弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:Antonio Morito (Barcelona)
投稿者:弦吉     投稿日時:2002/09/15 23:18  ---229.152.196

スベインのパルセロナのAntonio Morito作のバイオリン(おそらく、工房製)をもっているのですが、この作者につき、なにか情報がありましたら、教えて下さい。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/17 11:15  ---03.95.48

いらっしゃいませ、弦吉さん。ストラッド店店員です。

Antonio Morito、当店の資料を調べましたが解りませんでした。申し訳ございません。

解る方いたら、よろしくお願いいたします。

Q:ニスの色の経年変化
投稿者:じぬさん     投稿日時:2002/09/14 10:44  ---198.153.77

いつも皆さんにはお世話になってます。

ところで、楽器のニスの色は10年や20年で変化(退色)するものですか?

私の初代チェロを10年ぶりに引っ張り出し、工房でリペアをしてもらったのですが、
以前より赤色が薄くなり、表板の木目も黒っぽい色が着いた様な気がします。
日本の工房製の半手工もので、20年ほど経っています。

落ち着いた色になった感じですが、単なる気のせいでしょうか?
もしかするとリペアの際に塗ったニスの影響かもしれませんが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/14 13:16  ---225.33.40

いらっしゃいませ、じぬさん。ストラッド店員です。

>楽器のニスの色は10年や20年で変化(退色)するものですか?
度合いにもよりますが、することはあると思います。

リペアーされたとの事なので、全体的に二スを塗られたのかどうか、ご確認してみて下さい。
それでは!

投稿者:かめ     投稿日時:2002/09/14 22:00  ---253.173.254

ニスに含まれる赤い色は、割にはやいうちから退色してきます。
僕の楽器も最初はまるで安っぽい朱色のような色だったのですが、
5年も経たないうちに色が少しあせてきて、今ではいい感じの
オレンジ系のニスの色を醸し出しています。

ケースの中に入れていた場合と、ケースから出していた場合でも
かなり違います。人間の皮膚と同じで、紫外線が影響しているらしいです。

Q:溶けた松脂
投稿者:たまこ     投稿日時:2002/09/12 09:58  ---20.170.43

先日、とある専門店で「黒猫」の松脂を買ったのですが、1度溶けたことのあるような、布の跡のついたいびつな形をしていたのですが、これは品質に問題があるのでしょうか?

ちなみに、2000円の定価が1600円で売っていたのですが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/12 17:23  ---225.32.217

こんにちは、たまこさん。ストラッド店員です。

>これは品質に問題があるのでしょうか?
使えない事はないと思いますが、使いにくいし気分も悪いと思いますので
クレームで交換してもらったほうがいいと思います。
(とりあえず買ったお店に問い合わせてみてはいかがでしょうか?)
それでは!

投稿者:かめ     投稿日時:2002/09/13 06:52  ---253.173.254

黒猫の松ヤニはとても柔らかいので、夏場はすぐ変形します。

Q:チェロのペグについて
投稿者:mio     投稿日時:2002/09/13 02:46  ---227.48.169

はじめまして。私は大学でオケに入っていて最近中国製70万のチェロを買ったんですがペグがとても固いのです。回すと「ピシッ、ピキッ」と鳴って折れそうで怖いし、またペグをよく見てみると棒の部分がまさに「木」という感じで表面も滑らかではありません(密度が低いのかな?)。このペグは不良品なんですか?教えてください。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/09/13 06:51  ---253.173.254

最近の中国製楽器の勢いには目を見張る物がありますね。
量産品から手工品まで、すごい数の楽器が日本に入ってきています。
特にチェロに関しては、金額を考えると、とても他の国では同じ
値段では作れないだろうというようなコストパフォーマンスの良い
楽器が多いような気がします。
ただ、残念なことに、楽器本体の作りはそこそこですが、全体的に
ペグや指板などの作りが今ひとつな楽器が多いようです。

