Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:新作弓の費用対効果??
投稿者:あきら     投稿日時:2002/02/08 08:58  ---

はじめまして。
私は、まだバイオリンをはじめて3年経っただけの新米です。
ただ、こよなくバイオリンを愛し、日夜練習に励んでおります。
先日、ある方から、ドイツ製の1800年代後半の手工製のバイオリンを
譲り受けたところ、私のような素人にも明らかにわかるほどすばらしい音色を
しており、ますます練習に励んでいるところです。

そこで、これまで使ってきた弓(5万円ドイツ製)から新しく、長く使えるものに
変えたいと思い、楽器店に行ってみました。
自分の予算としては20万円程度と思っていたのですが、店長さんいわく、
「20万円というのは中途半端なので、それなら10万円程度のものでしばらく
弾いてみるか、あるいは30万円程度のもの、できれば60万円の新作にまで
手をのばしてみたら」と勧められました。
気持ち的には、フランスには留学していたこともあり、かなり思いがありますので、フランス製のある程度のものがほしいのですが、やはり店長
さんの言われるとおり、20万円は中途半端、30万円でまとも、できれば
60万円出した方が、いわゆる費用対効果としていいものなのでしょうか。

また、30万円なら、millantよりFINKELの方がいいと言われました。

あまりにも素人的なご質問で恥ずかしいのですが、かなり迷っております。
それと、オールドフレンチをたずねたら、「オールドは100万円以下で
状態がいいものは考えられないので、やめた方がいい」とも言われました。
60万円でオールドのいいものが買えるなら、オールドにしたいと
考えております。

恐れ入りますが、こんな新米ではありますが、こよなくバイオリンを愛する
私にご教示くださいませ。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/08 10:31  ---

いらっしゃいませ!あきらさん
ストラッド店主です。

確かに20万円というのは確かに半端ですね、30万出せばmillantやFINKEL
のレベルの使える楽器を手に入れる事が出来ます。
また多少問題があるオールドボウを手に入れる事も出来ます。

>30万円なら、millantよりFINKELの方がいいと言われました。
これに関しては、私は逆ですね。FINKELよりmillantのほうが好きです。まあこれは完全に好みの問題ですが。

>オールドは100万円以下で状態がいいものは考えられないので、やめた方がいい

確かにこれは日本の楽器屋さんの常識的な言葉だと思いますが、当店はオールドボウに関しては50万で状態が自信を持ってお勧め出来る物を販売できるようなシステムをとっております。
もしおちかっくでしたら一度ご来店ください。それでは!

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/08 10:41  ---

新作の弓の最大の利点は、価格が決まっていると言うことだと思います。
新作の弓の場合は、各メーカーが持っている最高の材料と技術を投入した
製品に最高の定価を付けます。そういう意味で、値段と材料・技術は比例
していると思います。
オールド弓の場合は、それらに加えブランド名という物が加味されます。
よって、場合によっては無名の状態の良い弓よりも有名な製作者が作った
状態や材質の悪い弓の方が高価になってしまうことがあります。

僕が新作を勧める一番の理由はここにあります。
材質や製作技術を見極められないうちは、定価が決まっている製品の方が
間違いが少ないと思われるからです。

20万の弓よりも60万の弓の方が確実に良い製品は手にはいると思われます。
ただ、60万の弓と150万の弓を見比べたときにどう見えるでしょうか。
結果的に世界一高価な製品を手にしないと納得しないのではないでしょう
か。
自分の出せる予算をきちんと決めてその中で最高の製品を見つけだす努力を
して下さい。そうすれば、ドイツやフランス、スイス、日本という製作国に
とらわれず自分に合った良い製品が見つかると思いますよ。

投稿者:あきら     投稿日時:2002/02/08 11:39  ---

店主様、かめ様、とてもご親切に、また納得できるお話をいただき、
こころから感謝いたします。

店主様、残念ながら、私は中国地方在住です。東京方面には3月には参ることが
できますが、どうしても、今すぐにでも新しい弓がほしいものですから、
それまでにおじゃますることができません。とても残念です。きっと
予算内のいいオールドモデルをアドバイスいただけたものと存じます。
きっと、今後、そう遠くないうちに、おじゃまして、お世話になると思います。

かめ様、すばらしいアドバイスをいただきました。かめ様のご発言の中身、
そして行間を吟味し、私の予算を考えますと、このたびは新作の30万円
レベルのものを手にし、この弓で精一杯練習し、その後、あるいは平行して、
オールドモデルを楽しめるだけの感性を養いつつ、探してみるといいように
思いました。今回で、自分にとって「最後の弓」を早計にも購入しようとして
いた自分があったように思います。しかし、それはおそらく間違い、というより
不可能なのでしょう。

一応、30万円レベルと60万円レベルのものを試してみて、おそらく
違いはわからないと思いますので、30万円のものにすると思います。
60万円のものにすると、それが「最後」になるような気もするからです。

