弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:教えてください
投稿者:たらりん 投稿日時:2001/06/18 15:13 ---
なんだかこのHPを見てたら自分の楽器についても興味がわいてきてしまって。
教えてください。私の楽器には、Iginius Sderci Fecit Florentia Anno 1957 とラベルにはあります。
しかし、エンドピンの上下に I.& L.Sderci と刻印の様な物があります。IはともかくLって何なんでしょう・・・
それ以外にも、どんな人なのか、相場は約どれくらいなのか、とかなんでもいいです、出来得る限り教えてください。
投稿者:ヴァイオリンマニア 投稿日時:2001/06/21 00:27 ---
どうも
ラベルと刻印の様子から見ると、
Sderci,Nicolo Igino.とSderci,Luciano
の合作です。
LucianoはIginoの息子で弟子でもあります。
1957年には、Lucianoは33歳、Iginoは71歳
と言うことになります。
息子のLcianoは父親のバイオリンのレプリカを作っていた
となっていますので、Lcianoが作って父親のラベルを
張ったのかもしれません。
Iginoは、有名なミラノのBisiach,Leandroの弟子で、
1917年からBisiach工房で働いた後、1930年に
フロレンスで工房を開いています。
Iginoは、パターンとしては、ストラッドやガルネリのクラシカル
モデルです。ストラッドの没後200年を記念してクレモナ
で開かれた1937年の有名なストラディバリ、エギジビション
でゴールドメダルを獲得しています。
モダンのメーカーとしては、最高のメーカーの一人として評価されています。
息子のLcianoは、1940年から父親と一緒に働いており、
1949年のクレモナのコンペティションで数々の賞を
とるなど素晴らしいメーカーとして評価されています。
価値に付いては、制作年代やコンディション、材料によって大きく
違いますが、本物であれば、相場的には、最低300万円以上、
よいものでは700万円を超える場合があるかもしれません。
投稿者:たらりん 投稿日時:2001/06/21 02:38 ---
ヴァイオリンマニアさん、事細かくありがとうございます!!
Lとは息子さんの名前の頭文字だったんですね!
それに、ラベルと刻印の様子からこんなにも沢山の事がみえてくるなんてすごい!すばらしいですね。
あと、こんな知識豊富な方に申し訳ない質問なのですが・・・Sderci,Nicolo Igino.と Luciano とは、どう発音するのでしょうか・・・
できればカタカナ表記などで、おおまかにでも教えていただけないでしょうか?
変な質問でほんとにすいません。こんな事聞く人っていないでしょうね・・・
投稿者:バイオリンマニア 投稿日時:2001/06/21 23:01 ---
こんばんわ、たらりんさん。
読み方ですが、イタリアでの正式な呼び方は
カタカナでは表現できないかもしれませんが、
一応正しいと思われる読み方を申し上げます。
Sderci,Nicolo Igino
はスデルチ、ニコロ、イッジーノ
Luciano
はルチアーノ
だと思います。
投稿者:たらりん 投稿日時:2001/06/22 21:54 ---
こんばんわ、バイオリンマニアさん。
ご丁寧に色々ありがとうございます!