お持ちのチェロも、その類かも知れませんね。
おそらく、ペグとペグホール両方の調整が必要でしょう。
で、使われているペグを考えると、このペグを調整するよりは
きちんとした材質のペグに交換する方が良いと思います。

それともう一つ、ペグがその状態ということは、指板も
削り直しが必要なことがほとんどだと思います。
削り直しで済めば良いのですが、これも指板の材質の問題で
交換が必要になる場合も多々あります。

いずれにせよ、一度きちんとした職人に見てもらったほうが
良いと思われます。

Q:チェロの駒について
投稿者:マルコ     投稿日時:2002/09/10 18:43  ---246.160.36

いつも大変お世話になります。質問ばかりで申し訳ございませんが、標記の件についてご質問させていただきたいと思います。弦楽器の駒では「オーベルト」が大変有名ですが、現在、チェロの駒を交換するにあたっては、ほとんど「オーベルト」はなく、別のものしかないとの声をよく聞きます。このような事態に備え、手元にとりあえず3つのオーベルト(「オーベルト ア ミルクール」「オーベルト デ ラックス(フランス駒とベルギー駒)」)を所有しておりますが、それぞれどのような性格(音色、発音等)を備えているのかを教えていただけますでしょうか。また、現在、ストラッド様ではこのような駒の交換は可能でしょうか。よろしくお願いいたします。

投稿者:rio     投稿日時:2002/09/11 10:22  ---160.123.139

チェロは中学〜高校しか弾いていない、Vn弾きなので詳しく見たことはないのですが

ベルギー駒とフランス駒との違いは以下のURLにコメントが出ていますので参考になるのではと思います。

http://www.din.or.jp/~sasakivn/qa/stegetyuepe.htm

このURLに書いてあるとおり、基本的には、「楽器状態」と「つける駒の調整の内容」が音色に重要な影響を与えると思います。

Aubert, Aubert a Mirecourt, Luxe, De luxe は素材の楓は共通なので、(Aubertですから品質はOKで、木目はきちんと垂直に走っていると思うので)繊維の質(細かさ、流れ)を中心にランク付けされているでしょうから、上級になればなるほど、弦の振動を楽器に伝える能力(反応)が高くなるだけなのではないでしょうか。これも、駒調整の技術が伴わないと、良い駒素材であっても、反応の良いきれいな音の出る駒になるかどうかは判りません。


キャラクターの違いは、素材の違うポプラ材のSuper-Luxeと楓材の駒との方が明確にあると思います。
Vnにポプラ材の駒をつけると、中高音は明るく軽く、低音の発声に厚みがなくなりましたのでチェロも似たようなことになるとおもいます。

チェロに詳しい方のコメントをいただけるといいですね。
ではでは

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/11 16:14  ---03.95.48

いらっしゃいませ、ストラッド店員です。rioさんお答えありがとうございます。

オーベルトの駒の件ですが、確かに2,3年前に「手に入らない」という噂が流れ
実際に手に入れづらい時期があったのは事実ですが、
現在は、普通に手に入るようです。(問屋さんに確認を取りました)

持ち込みの駒の交換も当店は対応しておりますので、いつでもメール等で問合せをして下さい。それでは!

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/09/12 00:38  ---183.214.6

私もチェロの駒を交換したことがあります。
その時に、オーベルト製のさまざまなランクの駒の中から選んだのですが、職人さんの説明によると同じランクのものでも品質にかなりばらつきがあり、値段としても各ランクの間にそれほど大きなさはないとのことでした。
ちなみにSuperluxeはポプラ製ではなく、プラタナス(スズカケ)製です。私の楽器では、柔らかくてまろやかな音がしましたが、力強い感じの音を求める方にとってはあまり合わないかと思います。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/09/12 00:52  ---253.173.254

チェロ弾きのかめです。
現在、2台のチェロにそれぞれフレンチ駒とベルギー駒(どちらもオーベルト
デラックス)を立てています。どちらも同じ職人に立てていただいた物です。