ただ、「30なら60にした方が」ということであれば、再度、また
アドバイスをくださいませ。情けない話ですが、どちらが今後のバイオリン
との付き合いのなかで「得策」なのか、まだ見極めがつかない
ものですから。

というのも、新しく手にしたドイツ手工製1800年代後半のバイオリンは、
少し不恰好で、けっこう傷んでいたりするのですが、昨日、はじめて
先生に見せて、弾いてもらいましたら、「音量、音色ともすばらしく、
これくらい枯れたいい音がするバイオリンは、あまり弾いたことがない」
と絶賛されました。たしかに、私がそれまでつかっていた20万円程度の
バイオリンと比較すると、素人でもわかるくらいレベルが違います。

このことを考えると、やはり、今回が最後でないにしても、60万円
レベルに手をのばした方が中途半端にならずにいいのかな、とも
思ってしまいます。
やはり30と60でも、大幅に違いがあるものなのでしょうか。
もし大幅に違いがあるのなら、出せないこともないので、出したいと
思います。後悔だけは絶対にしたくないものですから。

何度も申し訳ございません。また、一貫していない発言をしてしまいました。
これも心の揺れがあるゆえんです。
どうか、再度、いただけるアドバイスがありましたら、教えてくださいませ。

ありがとうございました。

投稿者:ぽち     投稿日時:2002/02/08 12:41  ---

こんにちは。永遠の初心者 ぽちと申します。

右手って難しいですよね。私があきらさんだったら
30万の方を買うと思います。それでめいっぱいボーイング技術
を鍛えて、30万と60万の性能・音色の違いがわかるようになって
から買い換えたいです。その時は60万以上の物が欲しくなるかも・・・。
1800年代の素敵なオールドをお持ちということは、きっと楽器の
買い替えはもうなさらないでしょうね?
弓はゆっくりじっくり選ばれたらどうでしょうか?

ただの感想文になってしまいましたが、あまりにも羨ましいお話
だったので ちょっと夢みてみました。

投稿者:rio     投稿日時:2002/02/08 18:14  ---

rioです こんばんは

弓は難しいですよね

構造が単純、棒一本なので、
材質が基本ですし
一本一本切り出される場所が違いますから、
同じメーカーの同じランクの弓でも、
その差はあると思います
まずは、経済的に無理のない範囲で
自分の楽器と相性のいい弓を
手に入れることが大切だと思います

私も昨年近所の工房で買いました
そのときは、23本の弓を準備してくれて
なかから5時間かけて2本に絞り
5日間借りて
納得の1本を買いました

私の手順は
全ての弓で次のチェックをします

最初に1弦ずつ第1ポジションでビブラートをかけず
ゆっくり音を出し
・弾き始めてすぐ音が出る弓
・音色が好みの音が出る弓
・音量の豊かな弓
を選び出しました
特に開放弦での音は重要視しました

それで、半分ぐらいに絞り込み

次に、
各種ボーイングテクニックで弾いてみる。
特に、スピッカート、スタッカート、重音は試してみる
また、弓の毛の張りを微妙に変えて弾いてみる。
それで弾きやすい弓、を選ぶといいと思います

まず、重要なのは価格ではなく
弓の発音だと私は思っています

最後に5〜8本ぐらいに絞り込まれたら
工房の人に、木目を見てもらい
いいものを選びましょう

少々発音、反応が悪くても
弓の毛のバランスが悪いため
ということがありますので
そういう弓は、候補から
外さないようにします

また、「弾きやすい」のが、
弓のせいなのか、
それとも単に今までの弓に似ている
ための馴れなのかというもあります
上達途中でしたら、時間をかければ慣れて
「弾きやすく」なる可能性もあります

その見極めは、
習っている先生か、
お店の人にしてもらうといいと思います

いろいろ試されると思いますが、
最後は、ご家族&友人の弓の
音色に関する意見を聞いてみてください。
(プロではない人のほうが意見が素直だそうです)

そして最終的には、
自分自身が好きなものを選ばれた方がよいでしょう。

以上、私が上手な方からアドバイスを受け
実践したことを書きました
ご参考までに…

投稿者:あきら     投稿日時:2002/02/08 20:07  ---

いろいろと教えてくださった皆様、ありがとうございました。

本日の夕方、楽器店に行って、millantやFINKELを自分なりに
弾いてみて、詳しい違いはわかりませんが、やはり、自分があこがれていた
フレンチにしたいと思い、30万円ナリのmillantを購入しました。

これで腕を磨き、また、感性も磨いて、自分に合うものを見分ける力を
身に付けたいと思います。
そして、きっと、そんなに遠くないうち、夢みるオールドフレンチに
出会いたいように思います。
きっと、きっと、そんなに遠くないうち、ストラッドさんにお邪魔して、
いろいろ教えていただきながら、きっとオールドを手にします。

このたびはとても勉強になりました。
また、いろいろと教えてください。今後ともよろしくお願いいたします。

Q:はこなりってなんですか?
投稿者:ぽち     投稿日時:2002/02/08 12:44  ---

ストラッド店主様 こんにちは。

楽器の鳴り方の言葉に「そば鳴り」とか聞きますが
先日「はこなり」(箱鳴り?)という言葉を聞きました。
これはどういう鳴り方の事をいうのでしょうか?

どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/08 13:57  ---

一般的に箱鳴りと言われるのは楽器の中で音が共鳴し(こもってしまい)
あまり遠くへ音が飛ばない状況のことを言います。

自分で弾いて聞いているほどは周りに音は届いておらず、もっと音量
出して!などと言われるような状態ですね。ある意味そば鳴りと共通
する状態です。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/02/08 17:19  ---

こんにちは、ぽちさん。そしてかめさん。

かめさんすばやい回答ありがとうございます。
また出遅れてしまいました。それでは!

投稿者:ぽち     投稿日時:2002/02/08 17:29  ---

かめさん ありがとうございました。
音や鳴り方の判断って難しいですね。

ストラッド店主様 またお邪魔させて頂きます。

Q:松ヤニについて
投稿者:焼売餃子     投稿日時:2002/02/06 14:35  ---

前から気になっていたんですが、松ヤニによって音は変わるものなんでしょうか?
今は安物を使ってるんですが、楽器を買い替えたり、弦を全部張り替えたり
するのよりはずっと手間もお金もかからないので、一度違うメーカーさんの
製品を使ってみたいと思っているのですが、銘柄にも種類がありすぎてどれが
どういう性質のものなのかが分かりません。
一般的に、よく使われてる(評判の良い)松ヤニがあれば教えていただき
たいです。(バイオリン用でお願いします)

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/06 15:25  ---

いらっしゃいませ、焼売餃子さん。
ストラッド店主です。

松脂ですか、正直松脂は一度買うと10年以上使えるのであまり比べたことがないので、よく解りませんが。音はそんなに変わらないと思います。
本当に微妙な、弓と弦のひっかかりに差がでると思います。

私自身あまり松脂は気にしないほうなので、あまり考えた事がないので
この程度のコメントしか出来なくてすいません。

一般的に評判のいい松脂は
Millant の黒ネコ
ベルナルデル 
ピラストロ オリーブ
などですね!それでは!

投稿者:rio     投稿日時:2002/02/07 11:16  ---

価格に惑わされず、好みのタイプの
松脂を探されることをお勧めします

私たちが買う、松脂の定価の高い安いは、
輸入元の価格設定によってきまります

同じメーカーの商品の中から
価格を基準に品質を比較ことはできると思いますが
メーカー(輸入元)が違うと、当然コストが異なり
価格設定基準が変ってくるので
単純に
価格=品質とはならないとおもいます

私の記憶では(少し昔の話ですが)
アメリカのワシントンDCでは
黒ネコはピラストロ・オイドクサの1/5の価格
Hidersineというメーカーは、オイドクサの約1/2
オイドクサとベルナルデルは同じ値段でした

現在WEB上でも、カナダのとある会社通販を覗くと
黒ネコ、ベルナルデル、ピラストロ オリーブ
がほぼ同じ値段で出ています

以前このQ&Aで
STRAD店主さまが
チェロの松脂について
廉価だけど、いい感じといっていた松脂も
輸入元の販売諸掛コストが安いので
高品質・低価格だったのだと思います

お店では
今お使いの「楽器、弓、弦、松脂、予算」
を伝え、もっとつかまりがいいのがほしいとか
サラッとした感じがいいとか、**な音色にしたいとか
抽象的な表現でもいいので、変えたいイメージを伝えれば
お店から、参考となるアドバイスをいただけると思います

早く気に入った
松脂が見つかりますこと
お祈りいたします

Q:チェロの保存方法を教えてください。
投稿者:激初心者     投稿日時:2002/02/05 20:27  ---

まーったくの初心者の上に子供なので、保存法方がわかりません。
どういうところに置いちゃイケナイとか、詳しく教えてください。
お願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/05 22:24  ---

まず、ソフトケースなりハードケースに入れて保管した方が良いです。
あと、エンドピンはしまっておく。
弦はゆるめる必要はない。弓の毛はばらつかない程度にゆるめておく。
直射日光にあてない。
エアコンの風が直接当たる場所には置かない。
弾き終わったら一通り楽器を拭いて松ヤニなどを落としておく。

とりあえずはその辺だと思います。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/06 10:24  ---

いらっしゃいませ、激初心者さん。かめさん。

今日もまたかめさんに遅れを取ってしまいました。
かめさんいつも完璧な答えありがとうございます。

もう特に付け加える事はありません。それでは!

