラッド店主です。

ストラディバリの時代は、現代の板厚より薄いものがほとんどだと思います。
バロックヴァイオリンでまず弦長が短いし、ガット線を使用して、何よりAのピッチが現代よりかなり低く設定されていました。そこから推測するとヴァイオリンに掛かる張力がかなり低く、薄く削っても耐久性に問題はないと考えられます。逆に現代のような厚さでは張力や弦長などから、鳴らない楽器になると考えられます。

現代の楽器では、当時と同じ厚さで削ると、強度が足りなくなってしまうと思います。
それなら、なぜストラディバリの時代の楽器は、現代でも使用できるのか、というのも
経年変化によってニスが落ち着き、木が強くなったと考えられるのではないでしょうか?

私は現代におけるオールドの楽器が、素晴らしいのは、このような偶然
●バロックヴァイオリンからモダンヴァイオリンなった(弦長が長くなった)
●Aのピッチが飛躍的に高くなった。
●経年変化により、木が強くなり、現代でも使える強度になった。等
がたまたま重なったのではないかと私は考えています。

ストラディヴァリ自身もまさか現代で今のように使われているとは想像できなかったのでは無いでしょうか?それでは!