自分の楽器の場合、細身のストラド型の楽器の方にベルギー駒、モンターニャ型の
楽器の方にフレンチ駒を付けています。

ベルギー駒の特色としては、高音の音の伸び(どちらかというとカウンターテナーに
たとえられるような、やや鼻声のような艶)と、低弦の反応の良さにありました。
ただ、これはストラド型(それもやや細身)という楽器の特色で、低音にやや
弱点があったためと思われます。
逆に、幅広で低、中音にもともと太い音のあるモンターニャ型の場合、フレンチ駒
の方が、どちらかというと地の底へ引きずり込んでいくような深い音が出ます。

音量は、どちらの駒を使ってもほとんど変わらないと思います。ただ、音の出方、
キャラクターが違うので、弾いていて音量の違いに感じることはあると思います。

確かにオーベルトは数年前に極端に入手しにくくなり、同時に質が落ちましたね。
以前ならミルクールのランクの材料を、デラックスとして出荷しないといけない
くらいになってしまいました。確かに、現在オーベルトの駒は手に入るように
なっているようですが、物によっては別のデスピオなどの駒を使った方が
良い物もあるようです。パンダなどは論外ですが・・・。

投稿者:rio     投稿日時:2002/09/12 00:56  ---132.184.166

Geertz様
すみません、ご指摘の通りプラタナスです。間違えてました。

Q:Hans Grassl
投稿者:たかはし     投稿日時:2002/09/07 02:21  ---224.150.23

はじめまして。
少し前にここを見つけて興味深く拝見させていただいております。
6月からバイオリンを習い始めてまだまだ初心者でバイオリンについては
ほとんど無知なもんであつかましいかとは思いましたが
思い切って投稿させていただきました。
夏に購入したバイオリンなのですが、
ラベルにはHans Grassl G***********(小さい筆記体で読めません) Hamburg1937
とあります。
そんなに高い価格では有りませんでしたが、やはりこれから長くつきあって行く
楽器ですからどんな人が作ったものなのかものすごく知りたいです。
わかるようなものでしたら教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/09 14:44  ---03.95.48

いらっしゃいませ、たかはしさん。ストラッド店員です。

Hans Grasslですが調べて見ましたが解りませんでした。

でもこれは想像なんですが、ドイツのマウクノイキルヘンという所で18世紀〜20世紀まで製作をしている「Glasel ファミリー」というのがおりました。(aの上に点が二つ付きます)ファミリーの人数は記録に残っているだけでも12人おります。このファミリーの一人がハンブルグでお店を開いたのかも知れませんね。

これは想像なんで自信はございません。あいまいな答えで申し訳ございません。
それでは!

投稿者:たかはし     投稿日時:2002/09/10 17:16  ---165.76.237

ご回答いただきありがとうございます。
「aの上に点が二つ」ですか・・・ありませんねぇ。
自分でもこれからもっといろいろ調べてみます。
当てもない話ですが・・・(笑)

これかもこちらのサイト楽しみに、またいろいろ参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

Q:モダンフレンチの値段について
投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/10 12:40  ---03.95.48

「モダンフレンチの値段について」の投稿を頂いたあーくんさん。
この内容は当店に対する個人的な問合せだと思いますので削除いたしました。
メールをいただければご返事いたします。よろしくお願いいたします。

投稿者:あーくん     投稿日時:2002/09/10 17:10  ---249.200.11

ストラッド様

かしこまりました。
後ほどメールにてできるだけ具体的にお伺いいたしますので、
よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

Q:チェロ限定の質問です
投稿者:なで肩     投稿日時:2002/09/07 13:53  ---07.219.66

自分にぴったりのチェロの構え方を探っているのですが
楽器と胸の間に折り畳んだタオルを挟んだところ
体と指板との距離が微妙に広がり左手がすごく楽になることに
最近気付きました。