投稿者:rio     投稿日時:2002/02/06 10:30  ---

ご参考までに…

私のVnの先生のお嬢さん(小3)がVcを弾いてます。
子供一人で毎日ケースからの
出し入れをするのは大変なので
弾いていないときは
埃と傷を防ぐため

ボディには子供用のTシャツを着せ
スクロールからネックにかけては
レッグウォーマーをかぶせて
部屋の片隅に立てかけています

Tシャツはときどき替わるので
見ていても楽しいです

弓は、安全のため
専用の弓ケース(ハードケース)に入れて
保管しています。

冬場は乾燥しやすいですから
特にケースに入れないで保管するときは
部屋には湿度計を置いて管理して
かなり乾燥しているようでしたら
ダン○ットのような加湿器を
使用すると良いと思います

小さいお子さんが
居られるのなら
日常の保管場所は
手の届かないところに
置いとくか
ハードケースに入れておく
必要があると思います

投稿者:rio     投稿日時:2002/02/06 10:35  ---

すみません、店主さまが
「もう特に付け加える事はありません。」というのに
打ってしまいました
私の場合、素人コメントですので
恐れ入りますが、削除お願いします

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/06 14:09  ---

いやいや!rioさん。貴重なコメントありがとうございます。
削除なんてとんでもありません。
これからもよろしくお願いいたします。

Q:指板に茶色の染み?
投稿者:MJ     投稿日時:2002/02/04 07:51  ---

こんにちは。私はVn初心者で、いつも皆さんからの質問とそれに対する的確な回答を感心しながら拝見しています。
私も最近、自分のVnにちょっと問題が起きました。
独製ステューデント向けのVnで、昨年10月に購入したばかりです。半手工の量産品というところでしょうか。
ここのところ、多忙であったり、旅行で留守をしていて3週間以上弾く機会がありませんでした。
先日やっと久しぶり弾き始めるようになりました。ところが、初めの頃は何もなかったのが、弾き始めて数日経った頃に指板に薄い茶色い染みのようなものが線状に現れたことに気付きました。場所は丁度E線の上の方、ファとソの間です。正面から指板を見た場合、E線のすぐ左側をその茶色の線が走っているのが見えます。E線はピラストロGoldです。長く弾かない間に、弦が錆びたのかと思いましたが、弦を拭いても錆は付いてきませんし、その茶色の部分を指板用オイルで拭いても、染みは消えません。
高いVnではありませんが、一応ペグや指板は黒檀だとお店の人に言われて、購入したのですが、まさか安い木に黒い塗料で染めた指板だったりして・・・。
購入したお店に持って行くつもりですが、まず店主様や他の方からのご意見を参考にさせていただきたく思っております。ちなみにその場所以外にその様な線状の染みは現れません。よろしくお願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/04 09:15  ---

おそらく、ローズウッドなどの木を黒く染めた物か、質の悪い黒檀を使った
指板でしょう。安い楽器の場合、材料費を安く抑えるためには仕方がない
ことです。

投稿者:ストラッド     投稿日時:2002/02/04 10:31  ---

いらっしゃいませ!MJさん。そしてかめさん。

また出遅れてしまいました。
そうですね、かめさん。量産品には高級な黒檀は使えませんので
たまにこういうことが起こることがございます。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/02/05 10:26  ---

えーMJさんから、お礼のメールを頂きました。
機械の調子が悪くて投稿できないそうとの事です。

かめさん、ありがとうございます。
との事です。それでは!

投稿者:M.A.     投稿日時:2002/02/05 20:54  ---

私はスズキの最安価モデルのNo.280を13年間愛用しておりますが、指板の1stポジションはもとより、E線の第10ポジションあたりまで色がはがれてしまいました。早くグレードアップしたいけどお金がない〜(笑)。

Q:弓の材料に付いて
投稿者:弓マン     投稿日時:2002/02/01 23:58  ---

弓についてのお話が長くなったので新しいスレッドを立てさせていただきました。

そり入れのお話ですが、私はこれまで4本のオールドボウをそり入れしてもらい
ました。
いずれも慎重に少しずつ時間をかけて丁寧に調整してもらいましたが、
経験上、そり入れ直後は音質が非常に低下することは間違いないようです。
一言で言えば、それまでのしっとりした音色から、悪く言えばがさつな音に
変化してしまいます。
また、以前の状態に慣れていることも有りますが、どうしても操作性が
変わってしまい弾きづらくなってしまいます。
私の場合それぞれの弓は全部別々の職人さんにしてもらいましたが、皆
同様な傾向に音色や操作性が変化してしまいます。
半年から一年くらい経つと操作性も音色も若干戻ってきますが、結局違和感が
付きまとい手放してしまう結果になってしまいました。
かめさんは、そり入れをしたものはわかるとおっしゃっていますが、
私は外見上の区別はちょっと困難ではないかと思っています。