Q:スタッフは海外出張中です。
投稿者:ストラッドの留守番係 投稿日時:2001/06/20 14:35 ---
たらりんさん、tarzanさん、ごめんなさい
わたしはストラッドの留守番の者です。
現在スタッフ全員海外出張中なので、ご質問にお答えすることができません。
決してほったらかしにしている訳ではありませんので、お許しください。
帰国したらすぐこの場に参加するので、しばらくお待ちいただけますでしょうか。
皆様にも大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
投稿者:たらりん 投稿日時:2001/06/21 01:54 ---
ごめんなさい、なんてとんでもないです。
気長に、楽しみに待っているので気にしないでください。お気付いありがとうございます。
Q:ヴァイオリン作者について教えてください。
投稿者:ときさん 投稿日時:2001/06/13 18:40 ---
いつも楽しく拝見させて頂いております。今,Alberto Guerra と言う作者の1963年制作のヴァイオリンを借りています。イタリア製ですが、相場がわからないのでもし差し支えなければ教えていただけないでしょうか。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2001/06/14 10:29 ---
こんにちは、ときさん。
Alberto Guerraのバイオリンですね。
文献では、1908年生まれ、とても興味深い、そして手工品としてはいい作りのバイオリンを製作した。ニスはゴールデンイエロー。とあります。
バイオリンの価値は、正直見てみなくては解りませんが、仮定でお話します。
今お借りのAlberto Guerraが限りなく本物に近く、作り、状態、音色などが素晴らしければ
日本の相場ですと、高い所で350万円。安い所で200万円くらいだと思います。
それではまた遊びに来てください。
投稿者:ときさん 投稿日時:2001/06/14 11:01 ---
早速お返事を頂いてありがとうございます。大体見当がつきました。私は遠方に住んでいますがそちらに行く機会がありましたら是非うかがわせていただきます。
Q:●海外出張のお知らせ●
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2001/06/14 10:35 ---
こんにちは、ストラッド店主です。
明日から私、ストラッド店主とはスタッフ引き連れて海外出張に出かけてしまいますので。
しばらくここには登場できる事が出来ません。申し訳ございません。
メールは知り合いの方にお願いいたしましたので。大丈夫です。
日本に戻ってきたら、すぐに参加いたしますので。よろしくお願いいたします。
Q:チェロの表板に傷をつけてしまったのですが…
投稿者:Salut! 投稿日時:2001/06/11 21:28 ---
突然失礼致します。最近、チェロを演奏中に誤って弓を落としてしまい、表板にぶつけて傷をつけてしまいました。傷ついた部分は、ニスがはげてしまいました。これは、このまま放置しておいても何も問題はないのでしょうか、それとも何か手当てをしたほうがよいのでしょうか。些細な質問ですがよろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2001/06/12 10:15 ---
いらっしゃいませ、Salut! さん。ストラッド店主です。
これは私の考えなのですが、傷の度合にもよると思います。
もし些細な傷であるならば、本人が気にならなければ特に問題はないと思います。楽器の性能にも特に変化は無いと思います。
傷の度合がひどい場合は間違いなく修理を施した方がいいと思いますね。
それでは、また遊びに来てください。
Q:教えて下さい
投稿者:守 投稿日時:2001/06/09 11:18 ---
はじめまして守と申します
ヴィオラにイギリスのヴィオラ奏者のターテスが考案した
ターテスモデルと呼ばれているヴィオラがあるそうですが
普通のヴィオラとくらべて何処が違うのでしょうか。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2001/06/11 11:02 ---
いらっしゃいませ!守さん。ストラッド店主です。
ターテスさんのターテスモデルのビオラですか?
なんか聞いた事あるんですが、思い出せないですね。
当店の資料やサイト検索などで調べたのですが、解りませんでした。
申し訳ございません。どなたか解る方いたらお願いいたします。
Q:指の健康について
投稿者:林 香世 投稿日時:2001/06/08 10:35 ---
こんにちは、林といいます。
このあいだ、弦を注文したときのついで、といってはなんですが、
誰に聞いたらいいのかわからなかったので、
メールでストラッドの鈴木様に指の腱鞘炎についての質問をしました。
が、こちらで皆さんの御意見を聞くことができるのに気がつきましたので
書き込みさせていただきます。
私は今年の3月ぐらいからずっと、
左手の人差し指が腱鞘炎にかかり、治らないままに練習する日々を過ごしています。
放っておくと腱が堅くなるとお医者様に言われましたが、練習を休むのが怖いので、
冷やさないようにだけ気を付けて、
ときどきお湯で暖めたり、マッサージしたりしてごまかしています。
皆さんは、腱鞘炎にかかるような間抜けなことはされないだろうとは思うのですが、
もし経験者のかたがおられましたら、こんなときどうしたらいいのか、
ほんとうに練習しないことしか方法がないのか、
教えていただければ幸いです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2001/06/08 14:06 ---
いらっしゃいませ!林さん。
ストラッド店員です。店主がいそがしいいので変わりに登場させていただきます。
店主に聞きましたが、どうやら腱鞘炎にかかったことがないみたいです。
そこで、ヤフーで「バイオリン 腱鞘炎」で検索したらたくさん出てきました。
ぜひやってみてください。
それとレッスンの友社から「弦楽器奏者の痛みと対策」という本が出ています。
腱鞘炎の事が書いてあるかどうかは読んでないんで解りませんが、一応ご参考までに
それでは!