プロのチェリストで布を挟んでいる人が結構いるのですが
薄い布で大事な楽器に傷がつかないするためのようです。

私の場合は胸とチェロの間を3cmぐらい広げたいんです。
胸とチェロの間に布を挟むことについて情報を下さい。

投稿者:masa     投稿日時:2002/09/07 20:28  ---218.50.73

私もチェロを長時間弾いてあと、特に夏場は汗をかいて下着がべっとりとなるので、水分が楽器に移らないかと胸と楽器の間にハンカチを入れることがあります。ご指摘のように間にタオルを入れて弾いてみると、左手の動きが楽になるような気がします。早速今度のオケの練習のときに実行してその効果をたしかめて見たいとおもいます。

投稿者:アマちぇりすと     投稿日時:2002/09/10 14:15  ---1.90.39

こんなものがあるそうです
http://www.christianbenda.com/system.htm

この人は相当大きな人みたいです。
10cmぐらいも間隔を広げるのはそのためでしょう。

間隔の調節はできないようでケースにしまうためには
いちいち外さなくてはいけないようです。

チェロと胸の間に挟むものですから
書き込んでみました。

Q:モダンフレンチ?
投稿者:ゆべし     投稿日時:2002/09/07 01:00  ---4.184.34

シルベストルという作家について知りたいのです。
調べてもよくわからず。どういう作家なのでしょうか?

またE.RUSS(ルス?)についても、どなたか教えて下さい。

モコフェルって、なんでしょうか。

漫然とした質問で申し訳ないです。

投稿者:rio     投稿日時:2002/09/08 08:56  ---132.184.191

Edger E. Russさんのことなら少しわかります
1966年オーストリア生
1984年に渡伊
クレモナのヴァイオリン製作学校で学ぶ
Giorgio Grisaesさんという製作家さんと
一緒に工房を開いているとか…

日本の楽器屋さんでは良く見る名前なので
日本では人気の作家さんなのだと思います
(売れないものを仕入れるとは思えないので…)
ではでは

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/09/09 16:33  ---03.95.48

ストラッド店員です。

シルベストルという作家を調べてみました。
Silvestreのスペルで宜しいでしょうか?
資料には4人います。

一番有名なのはPierreです。
1801年、フランスのSommervillerで生まれる。パリでLupotとGandと一緒に働く。
1859年、亡くなる。

モコフェルは解りませんが、モーコーフェルという作家は聞いた事はあります。

それでは!

Q:表板のへこみについて
投稿者:こんにちは     投稿日時:2002/09/08 21:59  ---217.46.137

こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いております。
私のバイオリンの事でご相談があります。
e線のアジャスターの下の部分の表板がアジャスターの金具の締め付け過ぎで、金具と当たって1mm程へこんでしまいました。
楽器の維持管理上どのようにすれば良いのでしょうか?
修理が必要なのでしょうか?またその場合どのくらい費用がかかるのでしょうか?バイオリンは150万円位の30年たった楽器です。音に影響はありますか。また下取りに出すとしたら随分値段が下がってしまうものなのでしょうか?どうかよろしくお願い致します。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/09/09 15:37  ---03.95.48

いらっしゃいませ、こんにちはさん。ストラッド店主です。

1程へこんでしまいましたか。
この部分は駒が倒れたまま放置すると傷が付いたりしますね。
今回はアジャスターの締め付け過ぎで、との事なので維持管理上は締めすぎないようにペッグで調節して、あたらないように注意する事ですね。

状況を見てみないと解りませんが、気になるようなら間違いなく修理をした方がいいと思います。修理の費用も見てみないとわかりませんが¥5000〜¥15000位の範囲で出来ると思います。

音の影響ですが、これも見てみないと正確にはわかりませんが想像するにほとんど無いと思います。

下取りに関しては、当店に限らせてお答えします。当店で出した楽器ならこのような傷が付けられていても、アップグレード保障(下取り保障)に何の影響もございません。
それでは!