また、弓の材料に付いては、私も完璧にわかるわけではないのですが
やはり材料の密度と均一性が問題ではないかと思います。

密度が一番わかるのは、やはりヘッドでしょうか。
ヘッドを横から見ますと、木の筋が良く見えますが、個人的には、
これができるだけ細かくしかも立体的にはっきり出ているものが良いように
思えます。欲を言えば、この筋がヘッドの先端にいくほど穏やかに下の方に
傾斜しているものが特に良いと見ています。
スティック部で言いますと木の繊維の流れが偏っていないことが重要ではないでしょうか。
スティックをチェックすると、たまに木の明るさが違う部分があったりしますが、こうした弓は、弾いているとこの部分で音質や操作性が変わったりする場合があります。
また、全てとは言えないと思いますが、よい材料は美しさを兼ね備えています。
先程ヘッドのところでも言いましたが、良いスティックを見てみますと繊維が立体的に見える場合が多いと思っています。
なお、一概には言えませんが、良いスティックの横側には縄状につながった斑紋状の模様(うまい表現がなくてすみません)が現れることが多く、これも私が弓を見る時の規準にしています。
それからバイオリンの裏板のような虎杢がある弓も有りますが、必ずしも品質に
結びつくものとは思えませんが、本当にうすい虎杢が均一に入っているものは
なかなか優雅に見えます。
1999年の11月のメニューヒンコレクションのオークションに、Ascribed to
キッテルとされる弓が出ていましたが、カタログを見た限りではこれらすべての条件に当てはまる最高の弓であると思いました。
オークションプレヴューに行った人の話しも聞きましたが、相当に素晴らしかったようです。

いずれにしても多くの弓を触り見てみなければ良く分からないのでは、というのが私の思いです。

長くなりましたが申し訳有りませんでした。
あくまでも私の経験に限った意見ですので、別のことをご存知の方が居られましたらご教示下さい。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/02 09:47  ---

>密度が一番わかるのは、やはりヘッドでしょうか。
>ヘッドを横から見ますと、木の筋が良く見えますが

補足としては、蛍光灯の下で見るよりは太陽光の下で見た方が
わかりやすいと言うことですね。

あとは弓マンの意見と同じです。
そり直しの弓は、フロッグの方からヘッドの方を見るとわりに
分かり易いときがあります。
微妙に曲がりが不自然に変化していたり、色が変わっていたりして

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/02/02 09:55  ---

>いずれにしても多くの弓を触り見てみなければ良く分からないのでは、というのが>私の思いです。
やはり古い弓を見極めるのは難しいみたいですね。結論として、やはり私のようなそれほど知識も経験もないアマチュアは、楽器屋さんを信用するしかないのでしょうか。・・・やっぱり新作かなあ。はずれを引くには高すぎる買い物なんですよね、学生にとって。

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/02/02 10:47  ---

釈迦に説法の書き込み、失礼致しました。

折れてしまったものを修理したオールドフレンチ(フェティーク)を真剣に購入しようと思って、2週間ほど試奏した事があります。幸い、銀巻きの所で折れていたので、接いである部分は、全く分かりませんでした。しかし、噛みが甘く、購入するに到りませんでした。先端が折れた場合は、いくら頑張って直してもやはり噛みが甘くなる様です。ボルトで止めた場合は、噛みには問題ありませんでしたが、重心で腰が砕けていました。折れた弓は、4本しか試したことがないので、全部が全部とは言い切れませんが、演奏に充分耐えうるほどには、修復することは出来ないのではないかと思っていました。

反りを入れ直した弓の音色がガサガサするとの事、同意します。しかも吸い付かなくなります。

毛の張り方がすごく重要なので、弓の善し悪しは、単に試奏するだけでは解らないと思います。かと言って、私には見ただけでは判断も出来ません。
一昔前に野球の圧縮バットなるものがありました。竿の密度が足りないのなら、圧縮バットの技術を導入したら、どうなるんでしょうか?
竿の表面に漆の様な硬いガラス質の塗装をするのはどうなんでしょう?
最近、密度の高い素材が少ないから、人工素材のものも出ていますね。Coda Classicは、オーバートーンが少ない様な気がします。
タッチが柔らかく、腰が強く、吸い付くような弓は、新作ではお目にかかった事がありません。そんなのがあったら購入したいものです。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/02 11:31  ---

>一昔前に野球の圧縮バットなるものがありました。竿の密度が足りないの
>なら、圧縮バットの技術を導入したら、どうなるんでしょうか?

実際に一部メーカーで導入されていますね。あと、木材の中に炭素繊維を
入れたハイブリッドボーなるものも開発されていたと思います。

ただ、いずれにしても木の弓から持ち替えた最初はかなり違和感を
感じます。それに慣れてしまえば良いのかもしれませんが。
質の悪い木の弓を買うよりは、実用的でしかも低価格という人もいますね。

投稿者:弓マン     投稿日時:2002/02/02 18:08  ---

材料の硬化については、圧縮という手法ではなく、木に強力な粒子線を当てることによって、材料を硬化する技術が開発されてきています。
(まだ実用化していませんが)
重粒子線でガン治療をする方法が有りますが、基本的にこれと同様な技術の延長です。
もしこうした技術が一般化してくれば、弓ばかりでなく、楽器そのものの木材の結晶化による材料の硬化も現出できるかも知れません。
やってみなければわかりませんが、うまく行けば、われわれプレーヤーにとっては朗報となるのでは?。