投稿者:林です 投稿日時:2001/06/10 05:05 ---
ストラッド店員様:
ご意見ありがとうございます。
さっそくヤフーで検索かけてみました。
いやいや、ぞくぞく出てきてビックリしました。
あんなにたくさん、あるものなんですね。
いろいろ見てまわって、参考にさせていただきます。
それと本の紹介ありがとうございます。
今日にでも図書館に行ってみようと思っています。
それでは、どうもありがとうございました。
Q:製作者について
投稿者:よしたか 投稿日時:2001/06/04 03:53 ---
はじめまして、よしたかと申します。いつも楽しくホームページを拝見させて
もらっています。
さて、ストラッドさんのバイオリン紹介のページで「モモセ ケサヨシ」さん
という方のが目にとまったのですが、この製作者はどのような方なのでしょうか?
また、バイオリンの音色はどのような感じなのでしょうか?
差し支えない範囲で教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
投稿者:さいちん 投稿日時:2001/06/04 22:33 ---
上の方にある「過去のログはこちら」をクリックして、
さらに「ログ5」をクリックしてみてください。
似たような質問があり、店主さんが回答されています。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2001/06/05 11:11 ---
こんにちは、よしたかさん。
百瀬さんの楽器の事ですね。
さいちんさんがおっしゃる通り過去に話題になってますね。ここでもう一度抜粋してみます。
百瀬 今朝由さんは日本弦楽器製作者協会準会員です。
日本弦楽器製作者協会のページは
http://www.din.or.jp/~jsima/
です。
当店の近所で製作活動を行っており遊びに行ったり来たりしています。
百瀬 今朝由さんの楽器は完全手工品です。
彼の目的は後世にいい音をするバイオリンを少しでも残したいと思い日々製作しております。
儲けを考えていないので最高級の材料を使って魂のこもった楽器を作ります。
こんな感じですね!
音色はソフトな感じです。
投稿者:よしたか 投稿日時:2001/06/05 22:14 ---
さいちんさん、ストラッド店員さん、どうも有り難うございました。
機会がありましたら、百瀬さんの楽器を見に行きたいと思います。
Q:SACCONIについて
投稿者:星野泰輝 投稿日時:2001/05/31 15:18 ---
こんにちは。星野ともうします。
近頃バイオリンの買い換えを計画しています。関連サイトを調べているところ、貴社のHPを拝見しました。とても面白いと思います。
早速ですが質問です。
ドイツのE.H.ROTH社のバイオリン#82、#85はSACCONIモデルだそうですが、SACCONIモデルというのは何のことですか?わかる方が教えていただけませんか。宜しくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2001/05/31 18:28 ---
いやっしゃいませ!星野泰輝 さん。ストラッド店員です。
SACCONIというのはフェルナンド・サコーニという大変有名なバイオリン製作所です。
SACCONIモデルというのはこの人のバイオリンの形などを模倣したモデルの事だと思います。
投稿者:星野 投稿日時:2001/06/02 14:50 ---
店員さん:
早速のお返事をありがとうございました。
機会があればぜひお店に立ち寄りたいと思っています。
その都度またいろいろきかせてください。
Q:質問です
投稿者:くまさん 投稿日時:2001/06/30 13:26 ---
先日、知り合いのバイオリンを見せてもらったところ
ラベルに『peggo(←曖昧です)という感じの言葉とAnno 1964』という言葉が
書いてありました。他の言葉は覚えていません。
このバイオリンは、パーフリングが書いてあり、また、見た感じそれほど
高そうな物には見えなかったのですが、知り合いは家族の者が先生を通じて
500万円で買ったと言っていました。
また、64という数字のみ手書きでした。
簡単で結構ですので、そんなに価値が有るバイオリンなのかどうか
教えていただけませんでしょうか。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2001/06/30 18:13 ---
こんにちは、くまさん。
ストラッド店主です。
このような質問は正直楽器を見てみないとなんとも解りませんが。
peggoという名前がpoggiの間違いであれば、そしてその楽器が限り無く本物に近ければ
500万円という値段も納得のいく値段だと思います。
ただくまさんが見て高そうに見えなかった。書きパーフリングだった。っというのがちょっと気になります。
やはり見てみないと解らないというのが正直なところです。
投稿者:くまさん 投稿日時:2001/07/01 01:17 ---
回答ありがとうございます。
peggoではなくpoggiという感じだったと思います。
また、書きパーフリングには間違いありません。
難しいですね。結局のところどうなんでしょうね。