Q:どうしたらよいのでしょうか
投稿者:鈴木 實     投稿日時:2002/02/02 14:50  ---

4年前、地元の楽器店でイタリアの新作と言われてチエロを100万円で購入しました。
ところが、キズを修理するために日本製作者協会に加盟している工房に修理をたのみましたら、どうも中国製のチエロでラベルだけをイタリア、ジェノバのsandoro volta
のものを貼り付けてあるとのことです。
購入した楽器店とは、チエロ教室も開いており、信用して購入したのですが、私がだまされたのか、楽器店もだまされたのか、わかりません
雪印食品のように、購入者をだまして販売した場合は、詐欺罪に当たるのではないのでしょうか。それとも買ったほうが悪いと泣き寝入りしなくてはならないのでしょうか。
私としては、イタリアの新作と言われて購入したのですから、偽物なら、たとえ4年前でも返品したいと思いますが可能でしょうか

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/02/02 17:09  ---

いらっしゃいませ、鈴木 實さん。ストラッド店員です。

今回の質問は他店との事なので、当店としては答えようがございません。
現物も見ておりませんので、想像だけで軽軽しく発言できる内容ではないので。

とりあえずお買いになったお店に正直に言ってお話し合いを、してみてはいかがでしょうか。それでは!

Q:the quality of pernambuco
投稿者:Geertz     投稿日時:2002/01/31 20:57  ---

今日図書館で「バイオリンの事典」という本を読んでいたのですが、その中に「今日のペルナンブーコの品質は、フランスのミレクールで銘弓がたくさん作られていたときに較べると比較にならないほど落ちる」という内容の記述がありました。これについてお聞きしたいと思います。
例えば、同じ値段で較べた場合、100年ほど前の古い弓と現在の新作の上級品とでは、どれほど材質に違いがあるのでしょうか(もちろん、古い方の弓のコンディションはある程度いいとして)。また、年を経たものとそうでないもの、という観点からメリットとデメリットを教えていただけますか?「弓は消耗品である」という風に考えている人もいますが、そんなに簡単に弓はへたってしまうものなのでしょうか。だとしたら、経年による弓への影響が危ぶまれてしまうのですが・・・・。よろしくお願いします。

投稿者:弦一郎     投稿日時:2002/02/01 01:00  ---

よい弓の木は、密度が高く、反発力の強く、へたりにくく、軽くても張りを強く出来ます。そのような材質の木がなかなか無いという事だそうです。

100年ほど前の弓で、コンディションが良ければ、値段もそれなりになってしまいます。有名な名前が付いていたら、びっくりするような値段になります。その点新作の弓のコンディションは問題ありません。無名の弓でコンディションの良い物が見つかれば、古いものが材質もよく、お買い得です。

古くなると、木は締まって来ます。また、長時間使用していても、良くなるらしいです。楽器屋さんは、売りたい弓があったら、注意深く毛を張って、試奏用に置いておくのだそうです。

へたった弓は、暖めて修正する事ができます。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/01 10:05  ---

100年ほど前の古い弓が作られた当時の状態と新作弓の材質の違いを
考えてみましょう。
まず、考えられるのは、現在の材質の方が平均的な材質は落ちているで
あろうということです。これは、酸性雨や地球温暖化の影響、木材の乱伐
などが考えられます。事実、数年前にはフェルナンブコの輸出制限が言わ
れました。現在、この話がどの程度進んでいるのかわかりませんが・・・。

で、現在同じ値段で比べた場合・・・という所にそもそも無理があるような
気がします。100年前というだけで、作りが良くても悪くてもそれなりの
プレミアが付いているので。比べるなら、当時の貨幣価値と現在の貨幣価値
を同じく考えての同価格で考えるべきでしょう。

楽器に関する経年変化は大いに期待できますが、弓に関してはあまりにも
構造がシンプルなので、経年変化はあまり期待できないかもしれません。
逆に、へたりや傷などで悪くなることも多いと思います。
たしかに弓はそり直しなどで修正できますが、そり直しをすることで確実に
寿命が縮まってきます。一度そり直しをすると、その部分が癖になって
しまい、せいぜい2回が限度だろうと言われています。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/01 11:10  ---

弓は材料が命です。フレンチオールドボーがなぜいいのか?

現代使われている「逆反り」の弓をあみ出したのはフランスの職人さんです。彼らはどの材料が「逆反り」の弓に適しているか徹底的に試行錯誤を繰り返しました。そして結論が「フェルナンブーコー」材だったのです。

当時「フェルナンブーコー」は染料として使われてブラジルから大量に輸入されておりました。
「その中から密度の高い最良の部分だけ使い、弓を作りました。」←(ここ重要です)それ以外の材料は捨てていたとの事です。
またこの技術を積極的に他国に知らせなかった為にフランスのミレクールに銘弓がたくさん作られる結果となりました。

現代はかめさんが言っているように酸性雨や地球温暖化の影響、などもありますが、確かワシントン条約で伐採の制限が設けられていたと思います。
材料そのものの変化もありますが、昔みたいに「密度の高い最良の部分」だけを使って作れないという事情があるようですね。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/01 11:40  ---

具体的に付け足します。

>・・・比較にならないほど落ちる」という内容の記述がありました。
そうですね!これは事実ですね。桁違いに違うと思います。

>メリットとデメリットを教えていただけますか?
メリットは材質がいいということ、そのため出てくる音が美しくなる
デメリットは使い方が悪かったりすると、少しへたりが来ている、またアクシデントなども考えられます。

>経年による弓への影響が危ぶまれてしまうのですが・・・・
楽器と比べると消耗品といえるかもしれませんが
プロの演奏家のように1日5,6時間も弾く弓は50年くらいで消耗する危険性はありますが、普通の人が1日1,2時間弾くぶんには、管理さえしっかりすれば(弓の張りっぱなしなどしない等)これからも100年150年は持つと思います。

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/02/01 15:24  ---

みなさん、ありがとうございます。よくわかりました。
それでは、古い弓のほうが材質がよく、「弓は材質が命」だとすれば、新作を買うことのメリットとはいったい何なのでしょうか。コンディションに関して不安材料が少ないことと、値段が明示されていることくらいでしょうか。
ただ、古い弓を買った場合に、買ったそのときは状態がよかったのだけれども、2,3年使っただけで急にへたってきた、ということは起こるのでしょうか。古い弓の消耗度は買うときにわかるのでしょうか。また、この問いの前提として、「消耗」はだんだんと進行するものなのかまたはあるレヴェルを越えると急にくるものなのか、ということを明らかにする必要があるとおもいます。これについてもお答えくださると幸いです。よろしくお願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/01 16:04  ---

新作を買うことのメリットは、選択数の多さだと思います。
数を当たれば、必ず良い弓にも出会うことができるはずです。
僕も、現在新作弓を使っていますが、それを手に入れるまでは
オールド弓(バザン)を使っていました。ですが、結果として
新作弓に買い換えました。

>ただ、古い弓を買った場合に、買ったそのときは状態がよかったのだけれど
>も、2,3年使っただけで急にへたってきた、ということは起こるのでしょ>うか。古い弓の消耗度は買うときにわかるのでしょうか。また、この問いの
>前提として、「消耗」はだんだんと進行するものなのかまたはあるレヴェル>を越えると急にくるものなのか

これは、修理の有無、パーツがオリジナルかどうかなどである程度わかるかもしれません。後は、弓の材質の見極めや作りの良さの問題だと思います。
そり直しの有無なども気をつけてみれば見極められるので、そり直しがされ
ている弓はできるだけ避けた方が良いかもしれませんね。

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/02/01 20:32  ---

かめさん、ありがとうございます。バザンの弓から新作弓にかえた、ということは新作の中ではかなりよいものにかえられたことと思います。僕の試奏した経験では、新作弓はキャラクターが古いものよりも堅くて強い気がするのですが、その点どう思われますか?
>後は、弓の材質の見極めや作りの良さの問題だと思います。
>そり直しの有無なども気をつけてみれば見極められるので、そり直しがされ
>ている弓はできるだけ避けた方が良いかもしれませんね。
弓の材質や、そり直しの有無はどうすれば具体的にわかるのでしょうか。素人が見てもわかるものなのでしょうか。古い弓にひかれるところがかなりあるのですが、そのコンディションが不安で、手を出せずにいます。是非教えていただきたいです。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/01 21:51  ---

新作の弓を選ぶメリットは、価格があります。
オールドボーよりお手軽ですからね。

それと古い弓を購入するにはそれなりの知識が必要となります。
新作の場合、ある程度名前が通った人のをそれなりの価格で購入すれば価格相応の満足度がえられると思います。それがメリットです。

古い弓はかめさんが言うとうりさまざまな見極めが必要となります。
それが出来ていないで古いっと言うだけで購入した場合、はずれを引く可能性もございます。新作より購入するのが難しいといえます。

道具として考えるならオールドフレンチボウの中でアクシデント(折れちゃった!等)があり修理を施されている弓は比較的低価格で手に入れることが出来ます。
価値としては低いですが、道具としては素晴らしいものと言えます。
これは純粋な演奏者の方にお勧めです。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/02 09:56  ---

>僕の試奏した経験では、新作弓はキャラクターが古いものよりも堅くて強い
>気がするのですが、その点どう思われますか?

確かにその傾向はあると思います。ただ、現在の弦楽器はスチール弦など、
生ガットの時代よりは遙かに張力の強い弦を使いますので、ある程度強弓
を意図的に作っている部分もあると思います。堅いのは、材質のせいです
ね。
僕の場合は、以前弾いたことのあるサルトリーやラミーの弓に近い感触の
新作弓を見つけたので、買い換えました。同じモデルの弓を何本も引き比
べ、たまたまその中に一本だけずば抜けて良い弓があったため迷わず
オールド弓を手放したのです。手工品は一品物ですので、たまにはこんな
出会いもあるのだなと思った一瞬でした。

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/02/02 10:07  ---

>同じモデルの弓を何本も引き比
>べ、たまたまその中に一本だけずば抜けて良い弓があったため迷わず
>オールド弓を手放したのです。手工品は一品物ですので、たまにはこんな
>出会いもあるのだなと思った一瞬でした。
以前にみなさんから教わったとおり、同じモデルでも品質にかなりばらつきがあるみたいですね。そこでかめさんにお聞きしたいのですが、その「ずば抜けて良い弓」は、実際に弾いてみたときの感触以外に何か良いと思わせる特徴がありましたか?(木の繊維などがとても見た目からして理想的だとか)よろしくお願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/02 11:24  ---

>その「ずば抜けて良い弓」は、実際に弾いてみたときの感触以外に
>何か良いと思わせる特徴がありましたか?(木の繊維などがとても
>見た目からして理想的だとか)よろしくお願いします。

僕の場合は、カタログもあるような新作弓を購入したのですが
なじみの楽器屋さんに、この弓が見たいという話をして、仕入れて
もらいました。まず、その段階で楽器屋さんの目が入り、品質の悪い
弓は返品されるので、見た目などの問題はあまり違いませんでした。
で、実際自分が弾いてみての本当の第一印象(最初に音を出したそのもの)
の印象が違いました。実際に同じモデル(型番)の弓を5本弾いたのです
が、それを聞いていた楽器店の人もこの一本だけ別物のように違うと言って
いました。たまたま、お金を払う間2週間ほど取り置きしてもらったのです
が、その間にお店を訪れたプロの人も弾いてみて、それだけ別格だと言って
いたようです。
なので、今回は僕は弾いた印象でしかないですが、同価格帯で製作者関係
なく弾き比べるときは、まず木目や竿の太さなどの見た目で選別しますね。

別の話題の時にも書きましたが、僕自身は予算を決めてその予算の中で最高の物を選ぶというスタンスなので、お金をかけても最高の物を選ぶのなら
楽器店などでオールドを見せてもらうのも一つの手かもしれません。
僕は学生ではありませんがお金が有り余っているわけでもないので、
最初から質の良い(事故の修復歴のない)オールドは選択外でしたから。

投稿者:Geertz     投稿日時:2002/02/02 15:19  ---

かめさん、ありがとうございます。大変参考になります。
僕も是非、そのような弓に出会いたいものです。
かめさんの知識量には、いつも驚かされます。また何かありましたら、教えてください。
それでは失礼します。

Q:バイオリン買いたい、、でもお金が、なかなか。
投稿者:とろろ     投稿日時:2002/02/01 13:26  ---

ストラッド店主さん、こんにちは。はじめまして。
こちらのお店は誠実そうでユニークで、友人に教わってから度々覗かせていただいておりました。

ところで、私はバイオリンを始めて8年になるものですが、今は値段の割には弾きやすくて良い音の出るバイオリンを使っております。、、が、やはりもっとちゃんとしたいいバイオリンが欲しいな〜と感じております。
こちらは、貸し出しもしていただける、、ということで試してみたい気もするのですが、今すぐにはちょっとお金が用意できないので、いくつか教えていただきたいと存じます。
 例えばとっても気に入った楽器があって、数年後ぐらいには買えそう、、という場合には、その楽器を”予約”しておくことはできるのでしょうか?
 あるいはローンなんていうのは利用できるのでしょうか?

ちょっとみみっちい話で恐縮ですが、教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2002/02/01 14:07  ---

いらっしゃいませ。とろろさん。

今回のご質問ですが、Q&Aの趣旨とちょっと違うようなのでメールでご返事いたします。

Q:Celloの弦
投稿者:MY     投稿日時:2002/01/31 13:54  ---

LarsenとSpirocoreの組み合わせとPermanentとではどのように違うでしょう?

投稿者:かめ     投稿日時:2002/02/01 10:10  ---

どのように・・・と言われても抽象的なので、自分で試されるのが
一番だと思うのですが。
ちなみに、僕が試した感想だと、パーマネントの方が上品な感じでした。
なんか作られた音という感じです。
ちなみに、現在はラーセンとスピロコア(ウォルフラム)という組み合わせ
で使っていますが、この組み合わせだと、オケの音にとけ込む感じが
します。以前、スピロコアとスピロコア(シルバー巻)という組み合わせで
使っていたときが一番自己主張があって好きでしたが、一人で弾くなら
(ソリストなら)ともかく、オケで弾くと・・・という感じだったので
今はその組み合わせになっています。

投稿者:ストラッド店主     投稿日時:2002/02/01 10:24  ---

こんにちは、MYさん。そしてお答えありがとうございます。

正直、Permanentはあまり使った事がないのですが世間の評判は
強い、そして輝かしい音がすると言われています。
オケよりソロ向けだといわれています。

いずれにしろ楽器との相性がありますので、使ってみないと解らないと思います。それでは!